*2013年9月12日撮影
とても地味なトンボを見つけました。
オツネントンボといいます。アオイトトンボの仲間とされていますが、色が目立たないため、なかなか目につきにくいと思います。
オツネンとは越年のことで、つまり成虫のまま越冬するというトンボなのです。
トンボは大抵幼虫(ヤゴ)として冬を越します。親は死んでしまうわけです。
オツネントンボは夏を幼虫として過ごし成虫になるとすぐ秋なので、越冬して成熟して春を迎えます。そして春に卵を産むのです。
トンボの中ではとても変わったライフサイクルの持ち主です。
*2013年7月28日撮影
これは7月末に撮ったオツネントンボです。
たぶん早めに羽化した若いトンボだと思います。
オツネントンボは成熟すると目が青くなるといいますが、青い目のオツネントンボは春にしか見られないのかもしれません。