３．１ビキニデー

３．１ビキニデー
１９５４年３月１日、太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で、アメリカは水爆実験「ブラボー」を行った。
静岡県焼津市のマグロ漁船第五福竜丸が操業中「死の灰」を浴び乗組員２３人が被ばく、無線長の久保山愛吉さんが死亡した。
広島、長崎についで日本人が核兵器の犠牲となった。
もちろん太平洋も汚染し、島々に住む人々も被ばくした。しかしその実態はあまり明らかにされていない。マグロも被ばくマグロといわれ、廃棄された。
この事件以後、日本では３月１日を、核兵器廃絶をめざす運動の日３．１ビキニデーとし、世界各国にも呼びかけ、運動を展開してきた。
しかし半世紀を経て、次第にマスコミの扱いも小さくなり、知らない人も多くなってきたのではないか。
もっと関心を持ちたい。核兵器の廃絶なしに人類の未来はない。