

さるすべりの木肌を一生懸命描いた。
納得がいかず、描きなおした。
心象風景は、いたってシンプルである。
そんなことで良いと思う。
今日のタイトルは、「忘れ物」です。
大事なものを落とした。
非日常の時こそ、気を付けなければならない。
これから先、同じようなことが続くのかと大いに落胆した。
そして、いよいよ来たかと恐怖も感じた。
その日は、ゴルフ場でもスコアカードをロッカーにつけたまま忘れた。
プレー中だったので、フロントに電話をして預かっていただいた。
一緒に回ったメンバーがカフェで反省会をしてくれるので、急いで帰ってきた。
忙しいことが、忘れる要因であってはならない。
どんなに酔っぱらっても、財布を落としたことはなかった。
妻と一緒に、再度カフェまでの道をたどった。
カフェの裏で、懐中電灯の光のなかに財布を発見した。
翌日、雨に濡れた名刺入れも見つかった。
いつも保管するリュックサックのチャックが、締まってなかったのだろう。
ルーチンワークができなかった。
過去起こったことや人の名前を忘れることは、気にもならない。
記憶の壺のオーバーフローとしか考えてなかった。
誰にも起こる必然性ゆえのおかしいことである。
すべて自己責任として、受け止められた。
今回は、自分のいい加減さを他人のせいにしようとした。
ものの考え方が逆行するような心の持ち方である。
これはまずいと、密かに反省した。
自分の生き方ではない。
もずが木に 獲物を忘れ 干からびる
2018年11月8日
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