
絵のタイトルは、「僕一人で渡れるよ」です。
「手を出さない勇気を持つ人が、大人」だと教えていただきました。
今日のタイトルは、「「いいね」をやめた」です。
まず思い起こすのは、忖度です。
上司の「いいね」を引き出すためには、上司の機嫌を損ねる発言と行動を慎まなければならない。
ああつまらない。
自由にモノが言えない。本気で仕事ができない。
子供の頃から、両親の顔色をうかがいながら勉強をしたり、いい子を演じる。
知恵と力が付き、反抗期を迎える。
親父とだって取っ組み合いで互角になる。
親父が起業した会社や店を継ぐ。
人がいっぱいいた頃とは違う。親父の時代は、売れるものを作ればよかった。
人がいなくなった今(サプライチェーンが世界になったことも影響している)では、
買いたい気持ちを生み出すものでないと売れない。
成功体験豊富な親父は理解しようとしないかもしれない。
息子は、一生懸命親父を説得する。
成功するかどうかのリスクは、息子が背負うことになる。
今になって気づいた甘やかした子であって、一人の実業家とは思えない親父がいる。
反面、親父が起業した時、どんなにか危うかったか、息子は知らぬ。
フェイスブックを一カ月前にやめました。
自動配信される記事を読みたい順に選択する。
読みたくない記事を消すのだって、面倒だった。
自分のブログの読者数が気になっていた。
読者数イコール「いいね」と思っていた。
「いいね」をやめた。
動機は、SNSを続けることで認知症が始まり、進むと知ったことからでした。
確かに、アップした人に気を使い、「いいね」をする。
自分の都合で好きな時に発信するSNSは、
読んだかどうかまで発信した人にわかるシステムなので、気を遣う。
カフェに、SNSで注文する人がいる。
私は、申し訳ないが無視することにしている。
電話で注文(予約)して欲しいと、カフェではお客さんに伝えてある。
電話で商売をする人がいる。
電話をかけた本数とアポの数が、電話を掛けた人のボーナスになる。
確かに、足で稼ぐ商売には、限界がある。
私ははじめのうちは電話に付き合った。
10分間説明を聞いて断った。
断った私を非難するものまで現れた。
一方、「そうですか、またの機会」と電話の向こうの人柄を「いいね」と思った人もいた。
残念ながら、今は「その手」の電話(うまい商売、経費節減)はすべて断っている。
インターネットで、限定(数、時期)して販売するやり方がある。
カフェでもその方法(マスコミ露出の頻度をあげた)を取り入れた。
ピーク(ウィークデイは5人、ウィークエンドは50人)が立って、対応できないことが分かった。
開店後、わずか3か月のことである。
ピークカットのために、見込み生産から注文生産(限定メニュ、注文後調理、予約)に切り替えた。
地元(人口6000人)に特化した口コミを重視した。
ピークカットは平準化され、私達(二人)だけで商売ができ、お客さんとも会話を楽しめた。
リピーターを増やす、売値を下げ経費を抑えるために、畑を借りて自家製野菜を作ることにした。
冷蔵庫に余っている在庫整理を兼ねてお任せ料理にした。
地元野菜を料理するベテラン主婦がお客さんである。
旬の素材を、インターネットで調べた和洋中の料理に挑戦した。
「いいね」をやめたからと言って、唯我独尊になるとは言えない。
身の丈にあった商売をし、借金がない生活をしている。
覚悟をし、世の中の流れに逆らわず、たゆたゆと生きたい。
2021年5月29日