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あったと思っていたものがなくなったとき
淋しいと感じるのですね。
もともとなかったならば
淋しいという言葉は使わないでしょうね。
あったと思っていることは錯覚かもしれないし
幻かもしれない。
だから「もともとない」と自分に言い聞かせておけば
淋しくはならないかもしれませんね。
でも
「ある」と思っているものは数えても
片手で十分
そんなものかもしれない。
しかも、
そのどれもこれもが
すぐに消え去るもの
忘れられてしまうものなのです。
人の記憶はさらに頼りないものです。
そんなことを考える年寄りになってしまいました。
それでいいような
それでは足りないような気がします。
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