活動日誌No215を作成した。
腹づもりでは、中学校卒業式での祝辞をメインにして作成し、3月中に折り込みできるよう作成しようと考えていたのだが、議会定例会のあれこれがあって、結局作成できなかった。
定例会が閉会し、市議会報告の作成・発注も済んで、やっと活動日誌の作成に取りかかり、昨日からの2日間で作成することができた。
もっとも作成が進まなかったもう一つの理由は、コラム記事のアイデアが浮かばなかったことにある。知人と話している中でテルテル坊主の話題になり、テルテル坊主の意外なネタ話があったことを思い出したことから、大筋の記事の構成が見えた。感謝の一言だ。とにかくここのアイデアが出ないと前に進めないのだから。
アイデアさえ浮かべばこちらのもの。コラムの文章を枠内に収めるとともに、星の位置を揃えることに注意しながらまとめるために、文章を切ったり貼ったり、言葉を置き換えたり試行錯誤を繰り返し、まとめ上げた。実は、コラムが最大の山場。作成は峠をこえ、その後は順調に進んだ。
地元の新聞折り込みは、早ければ4月7日・・微妙だなぁ・・やっぱり14日になるかな。中面は、すでに本ブログで詳しく掲載した、2月定例会の討論と、中学校卒業式の祝辞の概要。一足早く公開したい。
まずは紙面のイメージから。
■コラム
雨がなくて畑が乾いている。水不足を心配する声を聞く。思い出すのは1994年の渇水。春からの少雨が原因の水道断水や農作物被害が大問題だった▼「ぼく、あめふりお」という本がある。雨降りがつきまとうてるてる坊主のお話だ。今年なら、連れてきてとみんな望むだろう▼てるてる坊主は元来、晴れを願う。中国から伝わり、もともとの名は掃晴娘という女の子。日本で、坊主つまり男の子に変わった▼中国等の伝来ものは日本にたくさんある。元号や漢字、仏教、七夕伝説もそう。日本の文化は外国との交流で発展してきた証だ▼最近、韓国等へのヘイト(憎悪を煽る)を売りにする雑誌が目立つ。歴史は、互いの理解と交わりで、新しい価値の創造を求めていると思うのだが。
■いわき市議会2月定例会
事実上の公共料金値上げなどに反対し討論しました
プレミアム付商品券で質疑も
いわき市議会2月定例会が2月21日から3月14日まで開かれました。質問通告(2月18日)の直前の2月14日に左顔面がマヒしていることに気が付き、同15日、診察の上、即日1週間の入院となったために、準備をすすめていた一般質問は断念。退院後の在宅治療等もあり、結果的に代表質問と一般質問を行った本会議をほぼ欠席しました。3月4日の一般質問から議会に復帰し、常任委員会と特別委員会の審議に加わり、定例会最終日には追加提案のプレミアム付商品券関連補正予算案への質疑に立ち、また、議案に対する討論を行いました。
定例会には118議案が提案され、71議案に賛成し47議案に反対しました。
内訳は、10月に消費税が10%に増税することに伴う公共料金の値上げ関係の44議案、2019年度の一般会計予算案、被保険者資格証明書の発行を継続する国民健康保険事業特別会計予算案、また、下水道料金の引き上げを前提とした下水道事業会計予算案です。
討論の持ち時間は30分ですが、討論原稿は9,332字、約28分の発言となりました。
事実上の公共料金値上げ
消費税増税関連議案は64件でしたが、全部に反対しませんでした。
中には、市の委託を受ける指定管理者が利用料等を収納して消費税を納める場合や、水道事業等の企業会計のように事業として消費税を納める必要がある議案が含まれています。
これらの議案が否決された場合、民間事業者等の収益不足を招き、経営に悪影響を押し付けることになりますから、引き上げもやむを得ないものと考えているのです。
一方、一般会計の収入となる使用料等の消費税には、納税の必要がありません。従って事実上の公共料金の値上げです。これらには、消費税に反対というより、公共料金の引き上げは必要がないという観点から反対することにしました。
討論では、これらの問題点の外、消費税に関して以下の問題点を上げました。
① 所得に応じて負担する累進性に乏しく、所得が少ないほど負担が重い逆進性がある税制である。
