『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

泣いたり笑ったり・・・・(認知症の進行2)

2016年10月04日 | 介護
以前にも書きましたが
認知症がもうひと段階上がる(下がる?)とき
その前兆は必ずあります。


9月中旬に
ふらっと倒れた(転んだ)時から
夜中に起きることが増えました。
あれが、きっかけだったと思います。



「昨夜、わしは夕飯をもらえなんだもんで、
 腹が減った。」というのが
起きて来る理由ですが、
「わしなんか、いつ死んでもいいんずら!」
「みんなでわしをやっかいものにして。」と、言う時の母は、
目の奥にどこか憎しみのような光を湛えて
口調も攻撃的です。

2階から降りてきた私に
「あんた、だれ?」と言ったりします。

そこには、
全く別人の母がいます。



菓子パンやら、バナナやら、牛乳やらを
飲ませたり食べさせたりして落ち着かせ
部屋まで送っていくと
薄暗さも手伝ってか
少し母の気持ちも収まり
「はあ、寝るか。」
と言って、ベッドに横になり、
あくる朝は、
何事もなかったかのように起きて
普通に朝食を平らげます。


この間は、デイの施設内においても
利用者さんに対して攻撃的だったようで
その様子が
連絡帳に書かれていました。


職員の皆さんが
よく理解してくださっていますので
大きなトラブルに発展することもなく
おかげ様ですが、
昨日あたりからそれも収まり、連絡帳には
「今日は穏やかに過ごせました。」
と、書かれるようになりました。



夜中に起きるのは収まりませんし、
トイレの失敗がずっと増えてきました。

感情はひと段落しても
体力は確実に落ちている、
認知症が進行している
ということなのでしょう。



そんな母を
つぶさに観察することができるときは
私に
気持ちのゆとりがあるときでもあります。
コメント (4)
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