紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

井戸のポンプが水漏れ

2024年09月05日 | パソコン・スマホ・機器

地下水を汲み上げているポンプの底から水がポタポタ流れ落ちているのに気づいた。いつもの業者さんに調べてもらった。

業者さん:『底が錆びて穴が開いている。今のは昔と違って薄い作りになっているからかも知れない』とのことだった。

自分:「新しいの買ったら、いくらぐらいするん?」

業者さん:『200Vポンプなので、買い替えれば10数万円はする』

考えた。

今は畑しか使っていないし、しかも夏場以外は洗車に使うぐらいなのに10数万円は勿体ない・・・

でも果樹・野菜畑に水道水を使うのは勿体ないし、農業用の水を汲みに行って散水するのも面倒だし・・・

この設備、万一災害とかで水道が使えなくなったら重宝されるかも知れないし・・・

それより何より、せっかく地下深くまで打ち込んでもらったパイプ設備を放棄してしまうのは勿体ない・・・

思い悩んだ末、言った。「型が古くてもいい。中古でもいいから安いのを探してほしい」と頼んでおいた。

・・・・・・・

その2日後、業者さんが来られた。

業者さん:『これっ 別の家で使ってたんやけど、家を新築した時、水道水に切り替えたので不要になったポンプなんよ。昔のタイプやからしっかりしてると思う。ただ新品じゃないんでどれくらい持つかはわからんけど。これでよかったら』と。

付け替えてもらった。

自分:「おいくら」と聞いた。

業者さん:『引き取ってきたポンプやから、お金はいらん』と。

自分:「何回も来てもらったり、調べてもらったり、付け替えたりしてもらったりしたんやからタダという訳には行かん」

業者さん:『かまへん』

自分:「そうはいかん。それじゃ手間賃として五千円。それで勘弁して」

業者さん:『おおきに』

親の代からお世話になっている間柄だからこその会話だと思っている。

・・・・・

聞けば、ポンプは使っていないと錆びやすくなると知った。使わない時期は、チョロチョロでも出しといた方がポンプにいいとわかった。そういえば、地下水には鉄分も含まれていたっけ。

自分は古い人間かも知れない。綺麗な水、捨てるのは勿体ない。たとえ地下水とはいえ垂れ流すのは気が引ける。

アレコレ考えた。この地下水、いずれは海とかに流れ出てしまう運命のはず。途中で垂れ流しても、場所を変えて同じ地球上に戻すだけのことや。

「まあエエッか」と、自分で自分に言い聞かせた。