② 増税分が社会保障や年金等にしっかり回されず、国民に別の新たな負担を求めてきた。
③ 2018年度までの消費税収が合計372兆円で、輸出大企業などに有利な法人3税の減税が291兆円。事実上、大企業の減税財源になっている。
④ 経済対策のキャッシュレス決裁によるポイント制度は、低所得者程クレジットカードの利用が少ない上、福島県民のクレジット契約率は全都道府県の下から10番目で市民への還元も少なく、経済対策効果は小さいと考えられる。
⑤ 酒類等を除く食料品等への軽減税率は8%の据え置きであり、経済刺激効果は乏しい。
善意に反する入隊激励会
一般会計では、消費税増税に伴う事実上の値上げ分の収入を見込んでいる外、2つの反対理由を上げました。
一つは、自衛隊の新入隊員の激励会経費を見込んでいること。
新入隊員は、震災時の自衛隊の活動に感謝するとともに、市民のため、国のためにがんばりたいという初心をもって入隊しています。
ところが、安倍政権のもとで憲法違反と指摘される集団的自衛権に基づく安保法制で、アメリカ軍等と軍事行動を共にすることが自衛隊に新たに課せられ、「国のためにがんばる」を超える任務が押し付けられています。
この実態は、新入隊員たちの善意や使命感に反するものであり、激励会の開催はふさわしくないと考えていることです。
普及拡大はリスクの拡大――個人番号制度
二つ目に、個人番号(マイナンバー)関連予算です。
この制度に基づく個人番号カードの発行は、全国で12.2%、本市では9.8%にとどまり国民に受け入れられていません。
政府は普及のために、カードの機能を拡大しようと検討しています。しかし、機能の拡大は個人情報流出の危険性を拡大することになりかねず、問題があります。
採決の結果は、全議案の原案通りの可決でした。
■プレミアム付き商品券はお知らせをお待ちください
消費税増税に伴うプレミアム付商品券は、2万5,000円分を2万円で販売する計画ですが、国の決定が遅かったため、詳細検討はこれからです。一定の基準を満たす所得の少ない方や子育て世代が対象ですが、市のお知らせに注意していて下さい。
■卒業式で祝辞を贈りました。
入遠野中学校、入遠野小学校の卒業式に出席しました。中学校での祝辞の太陽です。
祝 辞
春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる。
季節の良さを語った清少納言の随筆「枕草子」の一節です。
春の良さはあけぼの、すなわち夜が明ける頃だけではなく、現代なら卒業も良さの一つです。卒業と、それに伴う新たな出会いが、この季節に特別の意味を持たせるからです。
私は、「春はあけぼの」のフレーズに中学か高校の教科書で出会いました。以来、40年を超える長い歳月、私の傍に寄り添っています。
同じように、小学校の音楽で出会った歌「サモアの島」があります。サモア国は、ラグビーワールドカップで本市がホストタウンとなっていますが、歌のおかげで昔からよく知っているような親しみを持つ国で、今後も変わらないでしょう。
みなさんも、これまで小学校、中学校で様々なものと出会い、新しい生活では新しい仲間、新しい勉強と出会い、自分自身をいっそう磨き上げるでしょう。
今日の卒業式では、仲間との変わらぬ友情を確認し、これから始まる新たな出会いへの希望を育んでいただきたい。そして、自らを鍛え成長させる努力で「生きる力」を育てていただき、主権者として、18歳になれば与えられる選挙権を通して、社会を選択する力を育てることに努力をしていただきたいと思います。
卒業おめでとうございます。
後 記
ご心配をかけました。左顔面麻痺は、議会を初めて欠席させていただき早期に治療を開始したこともあって、動かせなかった左顔面も動くようになるなど症状が改善してきました。左目に涙がたまるなどまだ多少の自覚症状がありますので、引き続き養生したいと思います。市議会には3月4日から復帰し、日常の活動に戻っています。新年度を迎え改めて、情報を伝えていきます。引き続きご愛顧をお願いします。
