故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

変わらぬ風景

2016-05-10 19:53:24 | よもやま話

早朝に、雨の中を霞ヶ浦まで車を走らせました。
中通りから浜通りまで、距離はないようですが結構時間がかかりました。
朝は、暗くて、周りの景色は何にも見えませんでした。

夕方になる前にも同じ道を帰って来ました。
峠道は、目に優しい新緑でした。
所々にある集落と短い繁華街の繰り返しの道です。

信号は、国道と県道に少しあります。そのほかの道には、ほとんどありません。
それ以外の道には、標識や町名の記載もありません。
最初は不便だなと感じました。
ところが今は、それが良いと思うようになりました。

隣りの町も同じ風景です。どこまで行っても似たような田園風景が続いています。
やっと山にたどり着いたら、今度は峠道です。
どこを走っているのかなと、遠くの山と近くの川と地図を見較べます。
やはり、わかりません。
いいや、どっかに出るだろうと走らせると県道か国道に当ります。
そこで、自分が帰る道を判断します。

けばけばしい看板もなければ、どこでも見るような目立つ建物もありません。
これこそ田舎。昔と変わらない。車を走らせるだけで楽しい。
この地域の人は不便だな、車がなければどこにも行けないと思われているかもしれません。

一方、この田舎の風景を面白がる人がいる。
空気が美味しい、水が美味しいと言う人がいる。
たまに帰ってきた若い人も、すぐに地域に溶け込みます。
懐が深い。空間がある。

故郷は遠きにありて思うもの。
そんな時もあって良いでしょう。
田舎は、どう思われようが魅力いっぱいです。
田舎に活力を取り戻せればなおよいと思うこの頃です。

暗き道 蛙静まり また騒ぐ

2016年5月10日

コメント
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