あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

あると思い込めば執着も増える

2008-04-25 20:09:12 | 日記

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あったと思っていたものがなくなったとき
淋しいと感じるのですね。

もともとなかったならば
淋しいという言葉は使わないでしょうね。

あったと思っていることは錯覚かもしれないし
幻かもしれない。

だから「もともとない」と自分に言い聞かせておけば
淋しくはならないかもしれませんね。

でも
「ある」と思っているものは数えても
片手で十分
そんなものかもしれない。
しかも、
そのどれもこれもが
すぐに消え去るもの
忘れられてしまうものなのです。
人の記憶はさらに頼りないものです。

そんなことを考える年寄りになってしまいました。
それでいいような
それでは足りないような気がします。

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今の時代の人、御苦労様

2008-04-25 17:19:04 | 日記
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親にとっての「親切」は
子にとっては余計な過干渉

友達にとっての「助言」が
相手にとっては傷に塩をこすりつけるだけの嫌味

裁判官の説教が妙にまっとうなのに
空気が読めてないという印象しか残らない。

「友情」は、いいときだけのお付き合い
均衡崩れ、依存関係が崩れればそれでおしまい。

気持ちを込めた「ほめ言葉」が
最悪の嫌味であったり、あてこすりになる

表情を柔らかくすると、
魂胆ありそうだと思われたり
性のお招きになってしまう

金満家の坊さんの「説教」のテーマが
無一物であったり

「正義」を訴える政治家にその気にさせれた
ばあちゃんが結成した応援団も一週間で氷川きよしに鞍替え

庶民の「味方」のいい人も、もちつもたれつの
お互い様
結局は金づるになるかどうかだけの線引き

そして、お互い「理解」しあっていると言いながらも
何も分かっていない。
でも、それを言ったらいけない
お約束になっている。

でも「あるものだ」と信じていなければいけないし
「信じている」ふりをしていないとやってられない。

今の時代の御苦労様

「人間の条件」や「若者たち」を夢中になってみていた
時代がよかったのか
それも分らない。
でも、夢見れる時代はけっこうやっていけるような気がするものです。






貫ぬく 光

2008-04-25 16:10:31 | 日記

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「貫ぬく 光」

         八 木 重 吉


はじめに ひかりがありました
ひかりは 哀しかったのです

ひかりは
ありと あらゆるものを
つらぬいて ながれました
あらゆるものに 息を あたえました
にんげんのこころも
ひかりのなかに うまれました
いつまでも いつまでも
かなしかれと 祝福(いわわ)れながら

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「犀」という文字

2008-04-25 14:42:51 | 日記
「ダンマパダ」(法句経)の中に

「交わりをしたらなば愛情が生じる。
愛情にしたがってこの苦しみが起る。
愛情から禍いの生ずることを観察して、
犀の角のようにただ独り歩め。」

という章があります。

「犀」という文字
読めても書けません。
いや、これまで一度も書いた記憶がありません。
「象」も「犀」も
実際の象や犀が、鎧を着けたような姿です。

この「犀」を法句経にいっぱい出てくるのはちょっと不思議です。
中村元先生の解説によると
印度で「蛇」はもっとも人間の近いところにいる生物で
嫌われる存在ではないのだそうです。
「犀」も同じだとは書いてありませんが
同じような比喩なのでしょうね。

でもいかにも体が大きいだけで鈍重とうか
頭が悪そうな犀をして
人の生きる道の例えにしていることがいいですね。

でも、
「犀のようにただ独り歩め」という教えに
どれだけ励まされたでしょうか。
これからもそうでしょうね。

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心配のタネなら次々浮かぶ

2008-04-25 07:22:36 | 日記
今、気になるのは

韓国時代劇「朱蒙」が少々趣味に合わないこと。

「剣客商売」を読み始めたのですが
目が疲れてシリーズ読破の見込みが立たないこと。
ホームページビルダーのソフトを取り替えなければならないのですが
手順を間違えてパニックになることを想像して進まないこと
年賀状の返事を出していない人への暑中見舞いでお詫びすること。
不要な本を整理する作業が挫折したままになっていること。
老人臭があるのかないのか自分では分らないこと。

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ある人が言ってました。

歯ブラシの予備がないこと
チューブの歯磨き粉が終わりそうになったとき
トイレットペーパーが残り少ないとき
予備の靴下が準備してないとき
マーカーがかすれてしまったとき
落ち着きがないのだそうです。

その人は
「自分は貧しい育ちで、いつも食べるもののことでくよくよしていました。
食べるものがない。そのことを想像するだけで不安になってしまう。
そんな育ち方をしました。
だから、金持ちでなくてもいい
高価なものもいらない。
でも、普通の生活ができるものだけは
備えておきたい。
そうでないと
幼いときの思いが蘇ってしまうのです。」
そんな言い方をしてました。

なければないで平気な人もいれば
そんなことすら気にしない人もいる。
幼いときの悲しく切ない思いは
どこまでも尾を引くのですね。








私の行動範囲なんて猫と同じ

2008-04-25 06:41:44 | 日記
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私の住んでいるマンションの隣には大型のスーパーがあります。
隣町からも車で買い物にくる人が多いですから
かなりの大きさなのでしょう。
1階は食料品が並んでいます。
2階には家庭用品が並んでいます。
ここで日用品は間に合います。
ただ、上等な品物は少ないのだそうです。
店内を歩き回り
おやつ程度のものを買って帰るのは気分転換にはもってこいです。
今は、苺が出回っています。

私の住んでいるマンションの隣にはTSUTAYAがあります。
大きいのか、品そろえが豊富なのか分りません。
でも「シニア割引」がありますから
DVDは1本200円です。
ケーブルテレビと合わせれば
ほぼ満足できます。
そんなことで、本もありますから
頻繁に出かけます。

私の住んでいるマンションの通りの反対側には
いろいろな専門店が入っているビルがあります。
そこに大型家電専門店があります。
カメラとパソコンが並んでいます。
高価なものですから見るだけですが
それだけでも楽しいです。

これでおじさんは十分です。
ですから、油断すると、仕事のない日は
この100メートル以内が
私の行動範囲になってしまいます。
猫より小さいかもしれません。

そこで写真を撮りに出かけるというアイデアが出てのです。
週に一度は出かけます。
どこにいくか思いつかないときは昭和記念公園に出かけます。
順調に乗り継げば一時間で間に合いますし
二時間は園内を歩きます。
これで、一週間分の運動をしたつもりになっています。

そして、この100メートル以内の窓から
宇宙を見ようとしているのです。
いや、そんなこととっくに投げ出しています。
分ったようなことを言ったこともありません。