先日の日枝神社の境内から見えたので行って見ました。
中央には大きな欅の木が・・・かなり古いです。説明板を見て来ませんでした。
旧金成小学校校舎(県指定文化財)に文化財資料を集め、町の成り立ちと、郷土史、文化財を学習する場所として活躍してます。
新しくカテゴリーを増やしました。「宮城の昔話」です。
第1回は、「たくあんでお湯をさましたばがむご」です。
方言がわからない時は、ご質問下さい。 ばがむご=馬鹿婿
ある日ばがむごは、嫁ごの家さ、かりあげ祝いに呼ばれで行ぐごどになったど。
出掛げにががさんが、「あっつの家さ行ってごっつぉうになって、お湯あづくて飲めれねどき、たくあんでも何でもいいから、漬物ばもらって中さ入れてかき回し、冷ましてがら飲むんだど。」と教えだど。
ばがむごが嫁ごの家さ着くと、嫁ごのががさんが、洗濯だらいさお湯を入れて、足を洗うように持ってきたど。
ばかむごはワラジぬいで足洗うべとしたら、お湯あづくて、洗わんねがったど。
「こんではだめだ。冷ましてがら洗うべ。」と思ったばがむごは、「早ぐたぐあんづけ持ってきてくないんや。」と叫んだど。
「何すんだべがや?」と、ががさんは不思議に思ったげんとも、たくあんを持って行ってやったど。
すっと、ばがむごは、そのたくあんでガワガワとお湯をかき回してがら、足洗ったど。ががさんはたまげでしまったど。
その晩は、嫁ごの家さ泊まるごどになったど。嫁ごのががさんが、「疲れとるように。風呂さへらいん」と、風呂勧めだど。
ばがむごは風呂さへるごどにしたど。
風呂の中さ手を入れで湯加減みっと、少す熱いんだど。そこでばがむごはまた、「何か漬物持ってきてくないん」と叫んだど。
ががさんがたくあんづけば、持って行ってやったど。
嫁ごの家の人だづは、「たまげだばがむごだなや」と呆れてしまったど。
そして、「こだばがむごさ、娘を嫁ごにくれでおぐわげにいがね。」ということになって、次の朝嫁ごを家に残し、ばがむごだげけえしたど。
ばがむごの家では、「なんとがして、嫁ごを連れ戻すことはできねべがや」と親類の人だづまで集まって相談したんだど。
そのあげぐ、ばがむごのおんつぁまだづ二人が、嫁ごを戻してもらいさ出がげだど。
おんつぁまだづが嫁ごの家さつぐど、ががさんが足を洗うお湯をタライさ入れで持って来たど。
二人のおんつぁまだづは、「お湯冷ますがら、たくあんづけばかすてくないん」と頼んだど。
ががさんがたくあん漬けを持っていってやっと、おんつぁまだづはばがむごと同ずように、たくあんで、タライのお湯をガワガワかき回してがら、足をあらったど。
この様子を見ていだ、嫁ごの家の人だづは、「むごの村では、お湯を冷ますのに、漬物を使うのがや」と不思議がったど。
その晩二人のおんつぁまだづは、嫁ごの家さ泊まるごどになったど。
そして風呂さへるごどになったおんつぁまだづは、「風呂のお湯あづいから、漬物けでくないん」と頼んだど。
嫁ごの家の人だづは、「ところかわれば、することも違うもんだなや。ばがむごだなんて勝手に決めて、嫁ごにやった者を、家さとめでおいで悪がったなや」というごどになったど。
そして、次の朝、おんつぁまだづと一緒に、娘をばがむごのどごさ、けえすてやったど。
おわり
濁点多くて読みにくい・・・・
この話の様な、たくあんを入れてお湯を冷ます話は、お袋から聴いたことがあります。
一般にお茶を冷ますのに、湯飲みにたくあんを入れて冷ますことは、あったようです。
参考:改訂版 宮城のむかし話 発行所(株)日本標準 から
中央には大きな欅の木が・・・かなり古いです。説明板を見て来ませんでした。
旧金成小学校校舎(県指定文化財)に文化財資料を集め、町の成り立ちと、郷土史、文化財を学習する場所として活躍してます。
新しくカテゴリーを増やしました。「宮城の昔話」です。
第1回は、「たくあんでお湯をさましたばがむご」です。
方言がわからない時は、ご質問下さい。 ばがむご=馬鹿婿
ある日ばがむごは、嫁ごの家さ、かりあげ祝いに呼ばれで行ぐごどになったど。
出掛げにががさんが、「あっつの家さ行ってごっつぉうになって、お湯あづくて飲めれねどき、たくあんでも何でもいいから、漬物ばもらって中さ入れてかき回し、冷ましてがら飲むんだど。」と教えだど。
ばがむごが嫁ごの家さ着くと、嫁ごのががさんが、洗濯だらいさお湯を入れて、足を洗うように持ってきたど。
ばかむごはワラジぬいで足洗うべとしたら、お湯あづくて、洗わんねがったど。
「こんではだめだ。冷ましてがら洗うべ。」と思ったばがむごは、「早ぐたぐあんづけ持ってきてくないんや。」と叫んだど。
「何すんだべがや?」と、ががさんは不思議に思ったげんとも、たくあんを持って行ってやったど。
すっと、ばがむごは、そのたくあんでガワガワとお湯をかき回してがら、足洗ったど。ががさんはたまげでしまったど。
その晩は、嫁ごの家さ泊まるごどになったど。嫁ごのががさんが、「疲れとるように。風呂さへらいん」と、風呂勧めだど。
