紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

南高梅の梅干し ひょっとして1粒数百円かも・・・

2015年07月30日 | 我が家の食&漬物作り

大粒で果肉が多い南高梅の梅干しができた。

この中に、ひょっとすると、蜂蜜などで味付け加工したり袋入れすれば1粒数百円する梅干しがあるかも・・・、なんて勝手な想像をしたりして・・・  今年の南高梅の梅干し、少なかったので全て息子・娘達家族へ。自分達は、3年前の梅干しで我慢。 


無農薬のバレンシャ・オレンジを頂いた

2015年07月28日 | 我が家の食&漬物作り

聞こえよく言えば無農薬で自然栽培、実態は自然任せで手入れも殆どしていない。そういう出荷しない家庭用のバレンシャ・オレンジを近所の農家から頂いた。スーパーでは売っていないし、まず売れない。逆に、この表皮の傷や汚れは農薬散布していない証。

軽トラの荷台に積んで持ってきてから、

「バレンシャ作ってる?」・・・「作ってない!」

「汚いけど、かまへん?」・・・「かまへん、かまへん!」

という会話がある。そういうことを理解し気にしないことを知っていても、こういう念押しの会話があってから、軽トラから降ろしてくれる。

近隣や知人、果物や野菜や漬物など、「作っているかいないか、よそから貰っていないか、好みかどうか」などを電話で事前に確認することもあれば、毎年、必ず貰ったり配ったりするものもある。家同士で、そういうやり取りする種類がほぼパターン化している。これが田舎のふれあいともなっている。

皮をむけば中味は表皮と無関係。美味しさは糖酸度で決まるので表皮は関係ない。これが、卸売市場では中味ではなく表皮の汚さで二束三文の果物と評価される。だから流通しない。「食べてくれるんなら、いくらでもある」と言ってくれたが、食べきれないからコンテナ1杯だけもらった。


散歩途中に出会った花火、デジカメで撮ってみたものの・・・

2015年07月24日 | 旅行・街歩き・お店・写真

夕食後、散歩のつもりでブラブラと・・・ 数キロ先に、田舎らしい散発に上がる花火が見えたので、無理だと思いつつ帰宅してから家族に見せようと、ポケットに入れていたコンパクト・デジカメ(ニコンCOOLPIX S6300 光学10倍ズーム)を手持ちで数枚撮ってみた。

やっぱり、手ぶれがひどい。でも、花火にみえるし、まあいいか。やっぱり、動画で撮った方が良かったかも。


草刈機、不幸中の幸いだった事故を思い出した・・・

2015年07月24日 | 家庭園芸&直売所

梅雨と梅雨明け後の断続的な大雨がやっと終わった。畑作業が殆どできなかった間に、雑草だけがすくすく育っていた。気楽な家庭園芸といえども、膝まで伸びた雑草を退治しないと病害虫の温床となり近隣の畑に迷惑をかけてしまう。我が家の家庭園芸のことを考えるよりも、近隣への迷惑を優先するのが田舎暮らしの鉄則。雨上がりの今日、さっそく草刈機を使用することにした。

以前は草刈機に刃をつけていた。長靴と厚いジーパンで草刈をしていた時、足に痛みを覚えた。畑に小石があれば容赦なく刃が弾き飛ばしてしまうので、石が飛んで当たったのだと思っていた。作業が終わってからも痛みがあるので見ると、ふくらはぎからわずかな出血があったので消毒液で殺菌しておいた。その数日後、痛みが消えないどころか、ふくらはぎが腫上がってきた。病院でレントゲン撮影すると中に鉄片が入っているという。すぐに、部分麻酔で切開し取りだしてもらうと、「刃についているチップ」だった。院長の「記念に持って帰りますか」には辞退したが、これが目であれば失明しただろうと言われゾッとした体験をした。以来、刃を取り外しアタッチメントをつけ、ナイロン紐を使うようにしている。

ナイロン紐は、石やセメントなどがあっても火花が散るほど弾き飛ばす訳でなく安全だが、ナイロン紐が切れたりで消耗が早いしカボチャの太い蔓などは1回では切れない。今日も約2時間の作業中、エンジンを止めアタッチメントをはずし、ナイロン紐を2回追加したりと作業効率も落ちる。でも、過去の事故が不幸中の幸いだったと痛感しているので、多少の煩わしさは気にしていない。

