前歯が欠けてしまったので、歯医者さんを予約しました。
「欠けた」と思ったけれど、
上手にはめ込んでいた歯が、取れてしまったのでした。
今は「マスク社会」なので、
外に出たときに「隠す」ということをせずに済みますが
いかんせん、欠けて尖った前歯が上唇にあたって痛いこと痛いこと。
そこに口内炎までできてしまいました。
予約日を待つまでの3週間の長かったこと!
「痛みますか?」「いいえ」
実際、虫歯でもないし、
はめてあった歯が取れただけで、
その時は痛くはなかったのでそう答えた結果が
3週間待ち、でした。
歯医者に行くのは、本当に久しぶりです。
歯医者にはいい思い出は一つもありません。(当たり前、か?)
小さい頃の虫歯治療の痛かったこと、
麻酔注射で唇が腫れたこと。
若いころの親知らず抜歯で、高熱を出して
しばらく育児ができなかったこと。
それを4回繰り返したこと。
そんなことがトラウマとなって、
ちょっとした治療でも、
ほんとうに「重い腰を持ち上げて」という風でしたので、
今回、前歯が欠けなかったら、
まだまだ、歯医者の門は遠かったことでした。
そんなわけで、幼児のように
「痛くないようにしてください。」
と、お願いすると
「昔の治療で、トラウマになってしまって、それは僕たちにも責任がありますね。」
とおっしゃる優しいおじいちゃん先生だったので
安心して通えそうです。
歯科衛生士さんたちも、みなさん優しくて上手な方たちでした。
やっぱり、時代の流れとともに
技術も薬も治療方法も進歩していますね。
<歯科医院の窓辺の鉢植え>
ハナキリン、十年以上のものだそう。
先生自ら世話をしていらっしゃるとのこと。
窓辺の鉢植えを眺めるのを楽しみにしながら、
しばらく、歯医者通いになりそうです。