描かせていただいたこの娘に登場してもらいましょう。
タイトルは、「可愛いね」です。
これからもいっぱい物語が紡がれることでしょう。
今日のタイトルは、「S君のいたずら、その後」です。
11年前、私はある女性の気を引くために、笑える話を書き続けていました。
その中の一つが、2014年5月9日投稿記事、「S君のいたずら」です。
「たまらず、女性は笑い出したのです。夜中におかしくてたまらなくなったのです。
K君がまさぐっていた手は、男にしては柔らかいS君の手だったそうです。
恋の行方はきいておりません。」
(記事より抜粋)
2日前、ある会合で、私はその「笑いだした女性」に会ってしまいました。
遅れていった私の席は、女性たちの間の空席でした。
初めて言葉を交わす隣の女性から旧姓を聞きました。
旧姓が私の記憶に火をつけました。
「S君のいたずら」のマドンナでした。
半世紀前の、女性にとっては墓場まで持っていくであろう話です。
一気にタイムスリップし、その女性は真相を語り始めました。
S君に恋心を抱いていたマドンナは、仕方なくK君のアパートに泊ったそうです。
手を伸ばしたのはS君で、彼は照れ隠しに物語をでっち上げていました。
私を除く、かつてはもてた男と女の昔話を語り合う会合でのことでした。
2024年11月18日
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