紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

白菜漬け40kg & 大根の下漬け45kg

2021年11月30日 | 我が家の食&漬物作り

・・・白菜の漬物づくり・・・

畑で外葉や害虫被害の葉を廃棄し、半分に裂いた白菜40kg

水でジャブジャブ洗い

旨みが増す「天日干し:外側1時間」

旨みが増す「天日干し:内側2時間」

用意した「粗塩1.2kg」&「昆布」と「干した柿の皮」

ポリ容器へ漬け込み

1週間ほどで食べられる。

 

・・・大根の麹漬けの下漬け・・・

水洗いした大根45kg

粗塩で下漬け

1週間後には、麹で本漬けできる。

 

・・・気持ちが若いだけではアカン・・・

朝8時過ぎから作業を開始し、家内も協力して頑張ってくれたが、終わった時は日も沈み薄暗くなっていた。

白菜を「天日干し」している間、大根を引き抜き「麹漬けの下漬け」準備にとりかかった。これが間違いだった。

作業時間の見通しは間違っていなかったが、それに耐えうる体力が備わっていなかった。殆どが腰を曲げての作業だったせいで、漬け込みを終える頃には、立ち上がると腰に痛みが走り、まっすぐに腰を伸ばすのが辛くなってきていた。

まだ最後に重石を乗せる作業が残っていた。白菜と大根双方で100kg以上の重石を運んで載せなきゃならない。躊躇したが、とりかかった作業を中断する訳にも行かず、ロープでひとくくりにした「石臼の上下30~40kg」を運ぶ時は、気合が必要だった。

終わった。けど、腰が・・・ 

『気持ちだけ若くてもアカン。普段から鍛えてもいない老体。ほどほどの大切さを痛感した』


さつま芋のフライ うっかりぽん!

2021年11月29日 | 我が家の食&漬物作り

孫が大好きな「さつま芋のフライ」を作った。

ピーラーで皮を剥き、包丁で短冊に切った。

<紅はるか>

<安納芋>

<並べてみると、色の違いがクッキリ>

油で素揚げした。揚げたてをと大半を孫達へ届けた。残った我が家の分を食べている時に気づいた。

「アッ 写真撮り忘れている」

遅まきながら残っている「芋フライ」をパチリした。

すっかり忘れていた。揚げ終わったら写真を撮ろうと思っていたのに・・・

温かいうちに早く孫に届けなくっちゃという気が先行したのか、いつのまにやら写真を撮ることを「うっかりぽん」。

 

1つのことをし始めれば、先ほど思っていたことは羽が生えたようにどっかに飛んで行ってしまう。

そして、しばらくたってから記憶が戻ってくる・・・そんなことが、しばしば・・・

『歳行けば、体も脳も衰えていくのが当たり前。正常(?)に歳老いている証拠や!』

まっ エエッか。気にすることもない。気さえ若ければ・・・

開き直って年老いていくしかない!

今日は雲一つないいい天気。風もない。久々に若き血潮が騒ぎ出した。今日は家庭園芸、頑張るぞ!


柿の皮干し

2021年11月28日 | 家庭園芸&直売所

白菜の漬物作りに「干した柿の皮」を使おうと気づいたのが遅かった。

それでも、すでに10数個分は干している。

「柿の皮」欲しさに頑張って食べているが・・・

<富有柿>

今季は野鳥対策をしていないため、野鳥被害が増えてきた。彼らが狙いそうな色づきのいい柿を収穫したが、被害が減るかどうかはわからない。

周辺はミカン園だらけ。彼ら野鳥はミカンもついばむが、糖度が高くて酸味がない柔らかそうな柿がお気に入り。

困ったもんだ。


「創作うどん」を作ってみた

2021年11月27日 | 我が家の食&漬物作り

寒い日、鍋焼きうどんを食べたいと思った。頭の中で材料を物色した。

エビも蒲鉾もシイタケもない。何よりも手頃な大きさの鍋がない。ないない尽くしだった。

ならばと、考えた。

「きつね・月見・わかめ」入りの『チャンポンうどん(勝手につけた料理名)』を作ってみた。

食べる前には、この上に「天かす・ネギ・一味」も載せた。

初めて食べた「チャンポンうどん」。いろんな味がした。いつもは残すお汁も全部飲んでしまった。

これって 創作料理?

