お寺を抜けると小さな小川が見えてきた。
かっぱぶちばし
河童がいないかと、キョロキョロ・・・・
いた~!
なにやら・・・お賽銭を上げようと・・・・
お堂の中は、カッパカッパカッパ
意味不明
近くにお堂が・・・・稲荷堂・・・・・・奥の鳥居がたおれてる~
看板にも書いていますが、実は遠野の河童は顔が赤いのです。
「遠野物語」五九話に遠野の河童は面(つら)の色赭(あか)きなり。とある
「遠野物語」五八
小烏瀬川(こがらせがわ)の姥子淵(おばこふち)のあたりに、新屋といふ家あり。
ある日淵へ馬を冷やしに行き馬曳きの子は外に遊びに行きし間に、河童が出てその馬を引き込まんとし、かへりて馬に引きずられて厩の前に来たり、馬槽に覆はれてありき。
家の者馬槽に伏せてあるを怪しみて少しあけて見れば河童の手いでたり。
村中の者集まりて殺さんか宥(ゆる)さんかと評議せしが、結局今後は村中の馬に悪戯をせぬといふ堅き約束をさせてこれを放したり。
その河童今は村を去りて相沢の滝の淵に住すめりといふ。
チョットわかりやすく
小烏瀬川の姥子淵のあたりに、新屋という家がありました。
ある日、淵へ馬を水浴びをさせに行きましたが、馬曳きの子は馬をそのままにし他の場所へ遊びに行っている間に、河童が出てきて馬を川に引きずり込もうとしましたが、かえって馬に引きずられて厩の前まで来てしまい、馬の飼葉桶がかぶさり、閉じ込められてしまいました。
家の者は、飼葉桶が伏せられているのを不思議がり、少し開けてみると河童の手が出てきたのです。
そこで、村中の者が集まり、殺すか許すかを評議をしました。
評議の結果、村中の馬に今後悪戯をしないと堅く約束させて放すと、その河童は、今では村を去り、相沢の滝の淵に住んでいるという。
この話が一般的に語られる河童の話です。
遠野物語では6話程カッパの話が出てきます。 五八話は子供が聞いても問題ないからでしょう。
つまり、これから話すのは、あまり子供には、適さないかも知れませんね。
「遠野物語」五五話
川には河童多く住めり。
猿が石川ことに多し。
松崎村の川端の家にて、二代まで続けて河童の子を孕(はら)みたる者あり。
生まれし子は斬り刻みて一升樽に入れ、土中に埋めたり。
その形きはめて醜怪なるものなりき。
女の婿の里は新針村の何某とて、これも川端の家なり。
その主人人にその始終を語れり。
かの家の者一同ある日畠に行きて夕方に帰れんとするに、女川の汀(みぎは)にうずくまりてにこにこと笑ひてあり。
次の日は昼の休みにまたこの事あり。
かくすること日を重ねたりしに、しだいにその女の所へ村の何某といふ者夜々通うふといふ噂立ちたり。
始めには婿が浜の方へ駄賃附に行きたる留守をのみ窺(うかが)ひたりしが、後には婿と寝たる夜さへ来るやうになれり。
河童なるべしといふ評判だんだん高くなりたれば、一族の者集まりてこれを守れども何の甲斐もなく、婿の母も行きて娘の側に寝たりしに、深夜にその娘の笑ふ声を聞きて、さては来てありと知りながら身動きもかなはず、人々いかにともすべきやうなかりき。
その産はきはめて難産なりしが、ある者の言ふには、馬槽(うまふね)に水をたたえその中にて産めば安く産まるべしとのことにて、これを試みたればはたしてその通りなりき。
その子は手に水掻きあり。
この娘の母もまたかつて河童の子を産みしことありといふ。
二代や三代の因縁にはあらずと言ふ者もあり。
この家も如法の豪家にて何の某といふ士族なり。
村会議員をしたることもあり。
馬槽=馬の飼料を入れる桶(おけ)。飼い葉桶。
如法= 仏の教法にかなっていること。2 文字どおりであること。また、そのさま。
醜怪=並はずれてみにくいこと。
なんと
この女の子,河童を釣っていました。
ちゃんと枝に釣り糸が見えますか? 餌もついてました~やはりキュウリ?
さて、長い文読んで下さった方ありがとうございました。
次は南部曲屋とオシラ様です。
今日はもちろん黄桜飲んで書いてます。
つづく
かっぱぶちばし
河童がいないかと、キョロキョロ・・・・
いた~!
