故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

こんなはずじゃなかった

2022-06-18 05:02:00 | よもやま話

土手の桜を母子が訪れた。
タイトルは、「お母さん桜よ」

絵のタイトルは、「どちらも咲いた」です。


今日のタイトル、パートナーから「こんなはずじゃなかった」と聞かされたらどうですか。
「ええっ」、そして、どうしてとなりますよね。
どうしてだけ、余計かもしれない。
「ええっ」で終わっていいんじゃない。

人生の歯車は狂い続けます。
受験、就職、結婚、出産、左遷、定年、老後と、「こんなはずじゃなかった」が続きます。

洗濯物を干していた。
ブラジャーをネットから取り出して干そうとした。
代わりに、蓬とドクダミが出てきて、畳の上にばらまかれた。
それを見ていた妻は、「ああっ」と思い出し、箒で掃きとった。
薬草風呂に使われたのち、洗濯籠にいれたままだった。

ミカン収穫の追い込み時期に、私の受験は重なった。
兄たち家族が手伝いに帰って来て、夜食後もにぎわい、私は眠れなかった。
梅酒を5杯も飲んだ頃、やっと寝ることが出来た。
翌朝は、人生初の二日酔いでした。
受験会場の机の上で激しく嘔吐した。
保健室で私の答案用紙を乾かしてくれていた試験官が、「続けるか」と聞いた。
私は、酸っぱい匂いがする答案用紙と格闘した。

良いことがあるだろうと、生き続けた。

私は、フローリングの床を裸足で歩くことにしている。
スリッパだと細かいゴミや汚れを感じない。
足の裏に違和感を感じると、掃いて拭く。

未来予測は、当たったためしがない。
常に、「こんなはずじゃなかった」です。
去る者は追わず来る者は拒まず。
美人は三日で飽き、ぶすは三日で慣れる。
私の人生訓である。

娘の結婚式で、はなむけの言葉を書く色紙が回ってきた。
結婚はゴールではない、スタートだよと書いた。

2022年6月18日
コメント
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