さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アキアカネ

2013-10-07 22:13:43 | 昆虫

*2013年10月7日撮影

 今日は夏に戻ったかのような暑い一日、快晴でした。
 
 稲刈りの季節になりました。空には赤とんぼが舞い、刈り取った稲の香りとともに、懐かしい昔をふと思い出します。
 この時期の赤とんぼと言えばアキアカネです。
 最近、全国的に激減しているとされていますが、今日はたくさん見かけました。

 写真のアキアカネは雄だと思います。
 アキアカネは胸部や顔は赤くならず、背面が赤くなります。腹側はあまり赤くならないのですが、それでも雄はかなり赤くなるものがいます。





*2013年10月7日撮影

 こちらはすこし地味な色のアキアカネです。雌なのだと思います。
 すこし赤みがあって、赤とんぼだといって違和感はないトンボです。
 個体によっては黒っぽかったり、茶色だったりして、少しも赤くないアキアカネもいます。

 赤とんぼ以外のトンボはもうほとんど見かけなくなってきました。

ノコンギク

2013-10-06 23:23:53 | 草花

*2013年10月6日撮影

 数日ぶりに青空がのぞき、雲は多かったもののさわやかな一日となりました。

 野菊と呼ばれているさまざまな種類の野草の中で、薄紫色の花をつけるものの代表はヨメナとノコンギグです。
 野菊は判別が難しくて、私には名前の特定ができません。
 それで薄紫色の花であればヨメナかノコンギクかどちらかだと仮定して、花が小さめでまとまって咲くのをノコンギクだと、とりあえず決めてみました。





*2013年10月6日撮影

 そういうわけでノコンギクとして紹介している今回の花は、間違っている可能性は高いのですが、ご理解のうえお付き合いください。
 秋の風情を感じさせながら、そこここに咲いているノコンギクは、豪華ではないけれどとても美しい花です。
 この写真は咲き始めの一本。





*2013年10月6日撮影

 こうしてたくさん咲いている姿に独特の風情があって、いい感じです。
 日本の花といえば春は桜で秋は菊ですが、その菊の本来の姿はこれなのだと、一人で勝手に思っています。
 日本の花です。

ヒメアカタテハ

2013-10-02 22:19:35 | 昆虫

*2013年10月1日撮影

 今日は午後から雨。午前中も空は灰色の雲におおわれていました。
 
 それで、昨日撮ったヒメアカタテハをごらんください。
 ちょっと見て、先日紹介のツマグロヒョウモンのようだと思うかもしれませんが、違うのです。
 ツマグロヒョウモンは会津ではどちらかというと珍しい方にはいりますが、ヒメアカタテハはポピュラーでよく見かけます。





*2013年9月30日撮影

 ヒメアカタテハの雌の翅の裏側の模様です。
 私はこの精緻な造形を、例えるもののないほどの見事なもの、この上ないほどの美しいものと思います。
 翅の表側はそれなりに複雑な色と模様をしていますが、この裏側のすばらしさは圧倒的です。
 この世には信じられないような美しい生き物が、ごく身近に生きているのだということを教えられます。





*2013年8月30日撮影

 これもヒメアカタテハの翅の裏側です。
 色が全体に濃いので、これは雄なのだと思います。色が少し濃いだけで、印象はまったく違います。
 雌の繊細さに比べて、単調に見えます。ただ、模様自体は雌と少しも違いません。

 今日は、雌のヒメアカタテハの翅の裏側の模様はすごいという、私の思い込みを書きました。
 少しだけでも共感していただければ、うれしく思います。

すきまぐもとアーク

2013-10-01 22:26:55 | 

*2013年10月1日撮影

 10月になりました。秋ですね。
 今日は雲です。ひつじぐもというのが一般的な、高積雲です。でも、ひつじに見えるような雲ではないので、すきまぐもとします。
 すきまぐもは雲と雲との間が広がっているものをいうので、これは下の方は当てはまらないかもしれません。
 一番下にのぞいているのはコスモスです。





*2013年10月1日撮影

 もうひとつ見ていただきたいものが、空中の虹です。
 あまりはっきりしないかもしれませんが、赤が上に見える「環水平アーク」と呼ばれるものと思います。
 夏の昼頃に限ってみられるというので、まだ夏なのかなと思ったところです。

 雲は固まって、すきまぐもとはいえない状態です。