経済マンガのネームがようやく上がった。
担当編集者にファックスして少しボーッとした。
27時間起きて仕事をしていたのにあまり眠くはなかった。
眠気を強制的に除去するドリンク剤を飲んでしまったために、ゆっくり寝られる状況になっても眠気が襲ってこない。
仕方がないのでウィスキーを飲みながらWOWOWで録画した映画を観ることにした。
予備知識なしでいきなり観る映画。
映画を観るときは、そういう観かたがいい。
最近は、そういう観かたをしようとすると本当に苦労する。
うっかりテレビをつけていると、何から何まで説明して予備知識を植えつけようとする。
興行成績を伸ばすために宣伝が不可欠らしい。
しかし、公開前からテレビ等でストーリィや大どんでん返しのことまでしゃべってしまっては台無しではないか。
『ゲーム』という映画があった。
マイケル・ダグラス主演のサスペンススリラー(なのか?)だ。
僕が勝手に作った言葉で説明すると、
「巻き込まれ型何コレどうなってんのムービー」だ。
僕はこの映画そうとう好きだ。
DVD欲しい。
これよりネタバレあり。
観てない方はご注意を。
『ゲーム』という映画には
最後に大どんでん返しがある。
本当なのか?ウソなのか?主人公は最後まで分からない。
その答えが最後の最後に分かるのだ。
以前WOWOWでこの『ゲーム』が放送された時、
放送の直前、映画紹介のアナウンサーがやらかした大失態。
「それでは『ゲーム』、最後の最後のどんでん返し、お楽しみください!」
と言ったのである。
デリカシーの無さもここまで行けば仙人級ですよ。
ま、それはいいとして観た映画は
「ディセント」(2005年イギリス)という作品です。
仲のよい女性ばかりのグループが洞窟探検をするというお話。
その洞窟の中でいろいろ事件が起こるというストーリィなんですが、
何が一番怖かったって、
主人公が細いすき間を這うようにして通り抜ける時に、
何かが引っかかって動けなくなってしまうシーンが一番怖かった。
僕は細いすき間を這いつくばって通り抜けるとかいうのが苦手なんです。
ものすごく怖いんです。
閉所恐怖症の気があるのでしょうか。
とにかく狭いところに閉じ込められて死ぬのだけは、
何があっても嫌なんです。
「おい!本当のことを言わないと右腕を切り落とすぞ!」
と脅されるよりも、その脅してる人の後ろに細い下水管の入り口がチラリと見えていることの方が怖くて、ああ…あそこに押し込められたらすごく怖いだろうな…と想像するだけで洗いざらい喋ってしまう。
それくらい狭い場所が怖いのです。
余談ですが、アニメ『うる星やつら』の登場人物、面堂終太郎の定番セリフに「暗いの怖いよ!狭いの怖いよ!」というのがありますが、その気持ちすごくよく分かるのです。
ただ一点言わせていただければ、真っ暗だと狭いかどうかが分からないのであまり怖くないということ。
ちょっと明るくて、自分がいますごく狭いところにいると分からなくては怖くないはずです。
その辺が納得できなかったりして。
話は脱線しましたが、怖いものっていろいろありますね、というお話でした。
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--漫画家・流星光(ながれぼしひかる)の個人サイト--
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