さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

カワラヒワ

2013-03-22 20:16:03 | 

*2013年3月20日

 昨日は冬に逆戻り、雪がちらつく寒い一日でした。今日はまた春が復活、暖かい一日となりました。
 行ったり来たりしながらも、春は着実にやってきて、もう雪はほとんど消えてしまいました。

 春になるとともに、カワラヒワの姿をよく見るようになってきました。冬の間はどこにいたのかと思います。
 雪が消えた休耕田には、スズメやムクドリが群がっていますが、スズメと思って見ているとカワラヒワが混じっています。
 落ちている草の実を食べているのでしょうか。




*2013年3月13日撮影

 ヒワは鶸と書きますが、どういう意味かはよく分かりません。黄色い小鳥マヒワをさす言葉だそうです。
 河原にいるヒワだからカワラヒワなのだと思います。ただ水辺をかなり離れたところにもいます。
 翼の一部が鮮やかな黄色で、その部分が目立ちます。頭部は黒っぽい灰色でクチバシはピンク、なんとなくアンバランスな感じもします。
 

キヅタ

2013-03-19 21:44:27 | 樹木

*2013年3月17日撮影

 東京では桜が咲いたと花のたよりが聞こえてきますが、こちらはまだまだ雪が残り、花はもちろん、緑も少ないままです。

 松の幹を伝って伸びようとしている、キヅタです。この時期に若葉を開かせている姿に一足先の春を感じて、撮影したというわけです。
 キヅタ(木蔦)は別名フユヅタ(冬蔦)といい、落葉しない常緑のツタです。本来のツタ(蔦)は紅葉し冬には葉を落としてしまうため、ナツヅタ(夏蔦)といいます。
 しかし、キヅタはウコギ科で本来のツタはブドウ科と、分類上は別種の植物とされています。
 キヅタの同類には、園芸種としてセイヨウキヅタと呼ばれる各種のツタが、庭や公園にたくさん育てられています。




*2013年2月22日撮影

 こちらは先月、雪が積もったキヅタに実がついているのを撮影したものです。
 キヅタの花は秋も遅くに咲き、実はこれから6月頃にかけて黒く熟します。
 一見して違うのは葉の形で、上の写真はハート形または掌状に切れ込みが入ったツタらしい形をしていますが、実のついている方の写真は切れ込みのない、いわゆる木の葉の形の葉をしています。
 まるで違う植物のようですが、花の付く枝と、花の付かない枝では、葉の形が違うのです。
 面白いものですね。

 

カシラダカ

2013-03-18 22:36:11 | 

*2013年3月17日撮影

 昨年の冬は冬鳥の姿をあまり見なかったのですが、今年はたくさん見かけます。
 この写真のカシラダカも冬の鳥です。ホオジロの仲間で見た目も似ていますが、頭の冠羽が特徴で、とんがり頭に見えます。
 地上に落ちた草の実などを好んで食べ、群れを作っていることが多いようです。
 後ろ向きですが、振り向いてこちらを見ている図です。



*2012年12月25日撮影

 この冬、昨年の暮れのカシラダカの写真です。
 雪の中、枯れたヨシの茎に止まっています。上の写真よりは、姿形が見えると思います。

テントウムシ

2013-03-17 21:23:36 | 昆虫

*2013年3月17日撮影

 会津の地も春に向かってダッシュしているようで、今日も暖かいいい日でした。

 そして今日は赤いテントウムシを発見しました。
 テントウムシの中で一番ポピュラーな、ナナホシテントウです。早春に活動を始めると言われていますが、まさにその通りでした。
 テントウムシが止まっているのは、大きなロゼットで、大根の葉のように見えます。おそらく菜の花(セイヨウアブラナ)ではないかと思います。花が咲くまで観察して、確認したいものです。
 テントウムシは葉を食べているのではなく、葉についているアブラムシを食べているのだそうです。肉食だったのですね。



*ロゼット----野草が冬越しのために根から直接葉を出し、平たく放射状に広がった形。ロゼットとはもともとバラの花をさす言葉で、花のような形の草というわけです。
ナナホシテントウがいた菜の花(?)のロゼットはこんな形でした。


*2013年3月17日撮影


ネコヤナギ

2013-03-16 21:09:36 | 樹木

*2013年3月15日撮影

 ネコヤナギ(猫柳)の花が開いて、雪国にも春が来たと告げてくれます。
 これを花と呼んでいいのかどうか、躊躇しますが、花びらに代わるものが柔らかい絹毛なのでしょう。
 雌雄別株で雄の木と雌の木は別なのですが、この時期には区別がつきません。ただもう少し日が経つと、雄花は赤い雄しべが出て、雌花は黄色い雌しべが出て区別がつくようになります。




*2013年3月14日撮影

 青空を背景に、猫柳です。
 春が来る喜びを教えてくれているようです。