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瀬戸内の島にある浜辺の公園です。
長い間、誰も遊んだ気配がありません。
子どもの声がしない公園ほど寂しい景色はありません。
原発事故の時、親たちは放射線量を測りながら、子供を公園で遊ばせました。
福島県郡山で聞きました。
多くの犠牲を払いました。
そして、5年目を迎え原子力発電所が3基稼働しました。
原油は今は安いのですが、そればかりに頼るわけにはいかないのでしょう。
私達は、大変な経験をしました。
今でも、仮設住宅に多くの方が住まわれています。
ドイツの友人が、風力発電用風車を指して、Ugly(醜い)と言いました。
私には、のどかな風景に映ったのですが、
そこで暮らす人にとっては感ずることが違うのでしょう。
小さい頃は、水力発電こそ夢のある設備と教えられました。
ダムに蓄積する土砂のしゅんせつに大変な労力と費用がかかります。
今では、新しく水力発電用ダムを作る話は聞かなくなりました。
原子力発電も夢のような設備と聞いていました。
太陽光発電も夢のある話として伝え聞きました。
買い取り価格が維持できなくなりました。
確実にもうかる事業として、島の段々畑にも設置されました。
買い取り価格が下がると、その設備は赤字経営となります。
地熱もバイオも木材チップもこれからの発電設備です。
どれもコストがかかります。
バイオガソリンも150円/リットル以下になると採算が取れないそうです。
地熱も年々蒸気発生量が減少するそうです。
採算が取れるようにする知恵が求められています。
採算割れでもやらなければならないのです。
地産地消(地域で作って地域で消費)が、まず目標です。
遠くへ送電するほど効率が下がるからです。
この発電を考えるだけでも、地方分散はかなりの優先事項です。
ドイツのように、30万都市をあちこちに作るのが良いかもしれません。
移動に時間がかかりませんし、地産地消がしやすいのです。
これからも多くの議論と知恵が求められることでしょう。
鳥さんの よに自力で 飛びたいな
2016年2月5日