故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

似顔絵の効用

2021-05-16 02:16:02 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「のほほんと」です。
私の印象を言葉にしました。
その人そのものではありません。
絵の印象です。



故郷の ない人見つけ 山菜を

NHKの番組「ヤングケアラー」について、視聴しました。
ヤングケアラーは、幼くして両親や祖父母の介護をし、自分の時間を犠牲にしている。
誰にも相談できずに苦しんでおり、孤独である。孤独が、二次的な不具合を作る。

今日のタイトルは、「似顔絵の効用」です。

番組を視ていて、中学生の17人に1人がヤングケアラーであることを知った。
ヤングケアラーを見つけても支援ができない。
学校は、家庭に介入できない。
介護は、本人の支援制度であって、世話する人を支援できない。

ヤングケアラーと似顔絵の関係について考える。
私の似顔絵に、描かれる本人も「私ではない」と感じる。
あるいは、何故この顔を知っているの?と言われる。
私が感じる「この人らしさ」を表現します。
私が勝手に素敵だなと感じたところを中心に画面いっぱいに広げていきます。

さて、「似顔絵の効用」のこと。
似顔絵を描く時は、平均2時間半本人の顔と向き合います。
どんな人か、想像します。そして、脳に摺りこまれます。印象が言葉になります。
一人につき、一枚しか描きません。
似顔絵のモデルの方が、カフェに来られます。
「あれ」と、私は一瞬変化に気づきます。
なんかなあ。
髪を切ったんだ。
なんか悩みを抱えているな。
良いことがあったんだな。
ずいぶんと、経年変化しましたな。

描きたいなと思う人の似顔絵から、描きます。
妻は、あなたの似顔絵は若い女性が多い。と冷やかします。
いえいえ、爺様も描きますよ。

ヤングケアラーを見つけても、具体的な支援は容易ではない。
市役所や介護施設で、少人数の担当者がつく。
少人数の方たちが、市役所(介護施設)内で横断的に他部署に働きかける。
役所には、(縦割りだけど、)市民のサポートのためにいろんな専門部署がある。
ヤングケアラーへのおせっかいが始まる。

似顔絵を描くことで、モデルの支援はできません。
私は、草を刈る。
伸びた木を剪定する。
やりたくてもできない持ち主に代わり、耕作放棄地の草を抜く。
美味しいコーヒーを淹れる。
お好み焼きの味を追求する。
邪魔にならないよう、話しかける。
しゃべり過ぎないように、視点を変える話をする。
馬鹿話だったり、作り話だったりします。
私が知っている「素敵な表情」が出てくることもある。

2021年5月16日
コメント
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