濃飛樹脂軌道

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X68000(SHARP) 古いPC

2017-08-28 13:12:54 | 電子・IT
昔の我輩はシャープ製コンピューターを愛用しておりました。
※PC-1490U(ポケコン),CZ-602C(X68000 EXPERT),PC-A355(Mebius)など。
今回はホビーパソコンのX68000を話題にします。

このパソコンを買ったのは1990年。学生時代バイトでためたお金を惜しげもなくつぎ込んで手に入れました。
まだ当時はパソコンがあまり市民権を持っておらず、値段も30万近くした記憶があります…その割に機能はさほどなかった気がしますが。
とはいえ当時のパソコンの中ではグラフィックやサウンドなどの処理能力が高かったのでファンも多かったです。スペックは以下のとおり。
CPU:MC68000 10MHz
RAM:2MB
FDD:5inch2HD*2
HDD:none
Graphic:512*512,65535colors
Sound:YM2151(FM*8),ADPCM*1
面白いことにマウスは切り替え操作でトラックボールとしても使用可能でした。
あとゲーム用にMSX等と同様、ATARI仕様ジョイスティック端子も2つついていたのでジョイパッドを接続していました。
持ってた周辺機器はプリンターとMIDIボード。前者は文面印刷用、後者はMIDI音源接続用。

本来なら色々使いたかったのですが、何分実用ソフトが少ない機種であり周辺機器はあまり持ってませんでした。
とはいえこのコンピューターには素晴らしいゲーム、特にアーケード基板からの移植作品に名作が多かったです。
特筆すべきはナムコ「源平討魔伝」。純和風の映像と音楽、浄瑠璃由来の独特な世界観が魅力でした…自分が一番気に入っているゲームですが長くなるので続きは別途機会を設けます。
「パロディウスだ!」「出たな!ツインビー」などコナミの名作ゲームはMIDI出力可能だったので後にMIDI音源モジュールを買い、その音楽も堪能できました。
光栄「信長の野望」「三国志」シリーズもよくプレイしました…MSX2に比べて圧倒的に早い処理だったので時間のかかるシミュレーションゲームもストレスなくプレイできました。ADPCMのおかげでよくしゃべりましたが、さすがに「源平討魔伝」にはかなわなかった!

ゲーム機として使った後、アマチュア無線を始めてから、このパソコンはパケット無線通信にも使うようになり、多くのアマチュア無線仲間とネット通信で楽しんだ思い出もあります。
ただ、いかんせんHDD(ハードディスク)がなかったのでログデータ保存はLibrettoなどDOS/Vノートにしていましたが(爆)

このパソコンは独身時代のよき友でしたが、結婚で引っ越して荷開きした直後に電源故障で使えなくなり、やむなくヤフオクで売却と相成りました…電源が修理できるとは知らなかったので今となっては後悔も残りますが、HDDなかったしFDDもやや壊れかけていたのでこれで正解だったかもしれません。
もし今も残っていれば電源交換などで余分な出費をしていたに違いあるまい(爆)


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