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玉川上水の市民花園で見つけました
もう後がない。
1勝7敗から7連勝をする。
運にも恵まれないとこんな芸当はできないはずです。
とにかく元気であること。
動けることから始まり、勝つためには何をしなければならないかだけを考える。
土壇場です。土壇場とはしおきば(斬罪の刑場)のことを言うらしい。
広辞苑に出ていました。気軽には使えない言葉だと怖くなりました。
これを奇跡と捉えるか、いや当然の結果と胸を張るか。
成しえた人の感想を聞きたいものです。
工事現場に欲があるとしたら、只々「早く終わりたい」だと思います。
汗と引き換えに、物が出来上がっていきます。
こんな思いをして良かったと思います。
プロジェクトエンジニアーを長く続けてきました。
正直な話、こんなに汗をかいた経験はありませんでした。
いつものことですが、始まったら逃げられないのです。
一つずつ石を積むような毎日です。
職人は、明るく仕事を始めます。
自分の持ち場を守ります。
こうして、人に優しくなれるんだなと感じました。
一緒に汗を流します。
後押しをする設計者達。
安全を確保する監督達。
一つの目的のために、その場限りの協力をします。
誰一人、自分だけが良いことをしようとする職人はいません。
出来ないのです。一つ出来て、次ができるような仕事だからです。
私は、ひたすら朝8時から夕方5時まで、日曜日は完全休養を貫いています。
中には、夕方遅くまで仕事をしたがるグループがいます。
次の仕事が控えている。請負の仕事を早く終わらせたいのです。
次から次にそんなグループがやって来ます。
私は、安全に笑顔で家族の元に返してあげたいのです。
また、明日元気で会いたいのです。
長丁場になると、段々とその考えが浸透してきました。
暑くなってきて次第に疲れは蓄積されてくるのです。
もう後がないような毎日です。
皆さんよく頑張ります。
どんな仕事も尊いと思います。
仕事をなめている人には会えません。
若くても、年寄りでも不思議に一生懸命です。
仕事に出られること自体、本当は嬉しいことなのです。
どこまでも優しくなれるのです。
言い換えれば、それしかないのです。
汗をかき 靴下までの しずくかな
2015年6月26日
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