ナイロン紐は草が飛び跳ねるので、つなぎ服と顔を覆う網ネット付の帽子を着用。作業によっては、ゴーグルやマスクもつけたりしている。


台風11号が過ぎて・・・  今日は7.18大水害の日

2015年07月18日 | 田舎暮らし&家族

想以上だった台風11号の大雨、幸いにも4年前の台風12号のような大きな被害がなくホッとした。でも、JRは運行休止、高速道路は通行止め、国道は数カ所で通行止めとなり交通網がマヒした。その影響で、昨日は迂回路となった我が家の前の田舎の交差点が車で大渋滞。今朝、高速道路が通行止め解除、国道も片側通行できるようになり、やっと、いつもどおりに家から車の出入りができるようになった。

今日は、地元で7.18大水害と呼んでいる祥月命日の日。昭和28年の今日、有田川流域で何カ所もの堤防決壊と土砂崩れで死者・行方不明が約500人の大災害が発生した。小学校にも入っていなかった幼少の頃なのに、いくつかの光景が今も脳裏に焼きついている。

水が押し寄せたのは朝食中だった。幼い自分には堤防が決壊したなんて思いもしない。父母達が縁台に畳を載せていたが間に合わず全員で2階にあがった記憶が残っている。

我が家は2階で大人の腰近くまで水が押し寄せたため、兄・姉・母・祖父母たちは机や家具などを積み、その上に乗っていた。なぜか、私だけは父におんぶされて屋根にあがっていた光景を思い出す。何年か後、聞いた話。父はその時のことを「いつ、家が流されるかも知れない。その時、近くの家に泳いでいくつもりでおんぶしていた」とのこと。父は、最悪の場合、幼かった私を背負って泳ぐつもりだったらしい。

我が家で飼っていた牛が、濁流の中、「モーモー」と鳴きながら屋根にあがろうと必死にもがいていた。その時の牛の助けてと訴えているような表情と鳴き声、力尽きて流されていった光景が今も忘れられない。

近隣の家が流され、大人2人が家の屋根にまたがり竹竿をもち濁流に流されていった光景も鮮明に覚えている。確か悲鳴も聞こえた記憶がある。後で聞いた話では、運よく、鉄橋に飛びついて助かったという。多くが橋げたにぶつかり濁流に巻き込まれた中、幸いだった。

水がひき、家から出ようとしたら玄関が材木などで埋まっていた。背負われ、2階の窓から屋根を伝って降りたが、避難場所へ行くのに濁流が残っていた。自衛隊の方が船とロープを使ってその濁流を渡してくれたのも、はっきりと覚えている。それが、水害発生の何日後だったのかは、よく覚えていない。

我が地区住民で犠牲者がでなかったとはいえ、上流から流されてきた方が力尽きて濁流にのまれた人もおられたと聞く。今も地区には慰霊碑がまつられている。有田タイムスが発行した災害後の写真集、見るたびにいろんな思いが交錯してしまう。

毎年、7.18になると、なぜかタイムスリップしてしまう。

 


台風11号 強い雨が断続的に続いている

2015年07月17日 | 田舎暮らし&家族

雨戸を断続的にうちつける雨音が気になり、ゆっくり眠れない。テレビやパソコンで、台風情報・雨雲レーダー・河川水位をみたりしながら、暴風雨が静まるのを待っている。

高知に上陸した台風11号、上陸前から徳島で強い雨が続いていると思っていたら、今は紀伊半島が強い雨に見舞われている。レーダーの雨雲や風予測をみても、猛烈な風雨がまだまだ続きそう。

今、続いている大雨、4年前と違い、河川の上流地域が大雨になっていない。ダムへの流入量・貯水位や河川の水位をみても、上昇はしているが低位で今のところ心配なさそう。台風に備え事前にダム放流がなされたので、まだまだ余裕がありそう。

前回は、下流の河川水位もあがり避難勧告レベルになっている段階で、ダムも限界貯水位に達し放流寸前となった。他の河川ではダム放流直後に浸水した地域があり、「人災」ではないかとの議論があったぐらい。

