はめ込まれた銅製のプレートには以下のように書かれている。
未来を信じ未来に生きる。そこに青年の生命がある。
その尊い未来と生命を聖戦という美名の名のもとに奪い去られた青年學徒の
なげきと怒りともだえを象徴するのがこの像である。
本郷新氏の制作。
なげけるか いかれるか はた もだせるか
きけ はてしなき わだつみのこえ
この戦歿学生記念像は廣く世にわだつみの像として知られている。
一九五三年一二月八日 立命館大学総長 末川 博 しるす
行かなければならないと思いつつ、近畿に住んでいながら初めて訪れた。
立命館大学の平和ミュージアムである。
そして見なければならなかった「わだつみの像」。
1950年完成したこの像、当初は東大に設置される予定であったが、東大当局は拒否した。
それを立命館大学末川博総長が立命館大学に建立した。
東大という大学のお粗末ぶりはこの像とともに永遠に伝えられるだろうし、
平和ミュージアムは立命館大学の誇りといってよいであろう。
ちなみに先日亡くなった加藤周一氏はこの平和ミュージアムの初代館長である。
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