今度は何をチャンポンしようかなあ・・・


孫の修学旅行

2021年11月26日 | 旅行・街歩き・お店・写真

修学旅行は一生の思い出作り。行った地も記憶に残る。

孫が修学旅行に行ってきた。修学旅行は「ディズニーランド」が定番だったが、コロナ禍で県内の南紀勝浦温泉方面(県南部)になった。中止にならなかったのが、せめてもの救いだった。

<孫が買ってきてくれた「お土産」>

孫が買ってきてくれたお土産だけに、味わいは格別だった。いろんな思いが詰まっていた。

来月には、もう一人の孫も修学旅行。コロナ前は京都・奈良方面だったが、お兄ちゃんと同じ南紀方面らしい。

 

・・・・・・・

昔、自分が中学の修学旅行で行ったのは東京方面だった。その後、「東京タワー・浅草・皇居」に行ったのは、何十年も後だった。それも東京に行ったことがないという義母を連れての「はとバスツアー」でだった。

高校の修学旅行で行った九州方面は、数十年後に長崎市や阿蘇山は行く機会に恵まれたが、山口・秋芳洞や佐賀・嬉野温泉や別府温泉は今も行っていない。

そんなことを思うと、孫達世代は、コロナ禍で二度と行くことがない地を訪れる機会を失ってしまったかも知れない。

・・・・・・・

まだ修学旅行を控えている孫たちが多くいる。

コロナ以前のような修学旅行に行かせてやりたいと思うが、『3蜜回避・マスク必須・小まめな消毒など』が続く限り、修学旅行の行先も制約される。

「行く機会の少ない県内の熊野三山などの観光地や温泉地などを巡るのも悪くはないか」と、プラス思考で考えるしかない。


いつもの朝食づくり 柿・みかん・キュウイ

2021年11月25日 | 我が家の食&漬物作り

最近の朝食には、もらったばかりのキュウイフルーツも登場し始めた。

キュウイは熟していて、柔らかくて甘かった。

・・・・・・・

我が遺伝子は、「ご飯食」をしっかり食べたいと叫んでいるが、家庭円満のために、作るのはパン食ばかり。

たまに家内が作ってくれる朝食は、トーストとヨーグルトとコーヒーの組み合わせ。

自分が作ると、大好きなフルーツをタップリと添える。その代わりにヨーグルトを割愛している・・・

好み、いろいろ・・・だが、決めるのは総料理長!

今は、柿・みかん・キュウイの「糖度・酸度・ジューシーさ」の違いを楽しんでいる。


寒い日は 豚汁?

2021年11月24日 | 我が家の食&漬物作り

YouTubeで映画を楽しんでいた時だった。

家内から、「お昼、何にする?」との声がかかった。

寒いので「お鍋」と言おうとして止めた。鍋料理だったら、準備はしてくれても自分にお鉢が回ってくる。映画、いいところだし・・・ 咄嗟の判断で「具だくさんの豚汁」と答えた。

家内から、「それだけ?」と言われた。

「いつかプロの料理人が言うてたやん。『お味噌汁にいろんな具を入れたら、それで一汁一菜や』 と。」

「深夜食堂の番組でも、メニューは豚汁定食だけやったやん」

自家製の白菜・大根・さつま芋に、豚肉・しめじ・人参が入った具だくさんの「豚汁」を作ってくれた。自家製の「大根と白菜の切り漬け(漬物)」も用意されていた。

フーフー言いながらの熱々「豚汁」で、体がポカポカと温かくなった。添えられた漬物には、キムチ好きな家内だけに、真っ赤になるほど一味が振られていたので口の中がピリピリした。

寒さで縮こまった体が、「熱々の豚汁」や「とうがらしがピリピリが効いた漬物」のお陰で元気が出てきた。映画も無事に見終わったし。

めでたし! めでたし! だった。


柿の皮 欲しさに・・・

2021年11月23日 | 家庭園芸&直売所

富有柿がボツボツと朱色に染まり始めた。収穫までもう一息。

でも柿の皮が必要なので、色づきのいいものを選び、少しだけ収穫した。

とりあえず2個だけ切ってみた。

試食してみた。やや歯ごたえが残った箇所もあったが、果実のジューシーさが口の中で広がった。これなら自分の食べ頃に近くなっていると思った。

でも、一度に2個も食べるのは無理だった。

 