予測不可能な自然現象、想定を超える事態が起こりうると認識し備えなければ、命も財産も守れない。

関連ブログ

http://blog.goo.ne.jp/hide2965/e/7c2f5a25566512a3fa4a260a7684c8ff


台風に備えて あわてて剪定を・・・

2015年07月15日 | 田舎暮らし&家族

剪定がのびのびになっていた庭木。これだけ葉が生い茂っていると台風の強風で倒壊の恐れがあるので、慌てて剪定した。実が一杯ついている柿の木も、風で振り回されたり折れたりしないように支えた。きゅうりの棚、すいかの網ネット、トマトの屋根、簡易小屋なども補強。梨・みかん・なすび・ピーマンなども気になるが・・・  とにかく、被害が最小限んに済んでくれることを願うばかり。

柿の木:支柱を立てロープで支えた

庭の木①くろがねもち 剪定前

庭木① 剪定後(思い切って坊主にした)

庭木②くろがねもち 剪定前

庭木② 剪定後

庭木③ 剪定前 (この樹の葉は、お正月に神棚などのお神酒に使っている)

庭木③

 


台風11号接近 4年前と似たコースと聞き苦い思い出が・・・

2015年07月15日 | 田舎暮らし&家族

今度の台風は、2011年9月の台風12号と同じような進路を通る可能性があるという。しかも、その時の台風よりも強いらしい。このテレビ報道を聞いて苦い思い出が蘇った。那智大社へ向かう道路沿いの那智川氾濫、瀞峡観光のジェット船乗り場周辺の熊野川氾濫、田辺市での山の深層崩壊などで大きな被害が出て報道されたが、他の河川でも緊迫した事態が起こっていた。

深夜、有田川の水位が上がってきたので、隣接の平屋に住む長男家族に連絡し母屋の2階で待機するよう伝えた。家内には、万一に備えて「ご飯の炊き出し」を頼んだ。その後、防災無線から「避難勧告」と「対象地区」の放送があった。我が地区も対象となっていた。消防車のサイレンが鳴り響き、近くの交差点では消防団が避難場所へ誘導していた。寝込んでいる幼児達を避難所に連れて行くのに躊躇し、しばらく河川の水位変化を見守ることにした。

ただ、長男にはイザという時のために、「もう少し水位が上がったり避難指示がでれば、すぐ避難する。今、もし堤防決壊しても水が押し寄せるまで多少の時間があるはずだから、その時は車で〇〇向けて走ろう。危険なら2階で待機や」と。パソコンとテレビで「レーダーの雨雲の動き」「河川水位の変化」を両にらみしながら、「雨雲よ去ってくれ、雨よ小降りになってくれ、川の水位よ上がらないでくれ」と祈るばかり。一喜一憂の繰り返しで、夜が明けるまで一睡もせずこの状態が続いた。そのうち、レーダーから雨雲がなくなり河川水位も下がり、やっと安堵した記憶が蘇った。

今度の台風は前回より強いという。前回は雨台風だったが今度は風が怖い。中心より右側になる可能性が高いだけに心配。昭和28年の有田川大水害で被災した記憶、台風で屋根瓦が飛んだ記憶など、幼少の頃の怖かった災害が今も脳裏に焼き付いているだけに、台風や大雨となると、つい神経質になってしまう。


あーあ 今年 初めて動噴で薬剤散布したのに

2015年07月04日 | 家庭園芸&直売所

梅・桃の収穫が終わったので、夏場に向け果樹・野菜・庭木につく毛虫や青虫などの悪質な病害虫防除をしようと、今年、初めて動噴(動力噴霧機)を引っ張り出して試運転した。案の定、何回やってもかからないので、いつもの農機店で直してもらった。

昨日、午後、梅雨の合間をぬってタンクに400Lの薬剤を調合し、散布した。今年は、必要の都度、10Lの背負い式手動噴霧器、5Lの電池式肩掛け噴霧器でしのいできた。でも、葉が生い茂って密集し、4mぐらいの高さまで枝が伸びてきた果樹には、パワーのある動噴でないと薬剤が行き渡らない。カッパを着、マスクをつけ、ゴム手袋をはめ、完全防備のサウナ状態で約2時間頑張った。

