故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

生きる証

2022-06-01 02:44:56 | よもやま話

絵のタイトルは、「このままここで」です。
本社から出向先に転籍した同僚に贈りました。
頑張れよ。


日本には、多くの人が暮らしています。
どれだけの人が、「生きる証」(今日のタイトル)を感じているでしょう。
今日も、置き去りにされそうな、どうでもよいことがテーマです。

推しメンが活躍するのを応援する。
日々の暮らしのすべてが、推しメンの応援のためにある。
推しメンに会うために、コンサートやテレビ番組を調査する。
推しメンに贈るカードや衣装を製作する。
推しメンを応援できるよう、時間を作り金を稼ぐ。
推しメンがマイナーからメジャーに昇格するのに託す「生きる証」です。

小学校、中学校、高校と大学を卒業した。
卒業証書は、誰にも渡される。
友と映った写真、汗をかきながら昇った坂道、恋の記憶が、生きた証です。

今のことです。
私は、「生きる証」を感じているでしょうか。
万人の「生きる証」を拾い集めているでしょうか。
空しさを感じるのは、今日始まったことではありません。
どうしてこうなん。
疑問を明日に持ち越す毎日です。

想いだしてください。
好きな人が一瞬だけ自分を見てくれた時のことを。
下を向き、赤くなるのを我慢しながら、ときめいた瞬間のことです。
想いだすだけで、温かくなる。
あなた一人の感情の起伏です。

日々は辛いことばかりです。
いつも笑顔で見守ってくれる、なにも言わない人がいる。
会うだけで、話すだけで楽しくなる。
そんな人が、あなたを応援しています。
あなたは、どうしますか。
まだふてくされますか。

あなたの存在そのものが、ひとを温かくしている。
そんなことがあるんです。
毎日、慌てふためいて「よく帰ってきた」と愛犬だけが、玄関でしっぽを振ってくれました。
「生きる証」は、考えるものではありません、感じるものです。
哀しくても、腹が立ってもよい、嬉しくてもよい。

2022年6月1日
コメント
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