故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

毎日の一生懸命

2016-02-13 08:22:58 | よもやま話
  
冬の寒い日に雪が降りました。
重い雪でへしゃげていた雌竹は、耐えてまた立ち上がりました。


  
絵はまだ描けていません。
過去、自分が書いた文章を読み返しました。
毎日が一生懸命でした。

何が書きたいのか分かりにくい文章もあります。
私には解るけど、読者の方には伝わらないだろうなと思う記事もあります。
文章を読むことで、読者に追体験の感覚が起これば良いと考えています。

面白い記事も中にはあります。
良くできたと思う俳句もあります。よく描けたなと思う絵もあります。
しかし、そんなものは一握りです。ほとんどが駄作です。

毎日書こうとする気持ちは一流です。
私の文章は、ノーハウものではありません。
検索では出てこない文章です。
思索を重ねる毎日です。

少しでも違う角度から世の中を見えるようになりたいと思っています。
そんな毎日の一生懸命を残したい。
読者の皆さんには、自己満足に付き合わせているようで心苦しい場面もあります。
この頃の文章は、腹を立てる、大いに泣きわめく感情の起伏が大きい記事が少なくなったようです。
外とのぎりぎりの関わりが少なくなったことを顕しています。
次第と自分の過去やほんの身近な事柄になっていくようです。
そして自虐的な記事を多く生み出しています。

私はそれでも良いと思っています。
今の置かれた状況で精一杯の想いを綴りたい。
それ以上でもそれ以下でもありません。
等身大の自分の思索を書きとめたい。
コルクボードにメモ書きを留めるように。

過去、私は自分を見失うことが多くありました。
完璧主義者だった私は、少しの失敗も取り返そうとしました。
悪いなりに、今持てる力で乗り切る「開き直りや覚悟」が足りませんでした。
今回の松山秀樹さんの勝利は、そんな感じでした。

毎日の一生懸命は、常に自分の未熟さを確認する作業となっています。
プロフェッショナルの仕事に終わりはないと良く言われます。
生涯現役と言われる意味は、そこにあると考えます。
研鑚しても到達できない自分が決めたハードルです。
ハードルは、決して高くないけど、自らが一段増しまた増してを繰り返しています。
気付いたらこんなに登ってしまったのか。
これがプロフェッショナルの仕事の流儀です。
すべての足跡に手垢がついています。

人間の優しさや深みは、その人の苦労そのものであると言われます。
転換ができる人は、多面的な自覚が生まれることで早いのかもしれません。
固い岩盤に正面から鑿(のみ)を打つ人がいるように、
岩の性質を見極めて弱いところに一発打ち込んで岩もろとも崩す人もいるように。
いろんな人がいます。それぞれ尊いと思います。
持てる力で、何とか目標をクリアーする。

自転車が手放しで50m走破する挑戦がありました。
一人の科学者は、ジャイロと制御で倒れるのを未然に防ぐプログラムで挑戦しました。
競輪用自転車を作り続けている一人の職人は、
もうこれ以上出来ない位、ものづくりの極みで挑戦しました。
結果は、職人の勝利でした。
科学者は、単に実践(人が自転車に乗る)経験が少ないだけで今回は敗者となりました。
どちらも素晴らしい。
科学者は一見頭でっかちの理想主義者に映るかもしれません。
時間に限りがある挑戦でした。
人と自転車が関わって、初めて達成できる挑戦でした。
科学者には、「人(人の重量であったり、動き)」の部分が少し欠けていただけです。
科学者は、後にそれを理解されました。

人の生きざまは、それで良いと思います。
皆が、人と同じではありません。
教育は、時として「〃(同じ)」人を作ろうとします。
寄り添うことが欠ける瞬間です。
人には尊厳があります。
生きていて良いのだと神様が認めています。
それを覆すことは、誰にもできません。

あるがまま。
を受け入れます。

日本人は、ばれなければ儲けものと思わないようです。
いいや、世界中の誰もがそうは思わなかった。
長い歴史が物語っています。

セットした炊飯器が音を立て始めました。
もうすぐ夜が明けます。
楽しい一日が始まります。

これから絵を描きましょう。
時の流れを描こうと、雪の絵と春の兆しを同じ絵に入れてみました。
雪らしく見えませんが、勢いで見てください。

逆立ちが 歩く人見て なんか変 

2016年2月13日

コメント
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