「今日もご安全に」(絵のタイトル)と、工事現場の朝礼の時、仲間通しで掛け合いました。
どこ吹く風はいけません。
たまには、安めの皿を投げ合ってください。
老夫婦 つんぼの喧嘩 今日もまた
今日のタイトルは、「お肉たれてるよ」です。
妻が、一オクターブ高い声で叫びました。私の腹のことです。
いやいやと、私はよたよたと歩きながら、人差し指で妻の胸を目指します。
「おっぱい、たれてるよ」と妻が言い。
そうです。
昨日は、近日になく4組のお客さん(9人)が来られました。
開店(12時)一時間前に、三人連れのお客さんが来られました。
ピザとお好み焼きを一枚ずつ注文されました。
焼き手が買い物に行っており、12時頃になります。
と妻が応え、買い物中の私に「早く帰りなさい」と電話で催促した。
「話してたら、一時間くらいすぐよ」とお姉さん方は動じません。
夕方になり、私は雨の中、長靴を履いてゴルフの練習を始めました。
何か冷たい視線を感じました。「呑気にゴルフ」と聞こえたような気がしました。
妻は夕飯の料理にかかろうとしました。
多くの小蝿が、窓際に止まっていたそうです。
殺虫剤を吹きかけるために、窓際に置いている洗い物かごや鍋を片づけている音がしました。
私は汗を流すために風呂に入り、シーカーサー果汁入りの焼酎のタンサン割を飲み始めました。
いつもは聞かない鍋釜を落としたり、皿が当たる音が台所でしました。
朝になり、私が料理担当の番になりました。
皿を投げてやろうか。と妻は夜明けにつぶやいた。
鍋釜と料理道具がいつもの場所にありません。
よくなったことは、妻の手柄。
不具合は、私の落ち度です。
2021年5月21日
<<あとがき>>
歳をとると、頭は動いても身体は動きません。
私は悪くない、相手が悪いと思い込みやすくなります。
カフェに来られるお姉さん方が、夫にどれだけ手がかかるか、述べ立てられます。
私は、夫を代表して、
「いつまでも、恋人気分が抜けなくて、ごめんなさい」と謝ります。
お姉さん方、「ええそういうもんなの」と鳩が豆鉄砲です。
そうなんですよ。
私きれい?
と化粧台の前でささやかれるでしょう。
夫どもは、寝たふりです。
(筆者)