駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

旬の食材

2006年05月09日 | グルメ
この時期、いろいろな食材を親戚や知り合いからいただいて、ありがたい限りですな。
写真は説明するまでもないが、さやえんどうだ。畑から採れたてを、どっさりと貰った。
沸騰したお湯にひとつまみの塩を入れて、軽く茹で上げて熱いまま食う。
ポリッという歯ごたえと、えんどうの甘さがたまらないね。そのままかマヨネーズでいただく。
男の料理と言うほどじゃないけれど、酒のつまみにはもってこいだ。
ちょっと前には筍をいただいたし、身がプリプリのアサリをいただいたりする。
人から美味しいものをいただいたときは、人のありがたみを特に感じる、ゲンキンな男なのだ。
以前、片田舎というか畑の真ん中に住んでいた頃、春にはツクシやワラビをよく採ったものだ。家の裏にワラビがつんくつんく出てくるのだ。
でも早く採らないと、すぐに成長して茎が堅くなってしまい、食えなくなる。
柔らかくて太いワラビをポキポキと片手一杯ぐらいに採り、灰汁を抜いて鰹節をかけてポン酢で食う。
たまらなくお酒に合うのだ。

食い物というのは、その時に一番安いものが一番旨いもんだ。
旬の食い物は、あちこちで採れるから値段も安いし、価値が薄れてしまうのでありがたみが薄くなる。
実際、知人からたくさんの量を貰うと、始めは嬉しいけれど2~3日も続けて食うと飽きちゃって、仕舞いには「またかよ~」などと勿体ない話だがうんざりしてしまうものだ。
だけどやっぱりこれから夏の時期に手に入るであろう、取れたてのトマトやピーマンやナスは旨いに決まっている。
でもって、真夏の200円の冷凍サンマより、秋の獲れたての一本60円ぐらいの安いサンマのほうが旨いに決まっているし、この時期に、近所のおじさんが趣味で獲ってきたアサリを、ただで貰ってすぐに食うのが旨いのも、当たり前田のクラッカーだ。

何だか、当たり前の話だけしているけど、あんまり一般的でない話もしようかな。
冬になると、オレの実家の関係で、三ケ日みかんをどっさり貰う。さすが蜜柑の本場三ケ日だけあって、やたら甘くて旨いんだが、オレは殆んど食わない。
それで、親戚の人がやたらくれるもんだから家中みかんで一杯になって、ちっとも減らない。
ジュースにして飲めばいいんだけど、あいにくオレの体が望んでいない。
何でかなー?
子供の頃はみかんは大好物で、冬場には毎日10コも20コも食ってたから、手や顔色まで黄色になっちゃったりした。
そんなオレなのに、今では年間に食っても3コぐらいのもんだ。みかんだけじゃなくて、くだもの自体殆んど食わない体になってしまった。
フルーツカクテルやらフルーツ味の缶チューハイは好きなのにね。
で、食べないみかんはどうなるかと言うと、水分が抜けて皮の中がガビガビになって捨てるか、袋の底で腐ってカビて緑色にベチョベチョになって捨てるか、どちらかなのだ。
だから、みかんの場合は、貰ったものをそのまま知り合いや近所に配って歩く、我が家の冬のソナタじゃなくて冬の風物詩なのである。
コメント (7)
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