・・・目的は・・・

来月初めに「白菜」を漬け込もうと考えている時に、ふと気づいた。ほのかな甘みを出すために、「干した柿の皮」を入れなきゃと。

これまで傷物の早熟した柿を食べていた時、何も考えずに柿の皮を廃棄していた。

今、あわてて、「干した柿の皮」作りにとりかかっている。

<柿2個分の皮>

柿の皮、少なくても10数個分は入れたい。

でも、一度に柿はたくさん食べられない・・・

何日ぐらい干せば、水分が抜け切るのかもわからない・・

白菜を漬ける時までに、間に合うかどうかもわからない・・・

『まっ エエっか。なるようになるさ』

開き直るしかない。


早生みかん&キュウイフルーツ もらった

2021年11月22日 | 田舎暮らし&家族

今日は未明から雨。しばらくは止みそうにない。

今日は骨休みできそうだが、今、周辺では早生みかんの収穫が真っ最中。農家は明るい日中に収穫し、倉庫で夜なべして選果し、翌朝JA共撰へ出荷するという休む間もない日々が続いている。

そんな忙しい合間をぬって、早生みかんの「宮川早生」を持って来てくれた。

まだ倉庫には、もらった極早生の「ゆら早生みかん」が残っているので、「宮川早生」はしばらく倉庫で待機してもらうことにした。

お礼にと、白菜と大根を渡した。

 

・・・数少ないキュウイフルーツ・・・

地区でキュウイフルーツを栽培する農家は一軒だけ。今年も、『小さいけど』と言って届けてくれた。

孫たちが大好きなキュウイ。これだけ買えば、結構な値がするはず。有難い。何かお返ししなきゃと尋ねたら、白菜がないと聞いたので届けることにした。

 

・・・「嬉しさ」に思う・・・

「もらう」と嬉しい。それは「物」以上に、わざわざ持って来てくれる気持ちに嬉しくなる。

それ以上に嬉しいのは、人に「喜んでもらった」とき。

相手の嬉しそうな笑顔や感謝する気持ちが伝わってくると、ヒシヒシと嬉しさが込み上げてくる。また持って来よう、また作ろうという気にもなってくる。

我が家庭園芸。「喜んでもらった」ときに感じる「嬉しさ」が忘れられなくて、頑張れているのかも知れない。

単に物と物が行き交っているとは思っていない。相手を思いやる気持ちが行き交っているのであり、心と心がふれあえる場だと思っている。


大根の麹漬け 本漬け30kg

2021年11月21日 | 我が家の食&漬物作り

今季1回目の「大根の麹漬け」を仕込んだ。

1週間間前に粗塩で塩漬けした「30kgの大根」の水が上がってきていた。

別に用意したポリ容器・ビニール袋・中蓋・漬物石2個を焼酎殺菌し、水切りした大根を「たくげん」で麹漬けした。

「甘いのが嫌い」・「まっ黄色に染まるのも嫌い」なので、付属の甘味料・着色料は1/8。砂糖は標準量の2割。

何段にも重ねたが4本だけ収まりきらなかったので、上に乗せる重石が傾かないよう放射線状に並べた。

ほこりが入らないよう布で覆い、その上に使わなくなった「石臼」を乗せた。「石臼」が傾いて転げ落ちないようロープで支えておいた。

3週間後の試食が待ち遠しい!


