三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

女郎蜘蛛

2005年10月12日 11時14分50秒 | 教育 
朝からアケビを取りにいって撮りました
一時農薬禍であまり見なくなっていたように思うのですが
最近増えてきました
背中のタイガースカラーがあまり鮮明に写っていないのが残念です
美しい蜘蛛です
糸もすごく丈夫で狩りもすごいです



      

あけび

2005年10月11日 08時46分05秒 | 教育 
あけび
大人は懐かしがるが、子どもは見向きもしないという食べ物です
大変美味しいと思うのですが、種ばかりで食べる部分はわずか、種のまわりにくっついてるのをなめ、種をプっと吐き出す
なんとも言えない不思議な風味があります
この形、色も好きです
何種類かあるようです



             

キイジョウロウホトトギス開花

2005年10月09日 09時30分14秒 | 教育 
田辺から新宮といった紀南地方でよく栽培されているようです。紀北では今までうまく育たなかったのですが、まわりの木々が繁って日照の条件がよくなったのか今年はうまく咲いています。
ひやけしたり虫に食われたりで、このような草姿にはなかなかなってくれません。
上というだけあって優雅なものです。




憲法を変えて戦争へ行こう

2005年10月08日 19時47分30秒 | 教育 
怖いタイトルですが、
「憲法を変えて戦争へ行こう」という世の中にしないための18人の発言 
という岩波ブックレットのタイトルです。
定価は税込み500円です。
18人とは、井筒和幸、井上ひさし、香山リカ、姜尚中、木村裕一、黒柳徹子、猿谷要、品川正治、辛酸なめ子、田島征三、中村哲、半藤一利、ピーコ、松本侑子、三輪明宏、森永卓郎、吉永小百合、渡辺えり子の各氏です。
62㌻の薄い本です。すぐ読めます。立ち読みでも読めるのでは。
是非、是非、読んでみて下さい。
一人分だけ紹介します。
 ピーコさんです。
「私が生まれたのは昭和20年の1月です。ということは我が国の”平和憲法”と一緒に生きてきたといっていいでしょう。
 この一、二年日本の政治家の大半から憲法改正(改悪?)の声が盛んになっています。
 アメリカから押しつけられた憲法は許せないなどという意見が多く見られます。
 でも私は、誰がなんと言おうと日本にとってこの”平和憲法”はなくてはならないものと思っています。
 何故かというと憲法九条の反戦、非戦という考え方が大好きだからなのです。
 私はどんな種類の戦争も嫌いです。どんな大義名分を揃えても戦争はあってはならないのです。
 正義の戦いなんてないのです。大きな顔して”正義””正義”という人ほど信用できないものはありません。
 この九条のおかげで、日本は戦争で誰ひとり殺しもしなかったし、殺されもしなかったのです。それも六〇年という長い年月です。
 小泉政権になってから自衛隊のイラク派兵など、どう見ても戦争への道を歩いているように思えてなりません。
 今一度日本人全員が第9条の素晴らしさを認識すべきです。
 人の命よりも大事な国家などないのですから。
 守らなくてはならないのは”命”なのです。」

というふうに思想や信条を超えて、《戦争をできるように憲法を変えようという動き》には絶対賛成できないと訴えています。
 
 






気になる井川

2005年10月07日 15時06分54秒 | 教育 
井川投手の公式HP 彼のメッセージ

2005/10/05 今季最終戦 from Koshien
10月4日の横浜戦の結果は、7回、92球、6奪三振、被安打6、失点4、自責点4でした。
今季最後の登板を前に、スコアラー室にあるビデオを借りて、過去の自分のピッチングを2時間ほど見ました。1999年、2000年、2001年と見ていったのですが、今よりも生き生きと投げているような印象があり、躍動感を感じました。最後の登板は、原点に回帰して、真っ直ぐ主体で攻める自分らしいピッチングをしてみようと思いながらマウンドに上がりました。
序盤、真っ直ぐの走りがよく、スライダーのキレもまずまずだったので、思いきって打者に向かっていきました。4回を終わってヒット1本という内容でした。
しかし5回、先頭打者の多村選手に対し、やはり力で押す投球をしたのですが、少しコースが甘くなったストレートをスタンドまで運ばれてしまいました。また6回にも、金城選手に低めのチェンジアップをうまく打たれ、ここまでで3失点。
3点で抑えることができれば結果は違っていたように思いますが、7回、村田選手にタイムリーを打たれ、致命的な4点目を与えてしまいました。4失点目はカウントがよかった場面で、もっと工夫の余地があっただけに残念です。3点と4点とでは大違いで、しっかり抑えられなかったことは反省材料です。
これでレギュラーシーズンが終了し、残すは日本シリーズのみとなりました。やるからにはベストの状態で試合に臨み、全力で投げたいと思っています。2年前に果たせなかった日本一という目標に向かって、ぜひ勝ちにいきたいです。


