
絵のタイトルは、「牛のような馬のよな」です。
友人は、190cmの大男。
借金の取り立てやでした。
借金をした方が威張っている。
「おどりゃ」と電話の向こうで騒いでいる。
手に負えず、友人に代わってもらった。
「おどれや」とは、どういうことですか。
東北なまりで「踊りや」と聞こえなくはない。
電話では話にならんと、クレーマーが会社にやってきた。
のっけから、「おどりゃ」と叫んでいる。
友人は、こうかのああかのと手振り身振りで踊り始める。
「ふざけた奴じゃの、おどりゃ」
友人は、巨体を捩ったり揺すったり。
どちらも、時間がたっぷりある暇人。
別室で、コーヒーでもとなった。
お客さんに、「おどりゃ」言うからいけんのですよと友人が話す。
お客さんは広島の人。
「おどりゃ」を長く使ってきた。他に言い換える言葉を知らぬ。
「おどりゃ」に代わる広島弁はなんかの。と話がすり替わってきた。
今日のタイトルは、「正解のない回答」です。
経済人なら、右肩上がりが鉄則です。
赤んぼがバレー選手になるのが関の山。
天才なら、発明品の数々。
1+1が2ではない。躓き始めます。
私達の周りは、正解を急ぎ出すことを望みます。
人が100人いれば、100通りの回答があってしかるべきです。
似たものもあれば、人生をやり替え、一人で複数解出すものも現れる。
友人は、再婚です。
しかも、9歳も若い奥さんです。
羨ましいの。と私。
お前も二回目じゃないと、散髪屋が言う。
ほうじゃった。
正解を掴んだ。これこそ人生と大いに飲んだ。
翌日は、二日酔いで、また迷い人に戻ります。
どうして、こうじゃろか。
2022年6月29日
<<ついでに>>
東大の図書館には、社会に出られない卒業生が100人はいると聞いた。
彼らは、常にあらゆる試験に挑戦している。
100点取るか、合格するかで、やっと安息を得られるのです。