*2013年5月28日撮影
ちょと不思議な感じの、木に咲く花、ユリノキの花です。
北アメリカから明治初期に渡来し、公園など各地に植えられています。
この花は、一度見ると忘れられないインパクトがあるのですが、葉の中に上むきに咲くので気づかない人も多いのです。
ユリノキというのはこの花をユリに見立てた命名です。
別名チューリップツリーというのはわかりやすく、花をチューリップに見立てた命名で、このほうがいいのではないかと私は思います。
もうひとつの別名、ハンテンボクというのは、葉の形に由来します。
この木の葉は他にはない特殊な形をしていて、ふつうとがっている葉先が反対にくぼんでいます。それで人の形に見立てたり、半纏の形に見立てたりします。
葉を半纏に見立てて、ハンテンボクです。
葉の形の典型的な姿は、上の写真の右端の花のすぐ右下、枝の後ろになっている葉をごらんください。
*2013年5月28日撮影
ユリノキはどんな木かといういうことで、この写真です。
樹高20m以上になる高木です。
会津の鶴ヶ城公園には4本並んで立っています。
*2013年5月22日撮影
おまけの一枚は、咲き始めの花にもぐり込もうとしている蜂の姿です。
はっきりしているのはお尻の部分だけなので、違うかもしれませんが、スズメバチだと思います。