「のんびりの日」が「反省の日」となった

2021年11月20日 | 田舎暮らし&家族

テレビをみながら、安納芋の焼き芋でホッコリ気分。

コーヒーカップ(?)に入った美味しいお茶が、お芋さんの甘さを引き立ててくれた。

「お芋さん」をほおばりながら、テレビでくつろぐことにした。

 

・・・自分がテレビを見るのは・・

テレビのスイッチを入れるのは自分がノンビリしたい時なので、録画した番組ばかり。放送中の番組を見ることは滅多にない。

所用ができれば途中で止めておけるし、途中再開もできる。CMを早送りで飛ばせるのもいい。

一方で、最近はテレビでYouTubeをみることも多い。音声検索で見たいキーワードを言えば、一覧が画面表示される。キーワードは「腰痛改善」「足つぼ」「懐メロ」「映画」「ライブ中継」などなど。

 

・・・YouTubeで「時代劇」を音声検索した・・・

焼き芋を食べながら選んだのは、「清水の次郎長(西郷輝彦主演)」だった。

ただ、時代劇のヤマ場であるチャンチャンバラバラなど刀で斬り合う場面は、興味がないので早送りすることが多い。時代劇で見たいのは、時代背景が違う世界での生活ぶりや、主人公の生き様と人間性。

「清水の次郎長」は、米屋の人間が侠客になるきっかけから始まった。小説の味わいとは違うが、画像で見るのは楽でいい。

 

・・・反省!・・・

気楽に見るはずの時代劇だったが・・・

人と人のつながりは普遍。何年経っても、そのスタンスは普遍であり大切にすべきもの。そういう生き様が描かれていた。

清水の次郎長の生い立ちや歴史的事実は知らないが、いい脚本だと思った。

これまでの我が人生を振り返った。よろめきながら歩いてきたことが、多々思い出された・・・

誰かが言った。『人生死ぬまで修行や』 

我が人生。今日から再スタートせなアカン。


時季外れ 玉レタス植えた

2021年11月19日 | 家庭園芸&直売所

週間天気予報をみると、来週からは気温が下がり風も吹き荒れそうなお天気だった。とても畑に出る気がしない予報だった。

今冬、最後の植付と思って選んだのは、好みの「玉レタス」。

一晩水につけた後、水切り。

吹けば飛ぶような小さな種なので、ピンセットで摘まみながら1か所に2粒蒔きした。62か所に植えた。

時期遅れなので白マルチで覆いトンネルにした。高温防止と散水用を兼ねて、ところどころにカッターで切れ目を入れた。

しばらくは発芽してくれるかどうか、ドキドキしながら見守る日々が続く・・・

うまく発芽さえしてくれれば、露地栽培と違って育つのが早いし、優しい葉っぱで食べやすいのだが・・・

立派に育てば、近隣から引く手あまたになるはず・・・収穫し始めている白菜はすでに6軒で、大根は4軒で喜ばれているように。


熊野古道に思いを馳せた

2021年11月18日 | 旅行・街歩き・お店・写真

先日、「大木:ビャクシン(樹齢300年以上)」のことで訪ねて来られた方と雑談中、「熊野古道」のことで話が盛り上がった。

仲間と熊野古道を大阪と和歌山の県境からスタートし、「中辺路ルート」を熊野本宮大社まで歩かれたと聞いた。2日や3日で歩ける距離ではない。

今度は、太平洋沿岸沿いの「大辺路ルート」を歩く予定だと言う。白浜から海岸沿いの山々を越え、那智へと続く熊野古道を歩く人は滅多にいない。

「ほんまもんの古道歩きや」と思った。

お歳を聞いて、さらにビックリ!

自分より遥かに年上だった。よほど健脚なのか、普段から鍛えている人に違いないと思った。自分も、熊野古道の「中辺路ルート」の内、世界遺産登録された箇所だけは何度も歩いているので、話が盛り上がった。

 

・・・熊野古道パンフレット・・・

訪問者が帰られてから懐かしくなり、「熊野古道」の案内パンフレットを取り出し思いを馳せた。

2004年、文化遺産として世界遺産登録された和歌山・奈良・三重の3県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」。

平安時代から始まった熊野三山(本宮大社・速玉大社・那智大社)へと続く熊野古道は、いくつものルートがある。ただ、熊野古道であっても、世界遺産登録された古道は限られている。

 

