故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

寒いからどうした

2016-11-15 04:20:03 | プロジェクトエンジニアー

女の人は、いつまでも可愛い。
そんな方を描いていると、こちらが少し恥ずかしくなります。
どうして素直に生きてこなかったんだ。


大阪、西成のあいりん地区の活性化の話をネットで読みました。
橋本市長の時代にとりかかったプロジェクトだそうです。
縦割り行政の役人が、逃げられないように仕組む工夫が大半の努力であったと
書かれていました。
役人に限らず、誰だって危険な場所からは距離を置きたい。

今日のタイトルは、「寒いからどうした」です。
どうもこうもありません。寒いのです。
腹が立つほど寒い。
これからもっと寒くなるそうです。

足元が冷たい。
仕方がありません。動かすことにしました。
ありゃりゃ、冷たいけどなんとか血が通うようになりました。
体温が上がる感じです。靴下を履いているより温かい。

首がスースーします。
マフラーを巻いていました。
足首を上下させるだけで、首のスースーもどこへやら。
気にならなくなりました。

何かやれば良い。
黙っていることはない。
そうしてあいりん地区の活性化は始まりました。
市長も、仕掛け人もいなくなりました。
誰もが、自分たちが変わってその喜びを分かち合っている。
少しずつ街が変わる。自分たちが変えている実感があります。

「寒いからどうした」が今日のテーマです。
自分にかける号令でした。これからもっと寒くなります。
こんなことで背を丸めていたら笑われますね。

学生時代に、東京南千住の涙橋の酒屋で、朝6痔から働いたことがありました。
すりきりいっぱいのコップ酒を110円(梅干しつき)で売っていました。
仕事にあぶれた男たちが、朝9時には店頭で酔っぱらって横になっていました。
時には、頭から血を流していました。殴ったビール瓶が割れたから大事にはならなかった。
ジーパンを履いた刑事を初めてみました。
誰もがやりきれない。そんな街でした。

午後2時から夜8時まで、銀座の酒屋で掛け持ちでバイトをしました。
こちらでは、店の前に出された空き瓶のしずくを集める爺さんを見ました。
何時間かかったのでしょう。ボトル半分の高級酒の集まり。
爺さんは嬉しそうでした。これを仲間に売るのでしょうか。
こちらも同じくやりきれない街でした。

爺さんは、生きるために「寒いからどうした」とうごめいていたように見えました。
切実感が出ませんでした。続きは、「道」で読んでください。

2015年2月22日投稿記事「道」を読んでみてください。
一人の年寄りのプロフェッショナルについて書いています。

道半ば 雪道ひとり 行かねばと

2016年11月15日
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