故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

スカウト

2022-06-07 04:14:16 | よもやま話

絵のタイトルは、「私きれい」です。
50代の女性は手強いのです。
きれいに描いたら、嘘と言われ、
本当に描いたら、怒られる。


今日のタイトルは、「スカウト」です。
今年初め、スカウトの話があった。
粉屋の社長自ら、新規事業に力を貸してほしいと言われた。
もう、歳をとっていますが、力不足と感じられたらくびにしてくださいと了解した。
コロナが落ち着いたら、また連絡します。と社長は切られた。

あれから数か月が経ちました。
連絡がありません。
月に10日(2週間)が限度だなと妻と話していた。
私がいないのも楽しいのか、「役に立てるならやりなさい」と反対しない。

ところが、この忙しさである。
同時に、日々体力不足を感じている。
こりゃ、黙っているに限ると亀のように頭をすくめている。

外資系の会社(機械を売る)に勤めていた時、上司から売上3倍増を求められた。
自らやったマーケッティングの結果、1億円が限度です。
しかし、高給を維持するなら無理しかないと、条件を付けて請け負いました。
条件とは、機械を売るが、周辺ラインのエンジニアリングも売り上げにしたい。
渋々、飲んでくれました。
ある時、エンジニアリングだけの話が来ました。
どうするかと上司に相談しました。
欲しいという返事と共に、本社には内緒でということでした。
受注に際し、条件を付けました。
社外からエンジニアリングのプロを臨時雇用すること、その人に社員教育もお願いする。
背に腹は代えられない。
67歳の、かつての上司に助っ人をお願いしました。
「力不足と感じたら、いつでも言ってくれ」といさぎがよい。
現場の階段(監督と言う意味)だけは勘弁してくれと言われる先輩の条件を飲んだ。
そのパンプロジェクトは、ことのほかうまく行き、次もプロジェクトを2つ請けた。
結局、2年半先輩に働いていただいた。
エンジニアリングもビジネスになると、社内に機運が高まった。

営業は、エンディングストーリーを描いてモノ(機械やプラント)を売ります。
事前に損益計算して、客が儲からないモノは売らない。
アフターサービス(メンテナンスと客先社員の教育)までやる。
社内にスキルを残す。

こんなことをしてきました。
だが、「まだ役に立てる」と「もう勘弁してくれ」の狭間を行ったり来たりです。
歳を重ねながら、筋肉馬鹿になる自分を感じています。
スカウトはなかったことにしよう。

2022年6月7日
コメント
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