ばがむごは風呂さへるごどにしたど。
風呂の中さ手を入れで湯加減みっと、少す熱いんだど。そこでばがむごはまた、「何か漬物持ってきてくないん」と叫んだど。
ががさんがたくあんづけば、持って行ってやったど。
嫁ごの家の人だづは、「たまげだばがむごだなや」と呆れてしまったど。
そして、「こだばがむごさ、娘を嫁ごにくれでおぐわげにいがね。」ということになって、次の朝嫁ごを家に残し、ばがむごだげけえしたど。
ばがむごの家では、「なんとがして、嫁ごを連れ戻すことはできねべがや」と親類の人だづまで集まって相談したんだど。
そのあげぐ、ばがむごのおんつぁまだづ二人が、嫁ごを戻してもらいさ出がげだど。
おんつぁまだづが嫁ごの家さつぐど、ががさんが足を洗うお湯をタライさ入れで持って来たど。
二人のおんつぁまだづは、「お湯冷ますがら、たくあんづけばかすてくないん」と頼んだど。
ががさんがたくあん漬けを持っていってやっと、おんつぁまだづはばがむごと同ずように、たくあんで、タライのお湯をガワガワかき回してがら、足をあらったど。
この様子を見ていだ、嫁ごの家の人だづは、「むごの村では、お湯を冷ますのに、漬物を使うのがや」と不思議がったど。
その晩二人のおんつぁまだづは、嫁ごの家さ泊まるごどになったど。
そして風呂さへるごどになったおんつぁまだづは、「風呂のお湯あづいから、漬物けでくないん」と頼んだど。
嫁ごの家の人だづは、「ところかわれば、することも違うもんだなや。ばがむごだなんて勝手に決めて、嫁ごにやった者を、家さとめでおいで悪がったなや」というごどになったど。
そして、次の朝、おんつぁまだづと一緒に、娘をばがむごのどごさ、けえすてやったど。
おわり
濁点多くて読みにくい・・・・
この話の様な、たくあんを入れてお湯を冷ます話は、お袋から聴いたことがあります。
一般にお茶を冷ますのに、湯飲みにたくあんを入れて冷ますことは、あったようです。
参考:改訂版 宮城のむかし話 発行所(株)日本標準 から
エエ janreでけましたなぁ
こねだ登米小学校ば見っさ行って「おぉ♪まぼい!」ってたんまげだげんと
写真で見だだげだら、こっつの方がこしぇあんべいんでねべが~?
なんぼがちっちゃけーみでだげんと、窓桟のこしぇだの玄関2階の唐破風だの・・・
いがにもずんと踏んめで根っこ張ってるみでで、ぶるぶるっと来ってばぁ~♪
近けうぢにオラも見っさ行ってみっぺぇ!
本日は、カテゴリー「宮城の昔話」追加っつーごって、いっつもよっか気兼しねで「しょーまが弁でんじょ山訛り」で書いてみした・・・
他所の地方のしたぢごめんなしてくないんでばねぇ~ m(_ _)m
方言を漢字でかけないので、ひらがなが多くなります。
ご了承を・・・
今から出勤です。
この学校の斜め向かいにハリストス聖教会がありました。
あのお寺のような屋根がなんともいいです。
そうそう、先日の葬儀、住職がN先生でした。
化・・・寺の話など聴いてきました。
あのN先生、東北大学の医学部にいたんだと・・びっくりこいだ!!いずれ合った時にでも・・・。
昔、職場の事務長が
昼御飯の時にお茶が入った湯呑みに漬物沢庵を入れて食事と共にそれを飲み
最後、食事のあとにその沢庵を食べ、残ったお茶でクチュクチュしてごっくん!!
としてた人がいたなぁ~。
その事務長も熱いお湯には沢庵入れろ。と教わったか?!
なかなか面白いですね!
次回作を楽しみにしてます。
でも、平仮名多くて打ち込み大変じゃないですか?
ふと、思ってしまいましたぁ~
金成小学校 すごく立派な造りですね (惚れぼれ)
実物をぜひ身近に確認したいものです~
昔話、楽しく読ませて貰いました。 方言で語る事によって
なんとも言えない、雰囲気と味わいがでますよね
子供への読み聞かせは、方言でしていました。
今でも、お母さんの話 楽しかったぁ~と言ってくれますよ
現代風の言葉に直すのも面白いかもねぇ~
所で嫁を戻してもらおうと親類の人が集まって相談して迎えに行きましたよね。
嫁さんの家で沢庵で湯を冷ますのに・・
やお風呂にまで沢庵を持ってきてもらったけど
これって相談して業としたのでしょうか?
そこが知りたいなぁ~
それと変換が微妙に違っていて、時間がかかったりします。
楽しく読めました!「七つ森」がなしてできたか・・僕が一番好きな宮城の民話です。
多くの話がございます。今後楽しみです。
久しぶりに遊びに参りました。
先週、東北方面へ仕事で出かけましたが、仙台にはほんの数時間。塩竈へは寄れずに帰京いたしました。
平仮名を打ち込んで、うっかり変換を押してしまうので何度も打ち直しました。
意外と時間かかりましたね。
漬物でお湯を冷ます話、似た話が前田慶次郎にあったのを思い出しました。
飯をご馳走になった慶次郎、炊きたての飯が熱いと言うと、香の物を食べればいいと言われたとか。
後日、その友人に慶次郎は熱い風呂を馳走。
熱いといわれると、香の物を差し出したとか。