先日お呼ばれした運動会の保育園は、
最後の勤務先でもありますが、
若いころの勤務先でもあります。
その運動会は、もう、50年以上も前から
地区総出(小さな集落なので、保育園・小学校・地区民全員参加)の運動会です。
だから、その地区から出た若者が
それを楽しみに帰ってくる運動会でもあります。
保育園の席で見学させてもらっていたら
「センセ、ああ、やっぱいた!」とシホちゃんが声をかけてくれました。
かつての教え子です。
すると、彼女
「センセ、今日もしてる?ピンクのマニュキア。」と、言いました。
会うたびにそう言い、私の手を取ります。
13人いたクラスの、一番生まれの遅かったシホちゃん、
泣き虫で、いつも私の背中にくっついていた(と、彼女が言う)シホちゃん。
「プールあそびの時、先生に抱っこされたら、足の爪がピンクできれいだった。」
久しぶりに会った3年前、そう言われ
それから会うたびに、「ピンクのマニュキアしてたよね。」と言われます。
シホちゃんは、それが強烈な印象だったんだねえ。
今は、シホちゃんも上品なマニュキアをしたきれいな「お姉さん」です。