![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/7c/93e1ba58fcda173ef91c26064b8d4331.jpg)
絵のタイトルは、「草木春近し」です。
武蔵野の風景を切り取りました。
昨年10月より、山本文緒さんにはまって、続けて5冊読みました。
恋愛が主たるテーマです。
未来から過去に進む手法や、
主人公の七変化(一人称の変更)などの作風が斬新でした。
包み隠さない心情の吐露もドキュメンタリーを視る思いがしました。
今日のタイトルは、「眠り薬」です。
寝床に持ち込んで本を読みます。
1行に35文字の本は適しません。
そんな本に限って厚い(重い)のです。
横向きになり、ページを進むごとに立てたり横にしたりを繰り返します。
35文字は行間も狭く、読んでいた箇所を見失うこともしばしばです。
持ち込む本は、軽い内容のものになります。
エッセイが多い。
面白くないと、飛ばし読みです。
ちっとも気重になりません。
結局、読みたい本になります。
掲げ持ち、横向きを繰り返し、筋肉トレにもなります。
もう限界と、素直にスタンドのスイッチをオフにします。
冬になると汗をかきません。
風呂にも本を持ちこみます。
ふたにタオルを敷いて、濡れた手を拭きながら読み続けます。
1Kgくらい汗をかいたら、出来上がりです。
本を買うことはなくなりました。
積読も処分も気になりません。
2週間に一回、司書の方に会うのも楽しみの一つです。
妻も借ります。
読んでる間は、静かです。
学生の頃は、欲しい本が買えませんでした。
背表紙を追いながら、作家になった気分を味わいました。
古本の臭いも紙魚(見つけてはつぶす)も好きでした。
廊下に寝っ転がって本を読みたい。
まどろんで、それからしばし居眠りです。
春が待ち遠しい。
2024年1月8日