一昨年、仕事から離れて以来、というか
母を特老に預けて以来、
とにかく「世間から離れていたい」という思いが強くなり
できるだけ外に出ることはせず
家の中に籠っていることが増えました。
と、言っても
庭や畑に出て作業することは好きだったので
「家の中に籠って」というより
「敷地内に籠って」と言うことになるかもしれません。
先日、新聞で読んだ記事に
とっても同感できて、なんだか気持ちが救われた気がしました。
それは「人に疲れた」時は、
「避難」することも大事、という趣旨の記事でした。
他人から見ると、
社交的で、人付き合いがよくて、
話の輪の中に入っていくのが得意、
というふうに、見られることが多かったのですが、
でも実は、
どちらかというと、
一人で静かに過ごす方が好き、なのです。
「園長」という職種を離れたとたん
「人」への抵抗が急に押し寄せてきたような気もします。
自分の中では、
それほど気を遣って人と接してきたという自覚はないのですが
それでも、
あまた仕事の誘いがあっても
頑なに拒否してしまうのは、
もう、あの感覚を味わうのはまっぴらごめん、という思いが
どこかにあるからでしょう。
デパートやスーパーに出かけた時
知人や保護者に声をかけられるのも
出来れば避けたいのです。
（小さな町ですから、知っている人に全く会わない、ということは難しいことです。）
そんなわけで、
帽子・眼鏡・マスクは
知人や保護者に気づかれない最高のアイテムで、
特に、どうしても買い物に行かなくてはならなかったこの年末年始は、
この三つのアイテムがとても役立ちました。
インフルエンザの流行が懸念される時期は
このマスクも不審がられず付けることが出来て
まだしばらくは
この様相で、外出ができそうです。
