濃飛樹脂軌道

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EV急速充電器の違いを観察…。

2018-06-06 19:50:44 | 電気自動車
自身アイミーブMでいろんなEV急速充電器を試してきました。
今回以下の3種類を語ります。

1.ニチコン 20kW・30kW

道の駅や三菱ディーラーで多く見かけます。
三菱店舗にあるのは60A出るものの、道の駅の40A型が遅く感じます。
出力電流が小さく、アイミーブだと実質12kW…計算上満充電までに50分必要。
オフグリッドソーラーで言うPWM型で電流増幅がないのがネックと言えます。

2.新電元 30kW

これは下呂市の道の駅や旅館(ポイントバケーション)で見かけます。
電流表示で見る限り80A近くまで流れますのでアイミーブMならざっと24kW。
実際15分充電で5.5kWh溜まるので特に不満なし。

3.日産 44kW

これが最強の充電器!日産ディーラーのほか、一部の道の駅でも採用されています。
日産リーフだと400V/107A(43kW)ですが、三菱アイミーブMへは300V/125A(37.5kW)で供給します!
当然電流の大きさから充電速度は速く、15分で80%近く充電できるのは勿論、5分でも3kWh近くになります。
秘訣は恐らく、オフグリッドソーラーで言うMPPT(最大電力ポイント追従)制御。これは低電圧なら電流を増幅するもので、アイミーブMなど電圧の低いバッテリーへ効率よく電気を供給します!
リチウムイオン電池の充電特性「放電状態では大電流・満充電近くなら小電流」にも合ってます。
省スペースで設置場所を選ばず優秀な充電器ですが…生憎既に製造終了。最近日産ディーラーでは東光高岳製が増えています。そのうち試す機会が来るかも

他にも多くの会社がEV用QC(急速充電器)を製造販売しており、比較するのも一興。
日産店舗の充電器は三菱電動車両サポートだと料金が割高ですが、郡上八幡など他の急速充電器が遅い地域だと逆転します。
これはアイミーブM搭載のSCiB電池(10.5kWh)の場合。他のX,G,ベースグレードだと違ってきます。