三流読書人

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ドングリ小屋住人 

にくいしくつう!

2007年04月02日 19時45分22秒 | 政治 
 嫌な国になってしまったと思う。経済も外交も国内政策も国民を幸せにしようと
しない政府。歴史まで改竄し、戦前の軍部、「国家」までを正当化する。
 世界中の笑いものなってしまった。
そして、あの悪夢の時代を再来しようとする不気味な動きがある。
しかし、この国を作ったのは国民だ。政治を、政治家を馬鹿にしてはいけない。
考え直そう。

《  『毎日新聞』4月2日(月)付 コラム「発信箱」
 「もう一つの教育改革」与良正男氏
「若い人の中には投票に行かないどころか、選挙前に選挙管理委員会から通知が届くのも知らない人がいる」。先日ある会合でそう話したら驚く人が少なかった。
 でも私は「投票の仕方が分からない」という20代を何人か知っている。聞けば大抵その親も選挙に行ってない。学校で習ったこともないという。一度新聞に「投票はこうする!」とイラスト入りで載せようと発言したら、「でもそういう人は新聞も読まない」と言われてやめたことがある。トホホ。
 嘆いている場合じゃなかった。「政治なんて信用できない」と言っていれば済むような風潮を作ってきた私たちメディアの責任は確かに重いが、これは「格差の固定化」という問題にもつながるのではなかろうか。
憲法改正の手続きを定める国民投票法案の与党修正案では投票年齢が「18才以上」となった。成立すれば通常の選挙も18歳以上にする検討が始まるという。
 世界の潮流からすれば引き下げは当然だろう。いやそれだけではない。政治と教育を考え直す好機ではないかと私は思うのだ。
 私たちの生活と政治とはどんなかかわりがあるのか。ねぜ選挙に行くのか。そもそも民主主義って何なのか。
 政治と教育というと「旧文部省対日教組」と言った古い図式でとらえる人が今も政界には多く、伝統や愛国心重視が最近のテーマである。だが、「今の政治」を学び、教えるということをきちんと考えてみたらどうだろう。余計なお世話なのを承知で言えば、できることなら学ぶのは親もご一緒に。   (論説室)  》




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