故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。
絵のタイトルは、「わっ」です。
出会いは、いつも突然です。
狼狽えることはないのです。
今日のタイトルは、「出会い」です。
私達は、多くの人や物語と出会ってきた。
出会うために生きて来たと言ってもよい。
出会いだけでなく、多くの人と別れても来た。
母は、脳内出血で入院した。
夜、付き添いををした。
その頃は、看護婦さんが母の手をベッドの柵にひもで固定していた。
小さな身体のどこにあるのか、力技で柵をはずした。
私は、母に語りかけた。
隣りのベッドですすり泣く声が聞こえた。
表情が無くなった母との「出会い」であった。
コーヒーに入れた氷砂糖が融ける「プチプチ」という音がした。
私は、後にかみさんになる女性と待ち合わせをしていた。
待ち合わせは、蔦が覆う銀座の喫茶店。
木製の階段を上がるハイヒールを待ち焦がれた。
目が覚めたら、隣のベッドに寝ていたかみさんはいなかった。
出てこない我が子を待っていたかみさんは、歩いて産室に向かった。
小さな産声が聞こえた。
大きな力が湧いてきた。
娘との出会いである。
出会いを書けば、枚挙に暇(いとま)がない。
第一印象をよく覚えている人のことは、忘れない。
こんな人だったんだ。
存在自体が大きくなっていくことを抑えられない。
心の中で、何度も会うことになる。
申し訳ない。
ありがとう。
初恋の人に妻と一緒に会った。
50年ぶりの想いを伝えた。
思い残すことは、何もない。
出会いは、いつも初舞台。
出会ったのちは、発見の日々である。
歓びも後悔も刻々と過ぎていく。
口約束など忘れた。
ただ、共に生きなければならない。
新しい人柄にまた出会う。
都度、元気が出る。
嬉しい。
ありがとう。
そんな人とは、長い付き合いになるのでしょう。
2022年3月14日
<<あとがき>>
恋人を幸せにできるかと自問する。
多くの場合、自信が無い。
自信がある人など一人もいない。
自分が幸せになれるかだけは、解った。
それで、いいんじゃない。
(筆者)
絵のタイトルは、「ねえねえ、どうしようか」です。
一緒に考えようか。
今日も畑で切った木を片づけた。
片付くのを待ちきれず、ジャガイモと柑橘類(蜜柑6本、レモン1本)を植えた。
ジャガイモが獣に掘り返されてないか、鳥につつかれてないか、翌朝チェックに行った。
野良猫がしゃがみ込み用を足した。
からすが、乾燥コンポストをほじくった。
この程度で安心した。
今日のタイトルは、「猪の網談義」である。
耕作放棄地の近くの箱罠に猪がかからなくなった。
昨年末には、毎週か隔週の頻度で捕獲されていた。
耕作放棄地がきれいになり姿を紛らせられないからなのか、他のえさ場が忙しいのかわからない。
竹林に姿を見たとも聞いた。
猪は土から出た筍は食べない。
畑に芋を植えたからには、金網で畑の周りを囲まなければならない。
猪だけでなく、島にはハクビシンも狸もいるらしい。
150mmピッチの網穴では侵入される。
特にうりぼう(猪の子供)が侵入すると、母猪は網を破ろうと突撃を繰り返すらしい。
狸やハクビシンは、猫と一緒で頭が抜けると侵入できる。
よって、90mmのピッチの網穴が良いらしい。
網の材質と線径はどうか。
ステンレス、亜鉛どぶ付け、鉄の順で、経費との兼ね合いで鉄が選択される。
線径は、3mm程度から縒り(か捩り)線径が太くて曲がらないようである。
結びつける針金は、ステンレス製が良い。
組み方はどうか。
猪は、鼻が強く網下を掘って侵入する。
対策は、風鎮を付ける、12-13mmの鉄棒を土と接する所へまわす、網外地面に瓦を並べるなどがある。
とっておきは、立てた網の外側に、網を斜めに設置する。
猪は直線に掘り進もうとするので、斜めの柵は地面に食い込み侵入出来ない。
と工夫を自慢する。
弱点は、柵外の草が刈れない。
電気柵が良い。
直流1万ボルトの配線は、一つのバッテリー(太陽光発電)で総延長3Km迄可能とメーカーは謳っている。
鉄柵をし、柵の中外の草を刈り、さらに電気柵を設置するのが最強に見える。
ハクビシンは柵をいとも簡単に昇る。
ネットを回している農家もある。
雉、とんびとカラスの空中対策である。
いずれの柵をしても、人間が出入りする入り口が狙われるらしい。
簡単に出入りできるように、入り口を設置する。
中には、枠付きのアルミドアを付けた農家もいる。
網談義はつきない。
そのうち、同窓会の旅行になったころ散会した。
網を設置費用に補助金(50%)が出る。
申請用紙には、被害状況を書くよう求められている。
耕作放棄地を開墾し畑にする。
葛根を掘り返した10数か所の穴(深いもので1m)を整地したくらいである。
これから植えるんだから。
面白いことを聞く。
さて、どうしたものか。
2022年3月12日
<<あとがき>>
戦後生まれ(ほとんどベビーブーム世代)が、畑で働いている。
