テレビを消して、妻と話し込む。
見たいテレビはいつでも見られます。
妻とは、二人きりの生活、この時話さなければこの次いつ話せるか分かりません。
二つのことが、同時にできなくなったようです。
何を真剣に話したかというと、知らないところへ行って人と話す方法についてです。
今日のタイトル「地域へ溶け込む」方法の大事な始まりです。
地方では、一人に一台車があるのです。
多いうちでは、3-4台となります。駐車場がよくあります。
車と職場の往復です。
娯楽も家の中で済むことが多く、地域の人とのつながりは希薄になるばかりです。
寄合(法事、部落会、老人会、道づくり、清掃活動)と言っても、
出かけるのは家族の中から代表者だけとなります。
ほとんどが、その家の年より(家長)になります。
若いものの生活は、都会の若者となんら変わりません。
知らないうちに、一人死に二人去り、空き家となっていきます。
どうにも動けなくなり、お寺に参ることさえ難儀になり、耕作放棄地が増えていきます。
地方とて、隣同士の付き合いが希薄になっています。
道であった人とたまに挨拶を交わします。
さて、知らぬ土地に行って、あなたは手始めに誰と話しますか。
道を歩いても、人には会えません。
誰かに会いたい時は、なんとか人に会い、ことの次第を話します。
その人は、携帯電話で連絡を取ってくれます。そして目的の家まで行き、やっと会えます。
田舎の人はいたって親切です。
このネットワークにどのようにして入るかと考えました。
青年会、消防団、祭りや催し物(運動会、美術展、お茶会、老人会)に出かけます。
一緒に活動するのです。お互いどんな人か分かりあえます。
しかし、地域おこしとなると、皆さん心配はしているけれど腰が引けるのです。
自分の生活の遠い部分では大事なことなのですが、身の回りの緊急事項ではありません。
希薄な生活が、いつの間にか人口減少につながっていきました。
浜をきれいにすることが、地球環境を守ることとつながりません。
プラスチックのマイクロチップ(5mm以下)を小魚が食べ、その小魚を大きな魚が食べる。
浜に打ち上げられたプラスチックは、紫外線などによって劣化します。
劣化の過程でPCBを含み、それを誤って食べた小魚はPCBを多く含み、
食物連鎖の最後に人間の体に蓄積されます。
では、どうやって「海洋汚染」のゴミを拾う活動を地域おこしの一つとして取りかかるか。
当然、一人ではできません。
地域の人は、人を迎える時自分の家の前、公共施設(道路、神社、お寺、公民館)を清掃します。
その延長に浜のゴミの清掃があるのです。
山の道の整備は、山火事に備えて消防車が入れるようにすることです。
これは、市役所の仕事でしょうか。
山には地権者がいて了解をもらわないとその土地に入って木を切ることは出来ないのです。
やはり、地域に溶け込んで説明しなければなりません。
地域おこしは、気の長い仕事です。
宮沢賢治のような人がいないと上手くいかないと、妻は言いました。
それは、議員さんや行政の仕事ではないのかなと思いました。
議員さんは、地域の人の声の代表であり、
行政は議員が話し合った決定事項の実現に税金を使います。
地域おこし協力隊員は、宮沢賢治になれるでしょうか。
そんなに固く考えなくてもよいのでしょう。
まずは、地域に溶け込みます。
趣味は広い方が良い。
身体は健康が良い。
第一に笑顔で話せる人がよい。
何でも面白がる人がよい。
これは、心がけでできるようです。
立派な「宮沢賢治」です。
一人の顧客を満足させることが使命です。
食品スーパーのプロフェッショナル佐藤さんは言われていました。
まずは、一人です。そして二人です。急に十人になるかもしれません。
妻と話しました。
二時間にもおよびました。おかげで夕飯が遅くなりました。
私は、一人と真剣に話せたでしょうか。
2016年1月24日
<<投稿後感じたこと>>
私の文章は、語尾に「のです」がとても多いようです。
これは、私の性格によるのです。
熱くなりやすい性格が故に、語尾が「のです」となります。
押しつけがましい表現です。
知らず知らず、そうなります。
これではいけないと、反省する次第です。