さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

クロウリハムシ

2013-05-22 22:17:56 | 昆虫

*2013年5月22日撮影

 藤の花には、ミツバチやクマバチやその他大勢の虫たちが群がっています。
 そんな中にごく小さな虫が飛び回っていて、これがとまるのを見計らって撮影すると、ごらんのような黒い虫です。
 でも頭とお尻はオレンジ色で、そのコントラストがなかなかきれいなのです。

 クロウリハムシという虫です。





*2013年5月20日撮影

 モミジの葉にとりついているクロウリハムシです。
 羽虫というのは小さくて飛び回る虫の総称ですが、ハムシ科という正式な分類ができて、ハムシ科に属する虫がハムシです。
 瓜(うり)類の葉を好んで食べるというのでウリハムシという虫がいて、ウリハムシに似ていて黒いのでクロウリハムシというわけです。
 ウリハムシ同様瓜類の葉が好物ですが、その他のさまざまな花や葉を食べるようです。





*2013年5月15日撮影

 こうして横から見た姿もいい感じです。長いヒゲ(触角)もいいバランスです。
 身体全体がオレンジ色で、背中(羽)と足だけが黒いのがわかります。

 さて、のんきに小さな虫を眺めて喜んでいる私ですが、この虫は害虫として知られています。
 ウリやキュウリやカボチャなどの葉を食べてしまう、農家泣かせの虫。
 さらにはキキョウやナデシコの葉を食べてしまう、ガーデニング愛好家の敵。
 農薬で駆除される運命にある虫ですが、いたるところで見かけるしぶとい虫でもあるようです。