腹づもりでは、中学校卒業式での祝辞をメインにして作成し、3月中に折り込みできるよう作成しようと考えていたのだが、議会定例会のあれこれがあって、結局作成できなかった。
定例会が閉会し、市議会報告の作成・発注も済んで、やっと活動日誌の作成に取りかかり、昨日からの2日間で作成することができた。
もっとも作成が進まなかったもう一つの理由は、コラム記事のアイデアが浮かばなかったことにある。知人と話している中でテルテル坊主の話題になり、テルテル坊主の意外なネタ話があったことを思い出したことから、大筋の記事の構成が見えた。感謝の一言だ。とにかくここのアイデアが出ないと前に進めないのだから。
アイデアさえ浮かべばこちらのもの。コラムの文章を枠内に収めるとともに、星の位置を揃えることに注意しながらまとめるために、文章を切ったり貼ったり、言葉を置き換えたり試行錯誤を繰り返し、まとめ上げた。実は、コラムが最大の山場。作成は峠をこえ、その後は順調に進んだ。
地元の新聞折り込みは、早ければ4月7日・・微妙だなぁ・・やっぱり14日になるかな。中面は、すでに本ブログで詳しく掲載した、2月定例会の討論と、中学校卒業式の祝辞の概要。一足早く公開したい。
まずは紙面のイメージから。
■コラム
雨がなくて畑が乾いている。水不足を心配する声を聞く。思い出すのは1994年の渇水。春からの少雨が原因の水道断水や農作物被害が大問題だった▼「ぼく、あめふりお」という本がある。雨降りがつきまとうてるてる坊主のお話だ。今年なら、連れてきてとみんな望むだろう▼てるてる坊主は元来、晴れを願う。中国から伝わり、もともとの名は掃晴娘という女の子。日本で、坊主つまり男の子に変わった▼中国等の伝来ものは日本にたくさんある。元号や漢字、仏教、七夕伝説もそう。日本の文化は外国との交流で発展してきた証だ▼最近、韓国等へのヘイト(憎悪を煽る)を売りにする雑誌が目立つ。歴史は、互いの理解と交わりで、新しい価値の創造を求めていると思うのだが。
■いわき市議会2月定例会
事実上の公共料金値上げなどに反対し討論しました
プレミアム付商品券で質疑も
いわき市議会2月定例会が2月21日から3月14日まで開かれました。質問通告(2月18日)の直前の2月14日に左顔面がマヒしていることに気が付き、同15日、診察の上、即日1週間の入院となったために、準備をすすめていた一般質問は断念。退院後の在宅治療等もあり、結果的に代表質問と一般質問を行った本会議をほぼ欠席しました。3月4日の一般質問から議会に復帰し、常任委員会と特別委員会の審議に加わり、定例会最終日には追加提案のプレミアム付商品券関連補正予算案への質疑に立ち、また、議案に対する討論を行いました。
定例会には118議案が提案され、71議案に賛成し47議案に反対しました。
内訳は、10月に消費税が10%に増税することに伴う公共料金の値上げ関係の44議案、2019年度の一般会計予算案、被保険者資格証明書の発行を継続する国民健康保険事業特別会計予算案、また、下水道料金の引き上げを前提とした下水道事業会計予算案です。
討論の持ち時間は30分ですが、討論原稿は9,332字、約28分の発言となりました。
事実上の公共料金値上げ
消費税増税関連議案は64件でしたが、全部に反対しませんでした。
中には、市の委託を受ける指定管理者が利用料等を収納して消費税を納める場合や、水道事業等の企業会計のように事業として消費税を納める必要がある議案が含まれています。
これらの議案が否決された場合、民間事業者等の収益不足を招き、経営に悪影響を押し付けることになりますから、引き上げもやむを得ないものと考えているのです。
一方、一般会計の収入となる使用料等の消費税には、納税の必要がありません。従って事実上の公共料金の値上げです。これらには、消費税に反対というより、公共料金の引き上げは必要がないという観点から反対することにしました。
討論では、これらの問題点の外、消費税に関して以下の問題点を上げました。
① 所得に応じて負担する累進性に乏しく、所得が少ないほど負担が重い逆進性がある税制である。
② 増税分が社会保障や年金等にしっかり回されず、国民に別の新たな負担を求めてきた。
