三流読書人

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ドングリ小屋住人 

無言館

2005年02月27日 12時20分00秒 | 教育 
「無言館」どうしても行かねばならない

長野県上田市に「無言館」という美術館がある。一度は行きたいと思っていたがまだ果たしていない。
この美術館は、戦没画学生、つまり美術を学ぶ学生が、その半ばにして戦争で無念の死を遂げる。
そういう学生たちの残した作品を収蔵した美術館である。学業半ばの若者の絵ははっきり言って未熟さ、稚拙さは否定できないという。
この美術館の設立に尽力した彼らと同世代の画家野見山暁治氏は、これらの未熟な、稚拙とも言える作品をしか残し得ずに、未来を断ち切られた無念さが心を打つとして、「本当はこれが絵っていうものじゃないか」と記しているそうである。
それらの絵のかたわらには、
≪お姉さん・・・生きて還ったらボクをパリに行かせてくれますか・・・≫
≪あと5分、あと10分この絵を描かせてくれ・・・小生は生きて帰らねばなりません。絵を描くために・・・≫
といったコメントが掲げられているという。
戦後60年。

3月21日まで東京ステーションギャラリーで「無言館 遺された絵画展」として展示されている。
3月21日以降上田市の「無言館」に行かなければならない。
(ある新聞の、美術ジャーナリスト村田真氏の記事を参考にさせていただきました)

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2 コメント

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上田市へは、すぐにも! (sque)
2005-02-27 20:02:27
 上田市の「無言館」、そこには今日現在も、開館当初からの八十数点の貴重な作品が展示されています。

 一方、開館後に次々と寄託された作品が計四百点近くになり、収蔵庫「時の庫」にあふれていたのです。今年、東京から始まった巡回展は主にその中からの130点です。



 無言館のある塩田平の雪の展望は絶景と聞いています。すぐにでも上田へ、そして巡回展へも、ぜそどうぞ!

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無言館へ行きます (三流読書人)
2005-02-28 16:45:31
雪のあるうちに塩田平へ。

老大家の作品はもういいのです。

志し半ばで逝った若者の作品にふれ、平和を祈り、憲法第九条守り抜く決意を固めたいと思います。
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