・・・自分が持っている熊野古道パンフレット・・・

1.熊野古道 「山中渓(大阪府)~湯浅(和歌山県有田郡)」、「湯浅~紀伊田辺(田辺市・JRの駅)」

2.熊野古道:中辺路ルート 「紀伊田辺~滝尻王子(田辺市中辺路町)」、「滝尻王子~熊野本宮大社(田辺市本宮町)」

3.熊野古道:小辺路ルート 「高野山~熊野本宮大社」

4.熊野古道:大辺路ルート 「富田坂(西牟婁郡白浜町)~那智(東牟婁郡那智勝浦町)」

5.熊野古道 「熊野速玉大社(新宮市)~熊野那智大社~熊野本宮大社」

6.町石道 「九度山(和歌山県伊都郡)~高野山」

平安時代、京の都から牛車行列で峰々を越え熊野詣した回数が、後白河上皇34回、後鳥羽上皇28回・・・

信じられない。想像を絶する苦行だったに違いない。昔の人は凄かった!


白菜のお好み焼き

2021年11月17日 | 我が家の食&漬物作り

数年前、NHKガッテンでプロの料理人が「白菜」のお好み焼きを紹介した。

おぼろげな記憶では・・・

その時の料理人が、「この味を知ったら白菜売場から白菜が無くなってしまう」みたいなことを言ったが、ホンマかいなと・・・

 それを食べたゲスト出演の「歯に衣着せぬ物言いが心地よい」大阪のオバチャン「くわばた りえ」さんが、『これっ、山芋入っているみたい。メチャクチャ美味しい。今度、作ろう』みたいなことを言った。このコメントが自分を動かした。

白菜に旨み成分があると知った。中国の高級な宮廷料理には、白菜の芯の部分だけを使ったスープがあるとも知った。その時になって、白菜の漬物が美味しいのは旨み成分だと気づいた。

お好み焼きでは、白菜の上部1/3を使い、粉は少ない目にし、いかに白菜の旨み成分を引き出すかがポイントだとわかった。

以来、この時季になると、お好み焼きはキャベツではなく、白菜を使うようになった。今季初めての「白菜のお好み焼き」を作った。

ちょっと 粉を入れすぎてしまったが・・・

キャベツでは味わえないお好み焼きだった。

先日、初物の白菜を使って水炊きをしたとき、残った出汁で雑炊も作った。白菜と鶏肉の旨みがタップリだった。


「大木」の調査?

2021年11月16日 | 青春クラブ・自治会・お寺

不意に見知らぬ人が訪ねてきた。

町の文化財台帳を調べていて、自治会が管理する薬師寺境内にある「ビャクシン(樹齢300年以上)」を調査に来られたとのこと。「薬師寺の歴史」を知りたくて最寄りの家で尋ねたら、我が家を紹介されたとのことだった。

趣味で、歴史ある「大木」を調べている方だった。各地で調べた「大木」や、それにまつわる歴史や経緯を記載した資料をみせてくれた。よくまとめられていた。本にするつもりとのことだった。

 

・・・お役には立てないかも・・・

冒頭、「残念ながら、薬師寺の歴史に関する文献も記録も残っていませんので、史実はわかりません。ビャクシンのこともわかりません。残念ながら、お役に立つような情報は・・・」と。

ただ・・・

「自治会の管理する薬師寺が、今のままでは後世に継承できなくなると思い、集会などで区民に理解を得るために作った資料ならあります」

「記録も文献も残っていませんので、わずかに残る痕跡や先人の言い伝えなどをもとに、推測・推察・憶測した資料ですので公にできるような資料ではありません。会合用資料ですので、自治会区長と薬師委員代表者にしか渡していません」

 

・・・熱意を感じて・・・

口頭で資料内容を伝えると、大変興味を示された様子だった。会話の端々から、熱心に調査をされている真摯な方とお見受けした。

また雑談の中で町内の方だとわかった。民生委員も長くされたようで、その折には自分のイトコと一緒だったこともわかった。

初めてお会いした方だったが信頼できる方だとわかったので、『もし参考になるのであれば』と、資料をお渡しした。

先月、まとめたばかりの資料が、まさか外部の方から興味を示されるとは思ってもみなかった。

帰られてから気づいた。本になれば「ビャクシン」とともに地区の「薬師寺」のことも紹介される。

彼が訪ねてくれたことは、「とりまとめた資料」が引き寄せた『ご縁』だと思った。