12月5日のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(全体組立て) 】からの続きです。
副鏡(凸面鏡)と斜鏡に光軸修正用のマーキングシールを貼ります。
副鏡と副鏡セルの構成部品です。高校後輩の三浦さんの協力で1979年に加工した部品です。
副鏡は直径74mm、厚さ13mm、有効径72mm、球面曲率半径600mm、1975年に知人の田口さんが光学研磨したもの。右端はM42ヘリコイドリングで焦点位置の大幅な変更に用います。
グラフ用紙の中心に10mm角の穴を開けたものを利用し、外径8.5mm内径4.5mmの黒いパッチを副鏡の中心に貼ります。このパッチはシステム手帳用の透明パッチを自分で黒く塗ったものを使用。
非球面度が強いカセグレン式の副鏡に比べ、ドールキルハム式の副鏡は球面なので、中心位置の精度は比較的に寛容です。1mmぐらいズレても問題ありませんが、なるべく中心に貼ります。
斜鏡セルは副鏡セルと同様に三浦さんの協力で加工した部品です。斜鏡の短径は53mm、厚さ9mm、田口さんによる研磨です。
主鏡・副鏡・斜鏡のアルミ蒸着メッキを当時の松崎真空皮膜(現在はジオマテック)に依頼したのは1975年7月のことでした。保護コートのお陰でメッキの劣化は肉眼だと殆ど感じられません。(機械で反射率を測定すると結構落ちているのかもしれませんが)
グラフ用紙を楕円形に切り、中心部にパッチを貼ります。
次に光軸調整用ネジを加工します。
引きネジ(左)のキャップ下部を斜めに削り、押しネジの先端を球面に削りました。
副鏡セルの光軸調整には当初、引きネジ3本と押しネジ3本を組み込む予定で加工していました。
光軸修正後の狂いを軽減するため押しネジ3本を6本に変更します。
M8タップで押しネジ用のネジ切りしています。部材は万力で固定しています。
次回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(副鏡と斜鏡の光軸修正) 】に続きます。
副鏡(凸面鏡)と斜鏡に光軸修正用のマーキングシールを貼ります。
副鏡と副鏡セルの構成部品です。高校後輩の三浦さんの協力で1979年に加工した部品です。
副鏡は直径74mm、厚さ13mm、有効径72mm、球面曲率半径600mm、1975年に知人の田口さんが光学研磨したもの。右端はM42ヘリコイドリングで焦点位置の大幅な変更に用います。
グラフ用紙の中心に10mm角の穴を開けたものを利用し、外径8.5mm内径4.5mmの黒いパッチを副鏡の中心に貼ります。このパッチはシステム手帳用の透明パッチを自分で黒く塗ったものを使用。
非球面度が強いカセグレン式の副鏡に比べ、ドールキルハム式の副鏡は球面なので、中心位置の精度は比較的に寛容です。1mmぐらいズレても問題ありませんが、なるべく中心に貼ります。
斜鏡セルは副鏡セルと同様に三浦さんの協力で加工した部品です。斜鏡の短径は53mm、厚さ9mm、田口さんによる研磨です。
主鏡・副鏡・斜鏡のアルミ蒸着メッキを当時の松崎真空皮膜(現在はジオマテック)に依頼したのは1975年7月のことでした。保護コートのお陰でメッキの劣化は肉眼だと殆ど感じられません。(機械で反射率を測定すると結構落ちているのかもしれませんが)
グラフ用紙を楕円形に切り、中心部にパッチを貼ります。
次に光軸調整用ネジを加工します。
引きネジ(左)のキャップ下部を斜めに削り、押しネジの先端を球面に削りました。
副鏡セルの光軸調整には当初、引きネジ3本と押しネジ3本を組み込む予定で加工していました。
光軸修正後の狂いを軽減するため押しネジ3本を6本に変更します。
M8タップで押しネジ用のネジ切りしています。部材は万力で固定しています。
次回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(副鏡と斜鏡の光軸修正) 】に続きます。
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