これで見るとそれなりに反省もし、次こそと思っているようではある。
野球は組織で闘うスポーツ、仲間を信頼し、信頼されるべく努力するということを態度で示せ。


辻本賢人君、早く大きくなって一軍に来てくれ。





株式会社阪神タイガース

2005年10月06日 08時04分32秒 | 教育 
 阪神電鉄という会社、阪神タイガースファンの熱狂的な支持の上にあぐらをかいて惰眠をむさぼってきた。その報いで大変な事態に陥ってしまった。
 阪神甲子園の不動産価値が帳簿価値としては900万円、阪神百貨店が800万円とは。仰天するような含み資産をもっている。
 株式の38%も村上ファンドに買い占められ、「困惑している」のだそうだ。のどかなものである。そこに禿鷹かハイエナのようなやつに目をつけられた。
 村上ファンド側は阪神球団の株式の上場を要求しているという。
 本当のねらいはどこにあるのか知らないが、理屈としては、阪神球団の株式を上場し、ファンが株主となって支える、経営に参加するというのは筋が通っているのではないか。
 大体、プロ野球機構が、オーナー会議を最高の意思決定機関としているのが気にくわない。
 間抜けの経営陣の中から球団の雇われオーナーをだし、オーナー会議のメンバーとなる。
 ナベツネに牛耳られてきたのは当たり前だろう。選手もファンの声も無視してナベツネにやりたい放題させてきたのだ。そこにメスを入れたい。
 「読売巨人軍」の危機が日本のプロ野球全体の危機のように言う人がいるが、巨人が低迷しようが、視聴率が落ちようが知ったことか、消滅したってかまわない。
 長年にわたってダメトラを支え続けた阪神ファンのようなファン層があれば何とかなるだろう。
 そして、当然プロ野球選手会もプロ野球運営の意思決定に加わるべきである。それがなくてプロ野球改革などできるものか。



赤ちゃんの名前

2005年10月05日 09時15分11秒 | 教育 
男の子は、颯太、翔太、大翔、優太、翔。女の子は陽菜、桜、美咲、凛、七海。今、人気の子どもの名前上位5位。
最近ある会社の調査が発表され、報道された。
子どもの権利条約は「子どもは出生の後直ちに登録される。子どもは、出生のときから名前を持つ権利を・・・有し・・・」となっている。社会的に認知された名前を持つのは子どもの権利である。
2000年、世界で生まれた赤ちゃん1億3200万人、うち5000万人が役所に登録されなかった。
とくに、アフリカ、南アジアなど届けるにはあまりに不便な土地や、登録制度のない国の子。登録しなければ教育や医療を受ける権利もない。なかには、名を持たないまま人買いに売られる子もいるという。
 

  

阪神タイガース選手のメッセージ

2005年10月04日 09時01分26秒 | 教育 
すでにご覧になっている方も多いと思いますが、公開されている阪神タイガースの選手のHPから最新のメッセージを集めてみました。
                          ( )は更新日

☆関本選手(9/29)
みなさんのご声援のおかげで優勝できました!!!
連日球場にたくさんのタイガースファンが来てくれて凄く励みになりました。
今日は1年間応援してくださったファンのみんなに恩返しができた1日になったんじゃないかなあ。
22日から日本シリーズが始まりますが、より一層の熱い熱い応援をよろしくお願いします。
さあ、今からお楽しみのビールかけに行ってきまーす。はじけてきます!
みなさん、ご声援ありがとうございました!乾杯~!!!!!

