三流読書人

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ドングリ小屋住人 

おぞましきばけものたち

2004年12月19日 15時04分31秒 | 教育 
 広島で、友達の家に盗っ人に入り、金庫を盗み、中に入っていた1億1千万円を5人で山分けし、4ヶ月で全部使ったという15歳~17歳の人間が捕まった。
 また、東京では、18歳~19歳の5人が、いわゆるオレオレ詐欺で総額2500万を詐取した罪で逮捕された。いずれも東京や大阪での遊興やパチンコ、貴金属品やブランド品の購入、一泊4万円の高級ホテルに宿泊、一人6万円のフランス料理を食べたりした。東京で捕まった奴らは、「田舎の老人が貯め込んでいるタンス預金を俺たちが使って景気を良くしてやろうと思った」と供述しているという。
 年齢は20歳に満たないが、物欲、金銭欲、人をだます詐術、悪意、その部分だけが異常に発達した「人間に似ているが非なるもの」が現れた。
 生物学の分類でよくモドキ・ダマシ・ニセという言葉が使われるが、ヒトモドキ、ヒトダマシ、ニセヒトができあがってしまった。
 もっとも人類以外の生物でいう場合は「特別に悪い性質を持っている」という意味で使われることはない。断っておかないとそれらの生物たちに申し訳ない。
 これら突然変異は、種として固定する前に早急に駆除すべきである。強力な殺虫剤でもぶっかけるか永久に隔離し、在来種と接触させないようにすることが決定的に大事である。社会復帰などしてもらわなくて結構。
 ところが、在来種の、霊長目ヒト科ヒトにも似たような性質を持ったものがいるので始末が悪い。1億円ももらったのに知らないといったり、長年働いて苦労してきて、やっと老後をゆっくりと思っている老人に対する、やらずぼったくりの老人いじめ政策を考え出す連中は、この突然変異と発想はよく似ている。こいつらはその棲息する環境によって後天的に獲得された性質だろうが、こういうものの存在が、これらのばけものの発現にひょっとすると関わっているのかもしれない。
 
 
 

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