つい先日、僕の心を揺さぶるニュースが飛び込んできた。
ジーン・ハックマンが自宅で亡くなっている状態で発見されたというのだ。
どれぐらい彼が好きだったかというと


これぐらい好きだった。
さらには

これぐらい好きで
言うなれば

この惚れ込みようだった。
彼を語るうえで一番外せないのがフレンチコネクション(1971年)、舞台は当時のニューヨーク州ブルックリン地区。
彼が扮するのがポパイ刑事だ。
地味な張り込みから始まり、地下鉄での追跡劇、カーチェイス、アンクルホルスターから取り出すS&W M36、徹底的にリンカーン・コンチネンタルを分解しての証拠品探し、遂にはフレンドリーファイヤー(同士討ち)、と見どころ一杯のクライムアクションである。(もっと語れるw)
彼の居ないシーンでも、フランスでの暗殺シーンや、ホテルでの麻薬の純度を測るシーンなど、フレンチの裏組織の描写が印象に残っている。
この作品との出会いは、父が居間で横になりながら日曜洋画劇場か何かを観ていたのを傍らから一緒に観たのが始まりだ。
当時はテレビで洋画を放送する番組が複数あった。
今時は、新作の宣伝でパート1を放送したり、その俳優の過去作を放送するが、昔はもっと解説者の思いのこもった作品選択だったような気がする。
おかげで、良作と一期一会で出会えたわけだ。
今時の子供はそんな一期一会の出会いがないから、西部劇とか戦争映画とか、僕の世代より知らないはずだ。
とにかく衝撃を受けて印象に残ったので、作品名だけは覚えておいた。
インターネットが無いから気になっても役者の名前までは判らなかった。
それからしばらく時は過ぎ、NHKのBSで放送されるのを知り、録画したのが前出のVHFテープである。
今ではビデオデッキも埃をかぶり見ることも無くなったが、結婚前はそれこそテープが擦り切れるほど繰り返し視聴した。
嗚呼、名優、ジーン・ハックマン
またお逢いしましょうね!
サヨナラ サヨナラ サヨナラ