故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

見たくない夢三題

2016-05-09 04:56:18 | よもやま話

鳥のさえずりが聞こえてきます。
ひときわ大きな声は鶯です。
いろんなバージョンを試しています。

明るくなるのが早くなりました。
それでも早朝はまだまだ寒い。
農作業をして丁度よい気候です。
昨日より始めた新しい荒れ地の開墾の続きがしたい。
コーヒーを飲みながら、ゆっくりしています。

今日のテーマは重い。
「見たくない夢三題」です。

浮気がばれて妻に気遣う夢。
リストラされた後日談の夢。
徘徊と正気をさまよう夢。

これに卒業できない夢を加えれば完璧です。

私は、必然のなかに笑いとペーソスがあると信じています。
浮気は、必然ではありません。浮気をしたのちの後ろめたさが必然です。
馬鹿なことをしたと思います。
一方、密の味を思い返しています。
亡き妻が久々に現れました。
怖いものがありました。

妻と過ごす寝室にいい加減な冷房機がついていました。
水の気化熱を利用した空調設備でした。
設計、設置がリストラされた会社でした。
私に二度も引導を渡したこの会社の上司は、定年後社史の編纂をしているようでした。
社史のゲラ刷りを見ました。
私の名前が出ており、こんな無能な奴がいたと、無能ぶりを記録にとどめようとしていました。
拙い文章でした。私は、こんな奴に首を切られたのか。

妻に気を使いながらも、いつしか刻は過ぎ、私は老人になっていました。
繰り返す徘徊。たまに正気にもどり、「認知症」の現実を皆さんに伝えなければと静かに考えています。
この頃、頭がしびれるような感覚に襲われることがあります。
脳のどこかの血管が切れたのではないかと心配しています。

虚実入り混じった夢の列挙でした。
どうして、こんな夢を見たのでしょう。
心理学者がいたら聞いてみたい。

要は、業が深い。
生きている私は罪を重ねています。
併せて、不合理な現実に向き合っています。
夢の一つだけでも十分なはずです。
それを三つも一晩に続けてみる。

何か、脳にプレッシャーがかかっているとしか思えません。
夢とは、記憶の壺の奥底の恥部のような記憶に、今あるプレッシャーが刺激を与えるのでしょう。
そして、何かの記憶とつながりながら噴き出してくるのでしょう。
よからぬ何かを手繰り寄せながら。

書いていてさっぱりしました。
現実が夢か。
夢が本当の心理状態なのか。
今晩、また楽しませてくれるかもしれません。

以前も亡くなった妻が夢に出てきました。
妊娠したと告げました。
だってお前死んだじゃないか。
微笑む妻の足はなかったように記憶しています。

鳥の声 よからぬ心 拭い去る 


2016年5月9日

コメント
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