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灘萬からきた元気のいい男がいて、私の勤め先のセントラルキッチンで総料理長の補佐をしている。
昨日「○■ちゃん、元気~?ところでそっちに“のこぎり”なんてある?あったら貸してくんないかな」と内線があったので、
「あ~確かにどこかで見ましたね。あると思いますので持っていきます」
こんな会話を交わした後、のこぎりを捜しだした。
かれはつまらない男が嫌いである。「男は面白くなきゃ」というところで私も気に入ってもらえた一人であるが、ここで普通にのこぎりを持って行ったら面白くないので、のこぎりを隠して大きな定規と小さいカッターも持って行った。
「兄貴~(※本当は彼の方が四つ下)のこぎり持ってきやした」といって“定規を差し出した。”
「あれ?のこぎりっていったよね」と普通に返事がきたので
「だめっすか?んじゃこれなんか最新式で」とカッターを差し出した。
何となく気が付いた彼は
「いいね、いいね最新式の(カッターを手に持って眺める)…そうやって隠し持ってんだろ」
「いや~普通に持って来たらつまらないかなぁと思って」といって“のこぎり”を差し出した。
こういったボケを彼は喜んでくれたが、大阪ではこんなのは日常茶飯事だそうだ。
バイオリニストの高嶋ちさとの親御さんもその辺りはかなり厳しかったらしい。
つまらない会話で終わると怒られたらしい。
普段から訓練していきたいと考える…。