☆今岡選手(10/2)
ありがとうございました。今日の甲子園の声援はいつにも増して心強かったです。
球場だけでなく、TVやPC、携帯など色々なところでパワーを送ってくれて本当にありがとうございました。
お陰で本拠地“甲子園”で岡田監督を胴上げできました!
本当に皆さんの応援感謝しています!
次は2年前の“忘れ物”を取り戻してみなさんの応援へのお返しをしてみせます。

☆檜山選手(9/29)
桧舞台をご覧のみなさん、ご声援ありがとうございました。
まずはペナントレースV奪回ができたことを報告させて頂きます。本当に本当に1年間一緒に戦ってくださってありがとうございました。
 2年前に置き忘れてしまった大きな忘れ物を取りに今から行きます。今シーズン個人的には納得のいく数字は残していませんが、その大きな舞台でみなさんの期待に応えられるように頑張りたいと思います。
シリーズではより一層の応援を送ってください。それがチームのパワーとなり元気となります。20年ぶりの日本一をファンのみなさんと一緒に喜べるようにチーム一丸で頑張ります!

☆井川選手(9/29)
 最後の巨人戦 
9月28日の巨人戦の結果は、5回、77球、2奪三振、被安打7、失点4、自責点4でした。
最後となる巨人戦、試合前にはいろんなことを思い出しました。いい勝負ができたこと、打ち取ったこと、やられたこと……。巨人とは節目節目で当たることが多く、思い出深い試合もたくさんありました。そして最後は、悔いのないようにという気持ちでマウンドに上がりました。
真っ直ぐの走り具合や変化球の制球は、前回の中日戦と同じぐらいの調子でした。初回はゴロを打たせる思いどおりの投球で三者凡退。まずまずの立ち上がりだったと思います。打つほうでは、初回ランナー1、2塁の場面で、タイミングを合わせて強く振ることだけを考えたバッティングでタイムリーヒット。運良くバットに当たってくれて、チームに貢献できてよかったです。
しかし2回、阿部選手にヒットを打たれた直後、仁志選手に2ラン本塁打を打たれてしまいました。インコース寄りの真っ直ぐだったのですが、失投したという意識はなく、うまく運ばれてしまった感じです。4回には村田選手に二塁打を打たれ、計4失点。投げたスライダーは甘くはなかったと思うのですが、ぴったり合わせられてしまいました。打線の活躍で助けられて勝つことはできましたが、4失点は反省材料です。
次回はいよいよ最後の登板になります。有終の美を飾りたいのはもちろんですが、それと同時に、悔いのないピッチングをして終わりたいと思っています。ずっと甲子園で投げてきたその思い出を胸に、一球一球に気持ちを込めて投げたいです。

☆浜中選手(10/1)
たくさんの応援、ありがとうございました。
皆さんからの後押しがあって、2年ぶりの優勝を決めることが出来ました。おかげ様で、いい経験をさせてもらいました。開幕前は自分自身も含め、こんな良い秋になるとは思ってもみませんでした。交流戦から1軍に合流。あの胴上げの輪の中に、自分がいることなんか、夢にも出てこなかったくらいでしたから。今でも実感はありません。
つくづく、僕は幸せも者だな~と感じますよ。ファンの皆さんからの激励のメッセージや、応援メッセージ。そして、お祝いメッセージ。本当にありがとうございます。これまで心温かいメッセージで何度、勇気づけられたか、わかりません。今度は僕たちがファンの方々に恩返しする番です。9月29日。セリーグ制覇でまずは最初の恩返しをするこが出来ました。
でも、まだ続きはあります。今後こそ、日本一に。監督も言っていましたが、「忘れ物」を取り戻しに行きたいと思います。
もう、一度、ファンの皆さんと喜びをわかち合いたいです。そして、もう一回。最高のビールかけをしたいと思います。めっちゃ楽しかったです。赤星さんのコスプレにはビックリしましたけどね。
次回は僕も何か、用意したいと考えています。こうご期待!!
きのうは久しぶりのスタメンで少し、緊張しました。試合には負けましたけど、結果を出すことが出来たし、感覚も戻ってきたと思います。
公式戦も残りわずか。日本シリーズはありますが、最後まで全力で頑張りたいと思います。
これからも応援よろしくお願いいたします。
10月1日。午前11時4分。ホテルにて。

