故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

眠り薬

2024-01-08 05:19:48 | よもやま話

絵のタイトルは、「草木春近し」です。
武蔵野の風景を切り取りました。


昨年10月より、山本文緒さんにはまって、続けて5冊読みました。
恋愛が主たるテーマです。
未来から過去に進む手法や、
主人公の七変化(一人称の変更)などの作風が斬新でした。
包み隠さない心情の吐露もドキュメンタリーを視る思いがしました。

今日のタイトルは、「眠り薬」です。
寝床に持ち込んで本を読みます。
1行に35文字の本は適しません。
そんな本に限って厚い(重い)のです。
横向きになり、ページを進むごとに立てたり横にしたりを繰り返します。
35文字は行間も狭く、読んでいた箇所を見失うこともしばしばです。

持ち込む本は、軽い内容のものになります。
エッセイが多い。
面白くないと、飛ばし読みです。
ちっとも気重になりません。
結局、読みたい本になります。
掲げ持ち、横向きを繰り返し、筋肉トレにもなります。
もう限界と、素直にスタンドのスイッチをオフにします。

冬になると汗をかきません。
風呂にも本を持ちこみます。
ふたにタオルを敷いて、濡れた手を拭きながら読み続けます。
1Kgくらい汗をかいたら、出来上がりです。

本を買うことはなくなりました。
積読も処分も気になりません。
2週間に一回、司書の方に会うのも楽しみの一つです。
妻も借ります。
読んでる間は、静かです。

学生の頃は、欲しい本が買えませんでした。
背表紙を追いながら、作家になった気分を味わいました。
古本の臭いも紙魚(見つけてはつぶす)も好きでした。

廊下に寝っ転がって本を読みたい。
まどろんで、それからしばし居眠りです。
春が待ち遠しい。

2024年1月8日
コメント
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