絵のタイトルは、「このままここで」です。
本社から出向先に転籍した同僚に贈りました。
頑張れよ。
日本には、多くの人が暮らしています。
どれだけの人が、「生きる証」(今日のタイトル)を感じているでしょう。
今日も、置き去りにされそうな、どうでもよいことがテーマです。
推しメンが活躍するのを応援する。
日々の暮らしのすべてが、推しメンの応援のためにある。
推しメンに会うために、コンサートやテレビ番組を調査する。
推しメンに贈るカードや衣装を製作する。
推しメンを応援できるよう、時間を作り金を稼ぐ。
推しメンがマイナーからメジャーに昇格するのに託す「生きる証」です。
小学校、中学校、高校と大学を卒業した。
卒業証書は、誰にも渡される。
友と映った写真、汗をかきながら昇った坂道、恋の記憶が、生きた証です。
今のことです。
私は、「生きる証」を感じているでしょうか。
万人の「生きる証」を拾い集めているでしょうか。
空しさを感じるのは、今日始まったことではありません。
どうしてこうなん。
疑問を明日に持ち越す毎日です。
想いだしてください。
好きな人が一瞬だけ自分を見てくれた時のことを。
下を向き、赤くなるのを我慢しながら、ときめいた瞬間のことです。
想いだすだけで、温かくなる。
あなた一人の感情の起伏です。
日々は辛いことばかりです。
いつも笑顔で見守ってくれる、なにも言わない人がいる。
会うだけで、話すだけで楽しくなる。
そんな人が、あなたを応援しています。
あなたは、どうしますか。
まだふてくされますか。
あなたの存在そのものが、ひとを温かくしている。
そんなことがあるんです。
毎日、慌てふためいて「よく帰ってきた」と愛犬だけが、玄関でしっぽを振ってくれました。
「生きる証」は、考えるものではありません、感じるものです。
哀しくても、腹が立ってもよい、嬉しくてもよい。
2022年6月1日