なにやら・・・お賽銭を上げようと・・・・
お堂の中は、カッパカッパカッパ
意味不明
近くにお堂が・・・・稲荷堂・・・・・・奥の鳥居がたおれてる~
看板にも書いていますが、実は遠野の河童は顔が赤いのです。
「遠野物語」五九話に遠野の河童は面(つら)の色赭(あか)きなり。とある
「遠野物語」五八
小烏瀬川(こがらせがわ)の姥子淵(おばこふち)のあたりに、新屋といふ家あり。
ある日淵へ馬を冷やしに行き馬曳きの子は外に遊びに行きし間に、河童が出てその馬を引き込まんとし、かへりて馬に引きずられて厩の前に来たり、馬槽に覆はれてありき。
家の者馬槽に伏せてあるを怪しみて少しあけて見れば河童の手いでたり。
村中の者集まりて殺さんか宥(ゆる)さんかと評議せしが、結局今後は村中の馬に悪戯をせぬといふ堅き約束をさせてこれを放したり。
その河童今は村を去りて相沢の滝の淵に住すめりといふ。
チョットわかりやすく
小烏瀬川の姥子淵のあたりに、新屋という家がありました。
ある日、淵へ馬を水浴びをさせに行きましたが、馬曳きの子は馬をそのままにし他の場所へ遊びに行っている間に、河童が出てきて馬を川に引きずり込もうとしましたが、かえって馬に引きずられて厩の前まで来てしまい、馬の飼葉桶がかぶさり、閉じ込められてしまいました。
家の者は、飼葉桶が伏せられているのを不思議がり、少し開けてみると河童の手が出てきたのです。
そこで、村中の者が集まり、殺すか許すかを評議をしました。
評議の結果、村中の馬に今後悪戯をしないと堅く約束させて放すと、その河童は、今では村を去り、相沢の滝の淵に住んでいるという。
この話が一般的に語られる河童の話です。
遠野物語では6話程カッパの話が出てきます。 五八話は子供が聞いても問題ないからでしょう。
つまり、これから話すのは、あまり子供には、適さないかも知れませんね。
「遠野物語」五五話
川には河童多く住めり。
猿が石川ことに多し。
松崎村の川端の家にて、二代まで続けて河童の子を孕(はら)みたる者あり。
生まれし子は斬り刻みて一升樽に入れ、土中に埋めたり。
その形きはめて醜怪なるものなりき。
女の婿の里は新針村の何某とて、これも川端の家なり。
その主人人にその始終を語れり。
かの家の者一同ある日畠に行きて夕方に帰れんとするに、女川の汀(みぎは)にうずくまりてにこにこと笑ひてあり。
次の日は昼の休みにまたこの事あり。
かくすること日を重ねたりしに、しだいにその女の所へ村の何某といふ者夜々通うふといふ噂立ちたり。
始めには婿が浜の方へ駄賃附に行きたる留守をのみ窺(うかが)ひたりしが、後には婿と寝たる夜さへ来るやうになれり。
河童なるべしといふ評判だんだん高くなりたれば、一族の者集まりてこれを守れども何の甲斐もなく、婿の母も行きて娘の側に寝たりしに、深夜にその娘の笑ふ声を聞きて、さては来てありと知りながら身動きもかなはず、人々いかにともすべきやうなかりき。
その産はきはめて難産なりしが、ある者の言ふには、馬槽(うまふね)に水をたたえその中にて産めば安く産まるべしとのことにて、これを試みたればはたしてその通りなりき。
その子は手に水掻きあり。
この娘の母もまたかつて河童の子を産みしことありといふ。
二代や三代の因縁にはあらずと言ふ者もあり。
この家も如法の豪家にて何の某といふ士族なり。
村会議員をしたることもあり。
馬槽=馬の飼料を入れる桶(おけ)。飼い葉桶。
如法= 仏の教法にかなっていること。2 文字どおりであること。また、そのさま。
醜怪=並はずれてみにくいこと。
なんと
この女の子,河童を釣っていました。
ちゃんと枝に釣り糸が見えますか? 餌もついてました~やはりキュウリ?
さて、長い文読んで下さった方ありがとうございました。
次は南部曲屋とオシラ様です。
今日はもちろん黄桜飲んで書いてます。
つづく
ちょっと壊れかけたお堂が、またいい雰囲気を醸し出しています。
訪れてみたいです。
あの家族みたいな感じで
ハッピ~だといいですが (^^ゞ
情緒豊かですね。
あちらこちらに河童がいますが、
ミスマッチなカッパさんもいますねー
河童を釣ってる子供さんがいるなんて、
私も釣ってみたいなー
そして、守り神に連れて帰りたい~
狭い盆地世界ゆえ、近い血族同士の婚姻も多かったと思いますから。
出生直後にあやめることが出来なかったため、村はずれで生かしておいたのでしょうかね。
・・・すみません民俗学はあまりかじっていないため、あてずっぽうです。
科学が未発達で、因習にとらわれていた時代は、我々がまるきし想像できない暮らしがあったと思います。
カッパ淵は、母親の田舎の家の中を流れていた小川にそっくりです。
この町には、何でこんなに民話があるのか不思議です。
昨日は飲み過ぎましたよ。
あっ? もしや今日は休み?
道の駅には、河童のキャラクターが沢山です。
現地の野菜も安く売ってましたよ。
陶器のカッパちゃんの写真を撮ったことを思い出しました。
カッパ渕は相変わらずきれいな流れですね。
それにしても遠野物語…すごい話だったんだぁ~
見える人によるとかなりグロテスクらしいですよ
カッパ淵のじいちゃんはJRのポスターにもなってたもんね
オイも色麻にカッパ探しに行こうかなぁ
ありえる話しですね。
岩手は山に閉ざされた町がいくつもありますからね。