教室には、後ろの壁に着くくらい、50人ほどいたそうである。
それが、今では1年から6年までの総勢で10数人と言う。
耳を疑うが本当らしい。
人口が、猪の数に負けているだろう。
二万人の人口の島で、一年に捕獲される猪は約1000頭である。
(筆者)
新横浜夕景。
続いて、あなたに会いたい。
今日のタイトルは、「ここまで書いてよい」です。
JUJUが歌う松任谷(荒井)由実の歌は、説得力がある。
荒井由実とは、違う透明感も心地よい。
実力ある歌手が、持ち歌でない楽曲をカバーする。
表現力によって、違う輝きを与えてくれる。
こんな風に歌ってもよいのだよ。と教えてくれる。
橋田寿賀子さん脚本のドラマは、よく観察したものだと、リアルな台詞が続く。
向田邦子さんのここまで書いちゃっても良いんだと感心させられる。
朝ドラで、心を揺さぶられ翻弄される。
そして、中毒になる。
似顔絵を描いていて、対象の表情に驚かされる。
決めちゃってくれました。
俄然、挑戦の火が灯る。
その人らしさです。
輝いている魂を抜きとる。
その人らしさの表現は自由です。
素晴らしいと感じたパーツから描き始め、全体は画面からはみ出す。
歳を重ねるごとに、自由度は広がる。
固定観念から解放される。
自らの感動から自由になる。
冷めた見方ができる。
それだけ寂しいとも言える。
歌い継がれる詩は、聞くものに感動する力も与えてくれる。
それは何かと考えた。
聞くものの人生観を揺さぶるものがある。
恋人と表現されていても、愛犬や隣人に置き換えられる。
聞く人の自由である。
そんな歌が口伝えに伝承される。
そして、世界を動かす。
芸術やスポーツが、国際的に称賛される。
常に、読者の予想を覆す。
そんな文章を書いていきたい。
2022年3月10日
絵のタイトルは、「この人はいつもこうです」
30年ぶりにお会いした会社の先輩でした。
変わりませんでした。
こうありたいものです。
夜眠れなくて困っている。
先輩がよく口にされます。
朝10時頃、昼3時頃、先輩に電話をします。
いつも寝惚け声です。
睡眠は足りている。
今日のタイトルは、「夜眠れない」です。
先輩のことをもう一つ。
電話をしてから、「プレー中」ですかと遠慮する。
「カマかけるんじゃないよ」と向こうで怒っている。
私はゴルフの最中かなと心配したのに、笑ってしまいました。
足が吊り、痛くて眠れません。
それならと、起きる次第です。
そのままの食器を片づけ洗う。
乾いた洗濯物を畳む。
まだ眠れそうにない。
ブログを書く。
身体が心底疲れていたら、眠れます。
寝床であれこれ悩むより、起きだします。
開けぬ夜はない。
忘れることが出来ないこともない。
壊れる前に、手を入れる。
それでもだめなら、ヘルプを出します。
そうして生きてきました。
2022年3月9日
絵のタイトルは、「このままここで」です。
考え方によって、なんでも見えてくる。
楽しくなくてもよい。
辛くもない。
あるがままを生きる。
5日ぶりの投稿になります。
今日のタイトルは、「日々平凡」です。
書くことがないよの。
と妻が言う。
私達は、平凡を怖がっている。
何かがあるとしても、対処によっては困ることになる。
定年後の夢を、定年前に考えておいたらと言われる。
読めなかった本や、できなかった勉強をしようと図書館に行く計画を立てた。
3か月で飽きた。
映画を見たかった。
忙しくて、名作や話題作を見逃した。
リバイバル専門の映画館を梯子する。
これも、いつものように三日坊主。
と、職場復帰した先輩から聞いた。
わずか半年見なかっただけで、先輩は顔がむくみ元気がなかった。
老後のことを色々と言われる。
私達もことのほか心配する。
妻がやたら元気が良い。
コマーシャルで見た「昼も夜も..」
のフレーズが思い出せないまま、脳内でこのフレーズがこだまする。
やっと、耕作放棄地の草木刈が終わり片付いた頃、ここも伐ってほしいとリクエストが来た。
それを昨日こなした。
ことのほか疲れて、今朝は起きれなかった。
私は、のろのろと動き出す。
腰に来そうだったので、ほどほどにしたつもりだけど応えていた。
妻が元気だから、ルーチンワークは終わっているものと期待した。
無駄に元気だったと思われる。
私は、できかなと、ルーチンワーク(炊事、洗濯、掃除)を片づける。
疲れは解(ほど)け、元気が蘇る。
仕事を残してくれた妻に、嫌味たっぷり感謝する。
洗濯機の底に、軽トラの鍵を発見する。
妻に見られなくてよかった、とにやり。
平凡な毎日。
変化の無い老後。
そうですか。
恋は何時でも初舞台。
老後も危機感溢れるサスペンス。
何があっても不思議ではない日常をすれすれに生きている。
平凡こそ、有意義な答えのはずです。
努力に勝る天才なし。
2022年3月8日
<<あとがき>>
ぐずぐず言わないの。
病気になってから、ああすればよかったと思わない。
そうなるべき、そうしたんだから、仕方がないでしょう。
不足の事態が起きてから対処について考察します。
(筆者)