☆赤星選手(9/29)
行ってきます!
おはようございます。
いよいよです。シチュエーションは整いました。
最高の一日にしたいと思っています。
最高の一日に出来たら・・・皆様に喜んでもらえるような?ビールかけ考えています。(早くビールかけした~い!?)
それでは行ってきます。
9月29日 AM 11時50分 赤星 憲広

☆金本選手(9/29)
やりました。2002年に星野前監督がタイガース監督に就任して、阪神電鉄本社、球団フロントの性質、体質が変わりました。いわば新生タイガースのV2ですね。僕がタイガースに来て3年目で2回も優勝できて本当に幸せです。タイガースに呼んで下さった星野前監督、阪神球団に本当に感謝です。そして毎日、甲子園でもアウエーでも阪神ファンで満員にして声援を送り続けてくれたファンにも感謝です。ともかく残り試合を頑張って日本シリーズに向けてまた頑張ります。

☆藤本選手(10/3)
優勝したでー!!!
ついに、セリーグ優勝決まりましたー!
本当にすごいご声援ありがとうございました。
岡田監督の胴上げに感激ー!
喜びをかみしめる間もなく、皆さんのそして僕の予想どおり(!?)
グランドを引きずりまわされて・・・
でも、今回はひとり浅井選手も道づれにできました(笑)。
こんなにうれしい痛みなら、何度でも味わいたいです。
残り試合そして日本シリーズにむけて、打撃も守備もまだまだ練習!
気を引き締めて、頑張ります!
日本一のファンの皆さんに応えられるよう、僕たちも日本一になります!

☆福原選手(10/3)
 昨日、神宮でのヤクルト戦後に銀座で選手主催の祝勝会がありました。ナイターの後だったんですが、みんな夜遅くまで(朝早くまで?)大騒ぎして、楽しかったですね。やっぱり優勝っていいもんですね。つくづくそう思いました。ちょっと二日酔い気味ですけど・・・。
 今日は1日、休みをもらったんで、大夢(ひろむ)に会ってきました。生まれた直後にも抱っこしたんですが、まだそんなに日にちは経っていないのに、またちょっと大きくなった気がしました。優勝して、長男も誕生して、今年はボクにとって本当にいい1年になりました。
優勝が決まった9月29日もしっかり岡田監督を胴上げしましたよ。いい位置をキープできたし。その夜のビールかけでは、球団から用意されたゴーグルをしっかりハメていたんですが、やっぱり目が痛かった。体中にビールを浴びるなんて、プロ野球選手以外にはやらないことないでしょうが、本当に痛いんです、これが・・・。でも楽しい。キャンプから1年間、苦しい練習に耐えて、厳しい試合を戦ってきて、そんなことすべてが報われた瞬間ですから。まだ日本シリーズがあります。もう一回、岡田監督を胴上げして、そしてもう一回、ビールを体いっぱいに浴びたいですね。

☆久保田選手(10/1)
優勝しました!!
皆様の熱い応援のおかげで2年ぶりの優勝をすることができました!!優勝できて本当にうれしいです。最後はハラハラさせてしまいましてすみませんでした・・・。ここで抑えたら優勝だ!!というプレッシャーで少し力んでしまいました・・・。
ビールかけは2年前よりも一段と気持ちよかったです!!最高でした!!今年中にもう一度ビールかけをやりたいです!!!!
日本シリーズをベストの状態で戦えるよう頑張ります。

☆下柳選手(9/18)
球団内外の人達の協力、そしてファンの皆さんの応援のおかげで
自己新の12勝目を挙げる事が出来ました。
これに満足せず、まだまだ練習して記録を伸ばしたいと思います。
優勝という大きな目標もあるので一試合、一試合大事にしていきます。
それが最後にはチームへもファンの皆さんへも、恩返しになると確信しています。
皆さんの、そして自分の最高のシーズンにします。
これからも、応援お願いします。


   井川選手のメッセージは少し気になりますね。



定着する呼称「アホバカ議員」

2005年10月03日 10時03分22秒 | 教育 

すごいですねえ

◇小泉「アホバカ300議席」の恐怖
  片山さつき、佐藤ゆかりも当選し「改憲&大増税」
  (『週刊現代』10月1日号)

◇政局迷走 あほバカ「小泉チルドレン」の大乱
  ”大奥の反乱”!?ゆかりタン、片山さつき山拓派入り/ボンボン杉村太蔵の悪評
  (『週間実話』10月13日号)

