昨晩、BSNHKで、マーティン・スコセッシ監督の「 沈黙 」、1月21日公開映画を、番宣を兼ねて、内容紹介していました。「 沈黙 」は、遠藤周作原作の世界文学に名をのせる名作です。隠れキリシタンの物語です。フランス人好みといいますか、カンヌ映画祭好みといいましょうか。スコセッシ監督は、もちろん、パルムドールを狙っておられるでしょう。
ここで、うんちくにしばしお付き合い下さいね。医者の守護聖人はルカというキリストの弟子でして、東京の築地にあります聖路加病院(せいろか)の名前はルカに由来します。ちなみに、歯医者の守護聖人はアポロニアという女性ですよ。この女性、ローマ帝国がキリスト教を解禁する以前に、キリスト教の布教に励んだ末、歯を全て抜かれ、顎を打ち砕かれるという拷問を受けて殉教しました。
何はともあれ、絶対に、「 沈黙 」は観に行きます。