*2013年5月22日撮影
藤の花には、ミツバチやクマバチやその他大勢の虫たちが群がっています。
そんな中にごく小さな虫が飛び回っていて、これがとまるのを見計らって撮影すると、ごらんのような黒い虫です。
でも頭とお尻はオレンジ色で、そのコントラストがなかなかきれいなのです。
クロウリハムシという虫です。
*2013年5月20日撮影
モミジの葉にとりついているクロウリハムシです。
羽虫というのは小さくて飛び回る虫の総称ですが、ハムシ科という正式な分類ができて、ハムシ科に属する虫がハムシです。
瓜(うり)類の葉を好んで食べるというのでウリハムシという虫がいて、ウリハムシに似ていて黒いのでクロウリハムシというわけです。
ウリハムシ同様瓜類の葉が好物ですが、その他のさまざまな花や葉を食べるようです。
*2013年5月15日撮影
こうして横から見た姿もいい感じです。長いヒゲ(触角)もいいバランスです。
身体全体がオレンジ色で、背中(羽)と足だけが黒いのがわかります。
さて、のんきに小さな虫を眺めて喜んでいる私ですが、この虫は害虫として知られています。
ウリやキュウリやカボチャなどの葉を食べてしまう、農家泣かせの虫。
さらにはキキョウやナデシコの葉を食べてしまう、ガーデニング愛好家の敵。
農薬で駆除される運命にある虫ですが、いたるところで見かけるしぶとい虫でもあるようです。