「あと10秒で大地震」速報8月から 鉄道など試行錯誤 (朝日新聞) - goo ニュース
つまり、「緊急地震速報」(記事の一番ケツに書いてある)の運用が今日から始まったってことだけど、このシステムの運用を急いだ背景には、今後近いうちに間違いなく起こるだろうと予測されている東海、東南海、南海地震がある。
「東海、東南海、南海地震」って、最近になってようやくマスコミに取り上げられてきたけど、この地震は昨年のスマトラ沖で起こったようなスーパー地震と考えれば早い。
この地震の成因については省略するけど、震源地である東海沖から四国沖にかけては、古くから、繰り返し巨大地震が発生してきた。歴史的に超有名なのが、1605年の慶長地震、1707年の宝永地震、1854年の安政地震、1944・46年の昭和東南海南海地震だ。
んで、このスーパー地震の前後には内陸でも地震が多発するってのが特徴なんだ。
んで、さらに、これらの地震と歴史的事件や政変が密接に関わっているってとこに最大のミソがある。論を待たないと言ってもいいかもしれない。
たとえば、大正時代に起こった1923年の関東地震における経済被害は、国家予算の3倍だったそうだ。んで復興のために災害手形がだされるんだけど、それが不良債権化しちゃって1927年の金融恐慌が起きちゃって、政治がおかしくなっちゃって、結局1941年に太平洋戦争に突入ってなワケだ。あんまり知られてないけど、戦争中にも内陸の地震は頻発していて、日本軍にとって重要だった軍需工場がケッコーヒドイ打撃を受けていたらしい。そして、1945年の夏に終戦を迎えると、その翌年に南海地震(M8.0スーパー地震)が発生。戦後の大混乱に拍手じゃなくて拍車ってアンバイだ。
んで、これは最近の歴史事件と地震をリンクさせたものだけど、日本の歴史事件のほとんどは地震や自然災害と密接に関わっている。
ちなみに、来週の「功名が辻」では慶長地震の20年くらい前に起こった天正地震が起こるんじゃないかな?。
ま、それはおいといて、大地震というのは建物だけじゃなく時の政治やシステムを軽~くひっくり返すくらいのパワーを持っている。
九州に住んでいるから大丈夫と思うのはマチガイ。
ひょっとすると、人生をまるごとひっくり返されるかもしれないし、これが人生最大のチャンスになるかもしれない。
とにかく、備えあれば憂い無し。
自然の営力にしっかり耳を傾け目を見開き、想像力をたくましくして、その瞬間を待とう。ただし、決して速報器の前でS波が来るのを秒読みして待つという愚行をしちゃぁダメだ。
なお、今日のブログは、福和伸夫,名古屋大学院環境学研究科教授,「東海、南海、南海地震」,地質と調査2006年第1号,pp27-28を参考にしました。
つまり、「緊急地震速報」(記事の一番ケツに書いてある)の運用が今日から始まったってことだけど、このシステムの運用を急いだ背景には、今後近いうちに間違いなく起こるだろうと予測されている東海、東南海、南海地震がある。
「東海、東南海、南海地震」って、最近になってようやくマスコミに取り上げられてきたけど、この地震は昨年のスマトラ沖で起こったようなスーパー地震と考えれば早い。
この地震の成因については省略するけど、震源地である東海沖から四国沖にかけては、古くから、繰り返し巨大地震が発生してきた。歴史的に超有名なのが、1605年の慶長地震、1707年の宝永地震、1854年の安政地震、1944・46年の昭和東南海南海地震だ。
んで、このスーパー地震の前後には内陸でも地震が多発するってのが特徴なんだ。
んで、さらに、これらの地震と歴史的事件や政変が密接に関わっているってとこに最大のミソがある。論を待たないと言ってもいいかもしれない。
たとえば、大正時代に起こった1923年の関東地震における経済被害は、国家予算の3倍だったそうだ。んで復興のために災害手形がだされるんだけど、それが不良債権化しちゃって1927年の金融恐慌が起きちゃって、政治がおかしくなっちゃって、結局1941年に太平洋戦争に突入ってなワケだ。あんまり知られてないけど、戦争中にも内陸の地震は頻発していて、日本軍にとって重要だった軍需工場がケッコーヒドイ打撃を受けていたらしい。そして、1945年の夏に終戦を迎えると、その翌年に南海地震(M8.0スーパー地震)が発生。戦後の大混乱に拍手じゃなくて拍車ってアンバイだ。
んで、これは最近の歴史事件と地震をリンクさせたものだけど、日本の歴史事件のほとんどは地震や自然災害と密接に関わっている。
ちなみに、来週の「功名が辻」では慶長地震の20年くらい前に起こった天正地震が起こるんじゃないかな?。
ま、それはおいといて、大地震というのは建物だけじゃなく時の政治やシステムを軽~くひっくり返すくらいのパワーを持っている。
九州に住んでいるから大丈夫と思うのはマチガイ。
ひょっとすると、人生をまるごとひっくり返されるかもしれないし、これが人生最大のチャンスになるかもしれない。
とにかく、備えあれば憂い無し。
自然の営力にしっかり耳を傾け目を見開き、想像力をたくましくして、その瞬間を待とう。ただし、決して速報器の前でS波が来るのを秒読みして待つという愚行をしちゃぁダメだ。
なお、今日のブログは、福和伸夫,名古屋大学院環境学研究科教授,「東海、南海、南海地震」,地質と調査2006年第1号,pp27-28を参考にしました。
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