絵のタイトルは、「私きれい」です。
50代の女性は手強いのです。
きれいに描いたら、嘘と言われ、
本当に描いたら、怒られる。
今日のタイトルは、「スカウト」です。
今年初め、スカウトの話があった。
粉屋の社長自ら、新規事業に力を貸してほしいと言われた。
もう、歳をとっていますが、力不足と感じられたらくびにしてくださいと了解した。
コロナが落ち着いたら、また連絡します。と社長は切られた。
あれから数か月が経ちました。
連絡がありません。
月に10日(2週間)が限度だなと妻と話していた。
私がいないのも楽しいのか、「役に立てるならやりなさい」と反対しない。
ところが、この忙しさである。
同時に、日々体力不足を感じている。
こりゃ、黙っているに限ると亀のように頭をすくめている。
外資系の会社(機械を売る)に勤めていた時、上司から売上3倍増を求められた。
自らやったマーケッティングの結果、1億円が限度です。
しかし、高給を維持するなら無理しかないと、条件を付けて請け負いました。
条件とは、機械を売るが、周辺ラインのエンジニアリングも売り上げにしたい。
渋々、飲んでくれました。
ある時、エンジニアリングだけの話が来ました。
どうするかと上司に相談しました。
欲しいという返事と共に、本社には内緒でということでした。
受注に際し、条件を付けました。
社外からエンジニアリングのプロを臨時雇用すること、その人に社員教育もお願いする。
背に腹は代えられない。
67歳の、かつての上司に助っ人をお願いしました。
「力不足と感じたら、いつでも言ってくれ」といさぎがよい。
現場の階段(監督と言う意味)だけは勘弁してくれと言われる先輩の条件を飲んだ。
そのパンプロジェクトは、ことのほかうまく行き、次もプロジェクトを2つ請けた。
結局、2年半先輩に働いていただいた。
エンジニアリングもビジネスになると、社内に機運が高まった。
営業は、エンディングストーリーを描いてモノ(機械やプラント)を売ります。
事前に損益計算して、客が儲からないモノは売らない。
アフターサービス(メンテナンスと客先社員の教育)までやる。
社内にスキルを残す。
こんなことをしてきました。
だが、「まだ役に立てる」と「もう勘弁してくれ」の狭間を行ったり来たりです。
歳を重ねながら、筋肉馬鹿になる自分を感じています。
スカウトはなかったことにしよう。
2022年6月7日