③ 2018年度までの消費税収が合計372兆円で、輸出大企業などに有利な法人3税の減税が291兆円。事実上、大企業の減税財源になっている。
④ 経済対策のキャッシュレス決裁によるポイント制度は、低所得者程クレジットカードの利用が少ない上、福島県民のクレジット契約率は全都道府県の下から10番目で市民への還元も少なく、経済対策効果は小さいと考えられる。
⑤ 酒類等を除く食料品等への軽減税率は8%の据え置きであり、経済刺激効果は乏しい。
善意に反する入隊激励会
一般会計では、消費税増税に伴う事実上の値上げ分の収入を見込んでいる外、2つの反対理由を上げました。
一つは、自衛隊の新入隊員の激励会経費を見込んでいること。
新入隊員は、震災時の自衛隊の活動に感謝するとともに、市民のため、国のためにがんばりたいという初心をもって入隊しています。
ところが、安倍政権のもとで憲法違反と指摘される集団的自衛権に基づく安保法制で、アメリカ軍等と軍事行動を共にすることが自衛隊に新たに課せられ、「国のためにがんばる」を超える任務が押し付けられています。
この実態は、新入隊員たちの善意や使命感に反するものであり、激励会の開催はふさわしくないと考えていることです。
普及拡大はリスクの拡大――個人番号制度
二つ目に、個人番号(マイナンバー)関連予算です。
この制度に基づく個人番号カードの発行は、全国で12.2%、本市では9.8%にとどまり国民に受け入れられていません。
政府は普及のために、カードの機能を拡大しようと検討しています。しかし、機能の拡大は個人情報流出の危険性を拡大することになりかねず、問題があります。
採決の結果は、全議案の原案通りの可決でした。
■プレミアム付き商品券はお知らせをお待ちください
消費税増税に伴うプレミアム付商品券は、2万5,000円分を2万円で販売する計画ですが、国の決定が遅かったため、詳細検討はこれからです。一定の基準を満たす所得の少ない方や子育て世代が対象ですが、市のお知らせに注意していて下さい。
■卒業式で祝辞を贈りました。
入遠野中学校、入遠野小学校の卒業式に出席しました。中学校での祝辞の太陽です。
祝 辞
春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる。
季節の良さを語った清少納言の随筆「枕草子」の一節です。
春の良さはあけぼの、すなわち夜が明ける頃だけではなく、現代なら卒業も良さの一つです。卒業と、それに伴う新たな出会いが、この季節に特別の意味を持たせるからです。
私は、「春はあけぼの」のフレーズに中学か高校の教科書で出会いました。以来、40年を超える長い歳月、私の傍に寄り添っています。
同じように、小学校の音楽で出会った歌「サモアの島」があります。サモア国は、ラグビーワールドカップで本市がホストタウンとなっていますが、歌のおかげで昔からよく知っているような親しみを持つ国で、今後も変わらないでしょう。
みなさんも、これまで小学校、中学校で様々なものと出会い、新しい生活では新しい仲間、新しい勉強と出会い、自分自身をいっそう磨き上げるでしょう。
今日の卒業式では、仲間との変わらぬ友情を確認し、これから始まる新たな出会いへの希望を育んでいただきたい。そして、自らを鍛え成長させる努力で「生きる力」を育てていただき、主権者として、18歳になれば与えられる選挙権を通して、社会を選択する力を育てることに努力をしていただきたいと思います。
卒業おめでとうございます。
後 記
ご心配をかけました。左顔面麻痺は、議会を初めて欠席させていただき早期に治療を開始したこともあって、動かせなかった左顔面も動くようになるなど症状が改善してきました。左目に涙がたまるなどまだ多少の自覚症状がありますので、引き続き養生したいと思います。市議会には3月4日から復帰し、日常の活動に戻っています。新年度を迎え改めて、情報を伝えていきます。引き続きご愛顧をお願いします。
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