◇小泉チルドレンアホバカ実態「センセイ、それは勘違いです!」
  片山さつき、佐藤ゆかり、猪口邦子、井脇ノブ子ほか・・・秘書たちも口アングリ
  (『週間ポスト』10月14日号)

週刊誌各誌がだした新聞広告の見出しのコレクションです。
「アホバカ」とは国会議員を言ってるのです。
彼らを飼っておくのに年間1億の税金を使うのです。
願わくは、週刊誌各誌は、次の選挙まで彼らの言動、仕事ぶりを徹底的に追求し、逐一誌上で報告してもらいたい。が、おそらくすぐ忘れる。
所詮、アホバカ週刊誌のやることではある。



    

栗実る

2005年10月02日 08時29分42秒 | 教育 
 ここ数日 涼しい日が続いています。一気に栗が色づいて、落ちはじめました。
 六本ほどある栗の木の4本はは山栗、柴栗で粒が小さいのですが甘みが強く美味です。
 花の時期に一度だけ、消毒という名の着毒をしたきりですから、虫食いが大変多い。まともなのは三分の一くらいか。
 栗ご飯、栗100%のきんとん、干し栗にと配偶者は手間で大変ですが、楽しみです。
 この栗のつやのある明るい茶色は実りの秋を実感します。


      

父さん 優勝したね 岡田陽集

2005年10月01日 11時11分54秒 | 教育 
阪神優勝の翌日朝刊各紙(スポニチ、毎日、日経、ディリースポーツ、朝日、赤旗、9月30日付)に目を通しました。
阪神優勝関連記事のなかで最も読ませたのは『ディリースポーツ』の次の記事、『ディリースポーツ』さん、すみません転載させて下さい。

《父・岡田彰布へ 長男・陽集からの手紙 「父さん優勝したね」
 父さん、おめでとう。2軍監督時代、2年前の1軍コーチでの優勝はあるけど、1軍監督としての優勝の日がこんなに早く来るなんて・・・。もちろん父さん自身の大きな目標だったけど、僕ら家族にとっての目標でもあったから本当にうれしい。
 父さんが1軍監督になったら、絶対優勝できるってぼくは思ってた。だから「やっぱり優勝したね」というのが正直な気持ち。それくらい家族が思い込まないと・・・。そう信じていないと・・・。
 1軍の監督になるまで長かったけど、僕はずっと「優勝できる」って思っていたよ。
 野球を毎晩見ていると結構疲れる。母さんと2人で、真剣に見ているんだから・・・。試合によっては晩ご飯の時間も変わってしまう。ちゃんと見てないと、父さんが帰ってきた時に、話についていけなくなるでしょ。新聞にも書いてあったけど、父さんは「主語」を省いてしゃべることがあるから・・・。トラ番記者の人と同じで、家庭でも野球の話をする時は緊張感たっぷりだよ。
 父さんの集中力はすごい。仕事に行く前、帰ってきた後、少しの時間でもパズルやパソコンゲームの「スパイダーソリティア」をしてるでしょ。僕がクリアできないような難関なものに、何度も挑戦してるもんね。
 家のテレビで一緒に野球を見てた時も「そこの醤油取って」って言っても気がつかず、知らん顔してた時あったでしょ。「集中してみてるんだなぁ・・・」と感じたけどそれが野球への情熱、選手への愛情につながってるんだろうね。2軍の監督時代、よく「選手を辞めさせなくちゃいけないのが嫌だ」って言ってたね・・・。
 父さんがビール、たまに僕がチューハイを飲みながら話す時は、野球よりゴルフの話が一番楽しそうだよね。野球の試合で勝った時は監督の顔だけど、僕と一緒にゴルフしているときは父さんの顔になる。それだけプロ野球の監督って言う仕事はハードなんだと思う。
 現役を引退したとき、いつかは阪神の監督になって優勝することが目標だった。それが実現できた。お疲れさまって言いたいけど、父さんはまた新しい目標に向かって進む。
 これまでと同じように、僕は父さんを信じて応援するよ。》
  
 岡田陽集氏・・岡田彰布氏長男 1985年7月15日生まれ20歳 大阪大学基礎工学部システム科学科在学中