2日ほど前の新聞に、
「伊那小沢駅」のカンザクラが咲き始めた、と出ていたので
早速行ってみました。
天龍村の「伊那小沢駅」は飯田線の長野県の端っこの方にある無人駅、です。
秘境駅の一つでもあります。
飯田線の前身である三信鉄道の「伊那小沢駅」開業の記念に
1936年(昭和11年)に、三本のカンザクラが植樹され、
その桜が長野県で一番早く咲く「カンザクラ」ということで
時期が来ると、天龍村の職員が観察し、
つぼみが五つ開いたら、開花宣言をする、とのことでした。
今年は、およそ1か月遅れ、とのことでした。
ここ数日の温かさで、一気に咲いたような気がします。
ちなみに、私の日記を見ましたら、
2019年は、2月20日に、
2020年は、2月19日に、
昨年は、2月10日に、桜を見に伊那小沢駅を訪ねていました。
ニュースで知ってから、たいてい3日~7日くらいで出かけていますから、
今年は本当に開花が遅いですね。
いつもなら、カンザクラが先に咲くのに、
今年は、隣に植えてある河津桜のほうが早く咲いたようです。
河津桜は、見ごろでした。
河津桜の特徴は、花びらの色の濃さですね。
ソメイヨシノも植えてありましたが、まだまだ固いつぼみでした。
いつもは、水仙も満開で花盛りなのに、
今年は、こんな花たちにも、春が来るのが遅いようです。
写真を撮っていたら、運よく電車が通りました。
4~5年前に、一度遭遇したことがありましたけれど、
めったに電車が通らない飯田線では、珍しいこと(運がいいこと)です。
でも、急行列車なので、ここには停まりません。
行っちゃいました。
それから今年は、あんまりお天気が良かったので、
少し足を延ばして、県道1号線をもう少し南下し、
「中井侍」の集落を遠くから見てきました。
「中井侍駅」も秘境駅。
そして、この駅が、飯田線の長野県の一番の端っこ、になります。
集落は、お茶畑に囲まれていました。
線路のすぐ下にも、天竜川の絶壁沿いに茶畑があることで有名です。
ここでの暮らし・・・・、
静かな、平和な時間が流れているようでした。