昨夜は弱い雨がポツポツ。これは織り込み済みだった。でも、今日、本降りに近い雨が1日中なんて予想外だった。うらめしや天気予報。これで、せっかくの薬剤が流れ落ちてしまった。薬剤散布後、乾けば効果があるというものの、雨で流されれば持続効果がなくなってしまう。

でも今日の雨、恨んじゃいけない。こんな梅雨の合間に薬剤散布する方が悪い。自然の恵みで育つ農産物。自然には逆えない。と、気分を切り換えるしかない・・・


桃の収穫 毎年 多収量で味良しのすぐれもの 

2015年07月04日 | 家庭園芸&直売所

10数年前に、桃の産地である桃山町の農家から頂いた苗木、この樹がすごい。果実にありがちな隔年結果(表年・裏年ともいい、1年おきに豊作・不作を繰り返すこと)がない。土壌もいいのか味も良い。いろんな果樹を作ってきたが、こんな優れた樹に出会ったことがない。

家庭園芸では農家と同じことをしない。農家向けにはJAから品種毎に薬剤散布時期・農薬名・希釈倍数・対象病害虫名の一覧表が配られたり、JA有線電話で一斉防除案内が放送される。小規模の家庭園芸で同じように防除しようとすれば品種ごとに登録された1本(袋)数千円の高価な農薬を何種類も用意し、7年も8年もかけて使いきることになる。農薬は数年で変わることも多く、2~3年で使いきらねばならない。いろんな果樹を数本ずつ作る家庭園芸では、そうした品種毎の農薬管理は難しいしロスが多くなる。

農家は手間暇をかけ農薬にもコストをかけ、味だけでなく見た目も立派にしないと高値で売れない。肥料にコストをかけ樹木を育て収量を増やさないと収入が増えない。家庭で食べる農産物、それは作り方が違って当たり前。

我が家の桃・梅・みかん・柿・梨・八朔などは農家と同じ防除をしない。桃・梅などの農薬散布は花が散る頃に1回だけ。農薬は味を良くするのではなく病害虫から守るため。肥料も殆どやらない。大半の肥料は味を良くするよりも樹木の成長のため。摘果も最小限しかしない。摘果は味を良くするのではなく他の果実を大きくするため。桃や梨の袋かけもしない。袋かけは病害虫防除のため。手間暇を最小限にして、多少の病害虫は気にせず、見た目や大きさにもこだわらず味だけを求める。樹が病害虫に蝕まれ、再起不能とみれば伐採し新たな苗木を植える。

果実でコクのある味は、日射量・気温・水の抑制・土壌で決まる。果実は大きくするよりも小さい方が味が濃縮されるという特性がある。だから、農薬や肥料は最低限にし手間もかけない。お気楽な家庭園芸だからこそ、怠惰な自分でも家庭園芸を続けられている。かくして、こだわりの出来ばえとなる。

果実を初収穫した時は、まず仏壇へお供えするのが我が家のきまり。ご先祖様への感謝を忘れずに。

明日から、アチコチへおすそ分けしなくっちゃ・・・

 

 

 

 


花の仕入れ途中、「日本一たい焼き」が気になって 

2015年07月03日 | 旅行・街歩き・お店・写真

いつものように、義母のお伴で花の問屋さんに仕入れで車を走らせた。帰路、以前から気になっていた「日本一たい焼き」なる看板のお店で買ってみることに。

聞けば、皮の薄さ、餡の多さで日本一を目指しているという。店内の案内によると昭和20年代の後半、福岡のたい焼きを食べた老舗菓子メーカーの社長が、その味を称賛し「日本一たい」と言ったそうな。そこから、日本一たい焼きと呼ぶようになったとか。その店の長蛇の列には武田鉄矢も並んだとか。

帰ってから、説明書のとおりレンジ500wで30秒・トースターで3分焼いて頂いた。味見をしたのは、義母・家内・ヤングママ・自分の4人。「美味しい。皮も薄い。餡も多い。でも、ずぼら焼きや回転焼きなど、一緒に食べ比べないとその違いがわからない。大きいけど1匹165円もすると、ちょっと・・・」が女性達の感想。

でも、この道を通るたびに気なっていたこの看板、味見もしたので、これからは気にせず脇見運転しなくてすむかも。